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【Uターンに戸惑ったけど】 X-ADVでの街乗りはDCT「Mモード」が超快適。/ホンダ

  • 2019/07/04
  • 佐藤恭央
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●ディテール解説

フロントブレーキには、リッタースポーツバイクと比べても遜色のないラジアルマウントの4ポットキャリパーとダブルディスクを装備。フロントフォークはインナーチューブ径Φ41mmの倒立フォークを採用。
リヤブレーキはABS付きのシングルディスクタイプ。前後ホイールはチューブレスタイヤ対応のステンレス製スポーク仕様。ブロックパターンのタイヤとともに、アドベンチャーテイストを演出している。
全灯火類に高光度LEDを採用。ヘッドライトと同じく、ウインカーやテールランプも先進的なデザイン。張り出したグラブバーの下部に荷掛けフックを装備して、タンデムシートの積載性をアップさせている。
スマートキーシステムのダイヤルスイッチをSEAT FUEL位置に合わせ、下部のスイッチを押すと燃料給油口のフタやシートがオープン。扱い方はすぐに慣れるし、キーを差し込む手間が省けてとても便利。
Hondaスマートキーシステムによりキーを差し込まず、ダイヤルスイッチで、ハンドルロックやシートオープン、給油口のフタの開錠を操作する。盗難抑止効果の高いイモビライザー機構も装備。
液晶ディスプレイは、ラリーレーサーがコマ図を収納するマップホルダーのようでカッコいい。アルミ製テーパーハンドルや大型ナックルガードもオフロードテイストが満喫できる。
液晶ディスプレイには速度計、回転計、温度計、燃料系、距離計、燃費表示、時計、日付、ギアポジション等が表示される豪華版。ハンドルの中央には警告灯などの別体式インジケーターを装備。
左スイッチボックスにはヘッドライトのHi、Low切り替えとホーン、左右ウインカー、ハザードスイッチ、グリップヒータースイッチのほか、マニュアルモードのシフトアップ&ダウンスイッチなどがギッシリ配置されている。
右スイッチボックスにはセルスターターボタンやキルスイッチの他、ニュートラルからDモードとスポーツモードに切り替えるDCTスイッチと、奥にATモードとMTモードの切り替えスイッチを配置。
オフロードバイクにお馴染みの、車体下部をガードするキッドプレートを装備。実際にオフを走らなくても、アドベンチャー気分を盛り上げてくれる。
専用設計のアルミ製スイングアームに、プロリンク式のリヤサスペンションを組み合わせて上質な乗り心地を実現。ダイレクト感のあるチェーン駆動により、スポーツバイクに近い乗り味が実感できる。
フロントサスペンションには減衰力調整機構(伸び側のみ)を装備。右側フロントフォークトップに調整ダイヤルを設置。また、前後サスペンションにはプリロード調整機構も装備。
坂道などで停車する際に重宝するパーキングブレーキを装備。パーキングブレーキの設定と解除は、フロント右下部にあり通じようは車体とフラットになるよう設計されたレバーハンドルで行う。

■主要諸元■

車名・型式:ホンダ・2BL-RC95
全長(mm):2,230
全幅(mm):910
全高(mm):1,345
軸距(mm):1,580
最低地上高(mm):135
シート高(mm):790
車両重量(kg):238
乗車定員(人):2
燃料消費率*1(km/L):
 国土交通省届出値定地燃費値*2(km/h)…40.0(60)〈2名乗車時〉
 WMTCモード値★(クラス)*3…27.0(クラス 3-2)〈1名乗車時〉
最小回転半径(m):2.8
エンジン型式:RC88E
エンジン種類:水冷4ストロークOHC4バルブ直列2気筒
総排気量(㎤):745
内径×行程(mm):77.0×80.0
圧縮比:10.7
最高出力(kW[PS]/rpm):40[54]/6,250
最大トルク(N・m[kgf・m]/rpm):68[6.9]/4,750
燃料供給装置形式:電子式〈電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)〉
始動方式:セルフ式
点火装置形式:フルトランジスタ式バッテリー点火
潤滑方式:圧送飛沫併用式
燃料タンク容量(L):13
クラッチ形式:湿式多板コイルスプリング式
変速機形式:電子式6段変速(DCT)
変速比:
 1速…2.666
 2速…1.904
 3速…1.454
 4速…1.200
 5速…1.033
 6速…0.837
減速比(1次/2次):1.921/2.235
キャスター角(度):27゜00′
トレール量(mm):104
タイヤ:
 前…120/70R17M/C 58H
 後…160/60R15M/C 67H
ブレーキ形式:
 前…油圧式ダブルディスク
 後…油圧式ディスク
懸架方式:
 前…テレスコピック式
 後…スイングアーム式(プロリンク)
フレーム形式:ダイヤモンド

■製造事業者/本田技研工業株式会社

■ライダープロフィール

川越 憲(KAWAGOE Ken)

1967年生まれ。バイク誌を中心に活動するフリーのライター・編集。有限会社遊文社・代表取締役。愛車はBMW R1150GS・BUELL XB9SX・TZR250(1KT)。
早稲田大学第二文学部文芸科卒。在学中からフリーライターとして週刊誌に執筆。一般週刊誌の他、経済誌・科学雑誌・就職情報誌・小動物専門誌等の編集を経て、学生時代からの趣味でバイク専門誌(内外出版社・BiGMACHINE)の編集に携わる。
なお、草野球とバレーボールとアニメ(主に80年代)と映画鑑賞(16mm映写技師免許所持)が好き

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