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タイではホンダ、ヤマハに次ぐ実力!! GPX レジェンド150Sは日本で果たして通用するのか? GPX レジェンド150S|驚愕、新車24万円の150ccミッションスポーツ。 シンプル イズ ベスト!を体現した案外優しい乗り心地。

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GPXのスタンダードマシンが今回試乗するLEGEND150Sだ。

急成長中のタイのモーターサイクルメーカー「GPX」は、GP MOTOR(THAILAND)CO.,LTDという企業が手がけるバイクブランドで、タイ国内ではホンダ、ヤマハの日系ブランドに続いて第3位につけています。2018年6月に「GPX JAPAN」が設立され、日本でも販売網を増やしつつあり、可能性は無限大。まずはスタンダードモデルに乗ってみました。

REPORT●青木タカオ(AOKI Takao) 
PHOTO●山田俊輔(YAMADA Shunsuke)
取材協力●GPX 千葉 クロニクル(https://chronicle521.com)

ネオクラシックな車体に好印象

 こぢんまりとした車体で、スタイルも古典的と言えるほどにシンプル。フロントフォークにはブーツカバーが備わってトラディショナルなムードとしていますし、色遣いもブラック基調のダーク系ですからヨーロッパや日本車でトレンドとなっているレトロモダン、ネオクラシックを意識しているのかもしれません。

 また、燃料タンクはニーグリップするところがくびれていて、テールエンドにはシートカウルも装備し、カフェレーサースタイルとしているのです。そうやってみると、意外とオシャレでさえあります。意外となんて言っては失礼かもしれませんが……。

LEGEND150S……264,000円(消費税10%込み)

 奇をてらわないオーソドックスな車体構成は、万人受けしそうです。車体色は今回乗ったマットブラックのほか、マットグリーン、マットグレーもラインナップし、全3色の設定。細部を見ると高級感があるとは言えませんが、なんといっても税別24万円(税込み264,000円)という価格設定が大きな魅力ではないでしょうか。リーズナブルさを考えれば、パッと見で敬遠する理由はどこにも見当たりません。

乗り手の体格を選ばぬコンパクトなライポジ

 バイアスタイヤを履くクロススポーク仕様のホイールは前後17インチで、小柄ながらもフルサイズの車体と言っていいでしょう。車両重量は130kgと軽く、取り回しも容易ですから乗り手の体格を選びません。シート高は790mmで、足着き性も良好。身長175cmの筆者ですと、両足を出してもカカトまで地面にベッタリ届きます。

 ハンドルは若干持ち上げられ、グリップを握ると上半身が緩やかな前傾となります。小柄な人もジャストフィットするコンパクトなライディングポジションですが、ステップに足を乗せても窮屈さはありません。

 パッセンジャー用のステップも装備し2人乗り可能ですが、シングルシート風にテールカウルが付いて軽快感を強調しているのも好印象です。

 エンジンは4ストローク空冷149ccSOHC2バルブ単気筒で、トランスミッションは6速。なんと吸気系はキャブレターです! 「インジェクションはイヤだ、キャブがいい」というライダーがいらっしゃいますが、「GPX」なら新車が手に入ります。

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