サービス概念図 住友ゴム:タイヤ空気圧管理ソリューションサービスの実証実験を開始
- 2020/10/07
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MotorFan編集部
住友ゴム工業は、新出光およびそのグループ会社であるイデックスオート・ジャパン、住友ゴム工業提携先のトライポッドワークス、販売子会社であるダンロップタイヤ九州と協業し、タイヤの空気圧や温度をリモート監視することができる空気圧管理ソリューションサービスの実証実験をこのほど開始した。これにより、安全運転をサポートするサービスとしての有効性、メンテナンス時間短縮、作業負荷軽減、作業ミス防止等の具体的な効果を検証し、安全性、経済性の向上に貢献するビジネスモデル構築を図っていく。
今回住友ゴムが開始した実証実験は新出光の車両リース事業である「ラクのり」の車両30台およびイデックスオート・ジャパンのレンタカー事業である「Budgetレンタカー」の車両500台に対して、タイヤの空気圧や温度をリモート監視できるサービスを福岡県、宮崎県および鹿児島県で行い、その効果を検証するもの。タイヤに装着したTPMS(Tire Pressure Monitoring System:タイヤ空気圧監視システム)で得た情報はクラウドを通じて確認でき、メンテナンス作業の負荷を軽減するだけでなく適正な空気圧維持によって走行時の燃費向上につながるなど、安全・安心な走行に貢献する。また、「ラクのり」契約者には、最新の測定値を「ラクのり お客さま専用マイページ」で閲覧できるようにすることで、サービス全体の質と利便性の向上を検証していくという。
住友ゴムでは、CASE/MaaSといった自動車業界の変革に対応していくため、タイヤ開発および周辺サービス展開のコンセプト「スマートタイヤコンセプト」を掲げ、タイヤ空気圧管理ソリューションサービスの展開を進めている。
タイヤの空気圧不足はパンクの原因の一つであるとともに、燃費や走行性能の低下にもつながることから、定期的なメンテナンスが重要だ。また、自動運転の普及によるドライバーレス社会では、今まで以上にメンテナンスフリーが求められており、今回実証実験を開始したタイヤ空気圧をリモート監視するシステムは、自動運転車両の安全・安心にもつながるソリューションサービスと言える。
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