スズキ:大型の新型船外機「DF325A」を発表
- 2018/01/21
- Motor Fan illustrated編集部
スズキは、1月20日~28日にドイツ・デュッセルドルフで開催されている「デュッセルドルフ国際ボートショー」において、大型の新型船外機「DF325A」を発表した。
「DF325A」は、スズキ船外機のフラッグシップモデル「DF350A」と共通の、二重反転プロペラなどの最新技術を備えた大型船外機。最大325馬力の優れた出力性能を発揮し、レギュラーガソリン(オクタン価91以上に相当)で幅広い用途に使用できる。ハイオクガソリンに比べ一般的なレギュラーガソリンで使用可能な高出力モデルを追加することで、より多くの国や地域の顧客が使えるようにした。
「DF325A」は日本で生産し、2018年春よりアジア、中南米を中心に、欧州、日本など世界各国で順次販売していく。デュッセルドルフ国際ボートショーには、この他に「DF2.5」から「DF350A」まで、30モデルの船外機を展示する。
【新型船外機「DF325A」の主な特長】
・コンパクトな新型エンジン
4ストロークV型6気筒エンジン(排気量4,390cm3)で、レギュラーガソリンが使用可能。外部の空気をエンジン内部に効率的に取り込むスズキ独自の「スズキデュアルルーバーシステム」を採用。燃料インジェクターはデュアル配置で、運転状況によってリーンバーンを用いる。VVTを吸気側に備える。最大出力は名称のとおり、325馬力を発揮する。容積比は12とし、これはスズキ船外機のラインアップ中最大値。
・スズキ独自の二重反転プロペラ「スズキ・デュアルプロップシステム」
反転する2枚のプロペラを組み合わせることで、エンジン出力をより効率的に推進力に変換。さらに小型化したギヤケースが水中抵抗を低減することで、高い走行性能と直進安定性を実現する。ドライブシャフトはオフセット配置としエンジンのコンパクト化に寄与、さらに二段減速ギヤによってエンジントルクを大幅に高めた。最終減速比は2.29。
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