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マグナ:ライティング事業の拡張のためチェコのWIPACを買収

  • 2019/11/26
  • Motor Fan illustrated編集部
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Wipacが開発したヘッドランプの例。ベントレー・ミュルザンヌのLEDヘッドランプ。

マグナは、チェコ共和国のオストラバが本拠地の高級車用ライティングのエンジニアリング・サプライヤーであるWipac Czech s.r.o.を買収することで基本合意に至ったことを発表した。マグナとしては二度目のライティング事業買収、規制当局の承認を取得し、2019年11月25日までに買収完了する予定。

 Wipac Czech s.r.o.のエンジニアリングチームは、主に欧州のラグジュアリーブランド向けに自動車用ヘッドランプをデザイン、開発している。40名以上のエンジニアを擁し、アストンマーティン、ベントレー、ロールス・ロイス、マクラーレン、ランボルギーニ、ブガッティ、アウディ、ダイムラー、 BMW、ポルシェなどの高級ブランド向けの納入実績が豊富で、有意な技術能力を持ち合わせている。

 マグナ メカトロニクス / ミラーズ / ライティングのプレジデント
であるJohn O’Hara氏は「特に欧州自動車メーカー向けのヘッドランプ事業だけでなく、世界市場でのマグナのライティング事業の成長に、Wipac Czech が重要な役割を果たすと思っています」とし、「エレクロニクスとセンサーの統合レベルが上がっているだけでなく、スタイリングで車両の差別化を図る現在の業界トレンドから、マグナにとって、ライティング事業は、戦略的成長分野であります」とコメントしている。

 リヤランプの市場リーダーである OLSA S.p.A.の買収(2018年)に続き、このWipac Czech s.r.o.の買収により、マグナは、北米市場の拠点数を追加し、世界で合計11のライティング生産拠点と3つのエンジニアリングセンターを数えるようになる。これにより、マグナは、世界のキーとなる自動車生産市場で先進的なヘッドランプとリヤランプ製品をデザイン、開発、生産できる能力を持ち合わせることになる。

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