日立オートモティブシステムズ/ケーヒン/ショーワ/日信工業:経営統合後の社名は「日立Astemo」に
- 2020/10/19
- Motor Fan illustrated編集部
日立オートモティブシステムズ、ケーヒン、ショーワおよび日信工業は、統合会社の商号を「日立 Astemo(アステモ)株式会社」と定めるとともに、事業ブランドの新設を決定した。
2019年10月30日付で発表済みのとおり、CASE分野においてグローバルで競争力のあるソリューションの開発・提供を強化するため、4社は今年度中に経営統合を完了する予定。このたび、統合会社の商号を「日立Astemo」と定めるとともに、事業ブランドの新設を決定した。統合会社は、事業規模の拡大と技術の強みにより、コア事業における技術・ソリューションの競争力を強化し、激変する市場環境に対応していく。
現在、自動車・二輪車業界では100年に一度と言われる大変革時代に直面しており、環境負荷の低減や交通事故削減、快適性のさらなる向上等が求められる中、今後の自動車・二輪車システムの中核である電動化や自動運転、コネクテッドカー等の分野において、競争が激化している。こうした中、サプライヤーにおいても製品の枠組みを超え、ソフトウェアを組み合わせた包括的なソリューションの提供が求められている。統合会社は、ケーヒンのパワートレイン事業、ショーワのサスペンション事業及びステアリング事業、日信工業のブレーキシステム事業におけるそれぞれの優位な技術と、日立オートモティブシステムズがグローバルで有するパワートレインシステム、シャシーシステム、先進運転支援システムの3つのコア事業の強みを組み合わせることで、モビリティ業界において技術でリードする世界的規模のメガサプライヤーをめざす。
統合会社の商号においては、『先進的かつ持続可能な社会に貢献する技術を通じて、安全・快適で持続可能なモビリティライフを提供する』との企業の意志を明確に表現するため「Advanced Sustainable Technology for Mobility」の頭文字を繋げてAstemo(アステモ)とした。この新商号のもと、統合会社が提供していく価値は以下の通り。
■ Advanced Technology
先進的な技術統合に関わる全ての会社の強みが融合し、時代の急激な変化に先駆けた、CASE領域をはじめとするモビリティソリューションを提供。
■ Sustainable Technology
持続可能な社会に貢献する技術私たちの子どもや子孫、未来に緑豊かな地球と安全安心で心豊かな社会を残していく技術を発展。
■ Mobility
安全で快適なモビリティライフ全ての人々がきれいな空気の中で笑顔で過ごすことができ、先進のモビリティで移動する喜びを感じられる社会、交通事故撲滅とともに安全・安心なモビリティ社会の実現に貢献。
新設する事業ブランドは、Astemoの文字から力強さと柔らかさの両方を感じられるようなデザインとした。さらに、AdvancedのAとSustainableのSを一つの線でつなぎアクセントとすることで、各社が1つに繋がり、先進的でサステナブルなモビリティを提供するAstemoが進む道を表している。なお、統合会社は日立グループの一員として日立ブランドを使用していく。
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