豊田自動織機:「磁気ガイド式」「レーザーSLAM式」「レーザーリフレクタ式」「有人運転」の 4パターン自動運転フォークリフトを発売
- 2021/04/19
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MotorFan編集部
トヨタL&Fは、「磁気ガイド式」「レーザーSLAM式」「レーザーリフレクタ式」「有人運転」の 4パターン運転を実現する日本初の自動運転フォークリフトを発売、また「Rinova AGF」に新機能を追加した。
豊田自動織機トヨタL&Fカンパニーは、自動運転フォークリフト「Rinova AGF※1(リノバ エージーエフ)」に、レーザーリフレクタ誘導機能を新たに追加した自動運転フォークリフトの日本国内販売を、2021年5月より開始する。
レーザーリフレクタ式とは、作業エリアに設置された反射板の位置をレーザースキャナで検出することにより、フォークリフトが自己位置を検知しながら自律走行・稼働するシステムである。積み込みや荷下ろしなど、高度な作業精度が求められる荷役にも適している。今回新たな機能を追加することにより、「磁気ガイド式」「レーザーSLAM式※2」「レーザーリフレクタ式」の自動運転3パターンと「有人運転」の計4パターンから運転モードの選択と組み合わせが可能になる日本初※3のフォークリフトである。
近年、eコマース市場拡大に伴う物流倉庫の増加や労働力不足を背景に、物流現場の効率化・自動化が課題となっていることから、2017年12月に磁気ガイド式の新型自動運転フォークリフト「Rinova AGF」を発売した。また、2019年6月には、賃貸型物流倉庫の増加により、床面に走行ガイドとして磁気棒を埋め込む工事が不要なガイドレスタイプの製品ニーズの高まりをうけ、「レーザーSLAM式」機能を追加した。トヨタL&Fでは、長距離走行のガイドレス化に適したレーザーSLAM式に加え、レーザーリフレクタ式を導入することで、走行から荷役まで、床面工事不要で導入したいユーザーの強い要望に応えた。
開発にあたっては、各パターンに応じた誘導ロジックと周囲環境に応じた自己位置推定ロジックの円滑な切り替えを達成することで、運転モード変更時もシームレスな走行を実現した。従来の磁気ガイド式機能も備えており、1台で、倉庫の形態や作業に応じて運転パターンを選択し、幅広いシーンでユーザーは活用できる。
本製品は、2021年4月6日(火)にリニューアルオープンするトヨタL&Fカスタマーズセンター東京でも展示しており、稼働する様子を実際に見ることができる。
※1 Automated Guided Forklift(自動運転フォークリフト)の略
※2 Simultaneous Localization and Mapping(自己位置推定と環境地図作成を同時に行う技術)の略
※3 豊田自動織機調べ
製品基本情報
定格重量:1.0t~3.0tまで6種類
価格:オープン
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