Tech|テクノロジーがわかるとクルマはもっと面白い。未来を予見する自動車技術情報サイト

  • Motor-Fan[モーターファン]
  • モーターファンバイクス[Bikes]
  1. TOP
  2. ニュース・トピック
  3. ニュース
  4. ルネサス

ルネサス:IoTシステムの迅速な開発、試作を可能にする、モジュール式開発プラットフォーム「クイックコネクトIoT」を発売

このエントリーをはてなブックマークに追加

ルネサス エレクトロニクスは、IoTシステムの迅速な開発、試作を可能にする、革新的なIoTシステム設計プラットフォーム「クイックコネクトIoT」を発売した。

 クイックコネクトIoTは、ルネサスのマイコン開発ボードと、それに接続できる標準化されたインタフェースの小型ボードで構成されている。第一弾として、センシング用途に向けて、ルネサスのセンサを搭載した各種センサモジュールとソフトウェア群の提供を開始した。これにより、センサとマイコンを簡単に組み合わせられるだけでなく、ソフトウェアコーディングの負荷を大幅に軽減できるため、カスタムIoTシステムの開発、試作を迅速かつ容易に行うことができる。

 クイックコネクト IoTの構築にあたっては、Pmodペリフェラルモジュールを規格したDigilent, Inc.社と協力し、GPIOによるスタンバイ制御やリセット制御による低消費電力化など、より広い範囲をカバーし柔軟性を高めるために、新たな拡張用I2C Pmodインタフェース「タイプ6A」を開発した。ルネサスは、このPmod 6AコネクタをセンサPmodやマイコン開発ボード用の標準インタフェースとして装備する。これにより、ユーザはIoTプロトタイプ設計に最適なモジュールを組み合わせて柔軟に評価することができる。マイコン開発ボードに、センサモジュールと通信モジュールをPmodコネクタで接続することにより、センシング、信号処理(マイコン)、通信機能を持つカスタムIoTシステムを早期に実現可能だ。また、Pmodをカスケード接続することにより、さらに柔軟にセンサを追加して評価することができる。

 ルネサスはまた、ソフトウェア開発の負荷軽減のために、多種多様なセンサのための共通のソフトウェアAPI(Application Program Interfaces)とHAL(Hardware Abstraction Layer)のコードを再定義し、ルネサスの統合開発環境であるe2 studioに組み込んだ。これにより、ユーザは何百行ものドライバコードを書いてテストする代わりに、使いやすいGUIを通してセンサを選択し、数行のコードを書くだけでセンサを利用可能になるため、開発期間を大幅に短縮できる。

おすすめのバックナンバー

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。 一覧へ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ 一覧へ

3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説

3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説 一覧へ