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レクサス レクサス RX 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格

  • 2023/07/03

レクサス RXの新型モデル情報を紹介します。レクサス RXの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。レクサス RX新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。

レクサス RX新型モデルの概要

レクサス RXは、同ブランドのSUVラインアップを代表する人気モデル。1998年に北米で発売され、2022年9月末時点までに、約95の国と地域で累計約362万台を販売している。日本ではトヨタ・ハリアーの名で2代目まで販売(3代目からはハリアーとレクサスRXは別モデルに)。ここで紹介するのは、5代目レクサス RXとなる。

ラグジュアリークロスオーバーSUVとして誕生してから24年。7年ぶりのモデルチェンジを受けて登場したこの5代目RXは、その完成度の高さで大いに注目を集めている。同ブランドのコアモデルだからこそ、守りに入らず変革に挑戦するという想いのもと、走りとデザインを刷新。上質な乗り心地と静粛性を大事にしながら、素性を鍛え上げ、レクサスならではの走りの味を磨いたという。

ラインアップは、下記のようにハイパフォーマンスのハイブリッドを筆頭にし、プラグインハイブリッド、純ガソリンエンジンで構成。

  • RX500h Fスポーツパフォーマンス(搭載エンジン:2.4L直列4気筒ターボハイブリッド)・AWD
  • RX450h+ バージョンL(搭載エンジン:2.5L直列4気筒プラグインハイブリッド)・AWD
  • RX350 バージョンL(搭載エンジン:2.4L直列4気筒ターボエンジン)・AWD/2WD
  • RX350 Fスポーツ(搭載エンジン:2.4L直列4気筒ターボエンジン)・AWD

RX350のみ2グレードを設定。駆動方式はAWDが基本で、RX350バージョンLだけが、AWDのほか2WD(FF)も用意する。

レクサス RXの外観・内装デザイン

低重心で踏ん張り感のあるスタイルなど、基本フォルムが強い存在感を放つレクサス RX。とくに外観で注目を集めるのが、レクサスの新たな「顔」を作り上げたフロントマスクだ。加えて、走りの楽しさを高めるコックピットなど、内装デザインについてもまず見ていこう。

外観:塊を強調したスピンドルボディ

レクサスのフロントマスクを象徴してきたスピンドルグリル。それを発展させ、レクサスの新たなフロントアイデンティティを表現した「スピンドルボディ」を採用した。これは、スピンドルグリルからメッキ枠を外し、塊を強調。ボディとグリルを融合させた、シームレスな表現で新しい独自性に挑戦したものだ。

サイドビューでは、フロントフード先端を上げ、リアウィンドウ後端を下げることで、水平的で低重心な姿勢を作り上げた点にまず注目したい。加えて、先代のRXから取り入れたフローティングピラーを、より立体的に進化させ、これまで以上にスタイリッシュな印象を与えるデザインに仕上げた。

リアコンビネーションランプは、Lシェイプの一文字シグネチャーランプを採用。レンズをボディサイドまで回り込ませることで、ワイドなシルエットを強調している。

内装:新たなコックピット思想を採用

人が馬を操る際に用いる「手綱」に着想を得た「Tazuna Concept」を採用。ステアリングスイッチとヘッドアップディスプレイを高度に連携させ、運転に集中しながらナビやオーディオ、各種機能の制御が可能な空間としたものだ。視線移動や煩雑な操作を伴わないつくりこそ、この新たなコックピットの魅力だ。

センターディスプレイは14インチの大型タッチディスプレイ。多くの機能をディスプレイ内のソフトスイッチに集約した。インストルメントパネルやセンターコンソール周辺のハードスイッチについても、直感的に操作できる最適な配置と形状を追求している。

水平的な空間の広がりを感じさせるインストルメントパネルの作り込みも魅力。メーターフードからドアトリムまで美しくつながる造形によって、開放感ある広がりと乗員全員が包み込まれる空間を両立した。夜間のインテリアを演出するマルチカラーイルミネーションは、14色のテーマカラーと、好みに合わせて選べる50色のカスタムカラーが設定可能だ。

レクサス RXのサイズ・室内スペース

ダイナミックで存在感に満ちたルックスを誇り、対面した者たちを魅了するレクサス RX。エネルギッシュさまで感じるボディは、その半面、サイズとしては大型だ。広く快適性に富んだ室内スペースや、カーゴスペースを含めた収納の面についても、注目ポイントを確認してみよう。

ボディサイズ:ホイールベース延長でも全長は従来同様

ボディサイズは、全長4890㎜×全幅1920㎜×全高1700㎜。先代モデルと比較すると、全幅は25mmワイドになるものの全長は変わらず。全高は5〜10mm低く抑えていて、サイズ感としては先代とほぼ同等だ。

全長は踏襲しながら、ホイールベースは60mm延長し2850mmに。また、トレッドを前15mm、後45mm拡幅し、ヨー慣性モーメントを低減させるパッケージを採用した点が特徴だ。

先代と同等といえども、RXは、NXやUXに比べて大きなボディを持つ。実際、ボディの大きさを感じる場面もあり、それを理由にNXを選ぶユーザーもいるようなので、RXを検討する際は、試乗の機会を得て、ふだん通る道や自宅ガレージなどでその大きさを確認しておきたい。

室内スペース:ゆとりと心地よさにこだわる

前後カップルディスタンスは従来型同様の980mmだが、前席シートバックの薄型化で後席の膝前のゆとりを拡大。同時に、後席シートも37度までリクライニング可能で、ゆったりと過ごせる空間づくりを実施した。

前席でも快適な室内空間をもたらす工夫に注目だ。Aピラーとルーフ前端を後方にすることで視認性をアップさせながら、左右カップルディスタンスを20mm拡大。開放感とゆとりに富んだスペースに仕上げている。

空調システムでも快適性へのこだわりを徹底。フロント左右と後席の車室内温度を、それぞれ独立して自動的にコントロールするトリプルゾーン独立温度コントロール制御を全車で標準装備する。オプションの輻射熱ヒーターも注目のポイントで、ドライバーに対してはステアリングコラムの下面に、助手席ではインストルメントパネルのグローブボックス面に、遠赤外線輻射ヒーターを設置。暖かさを感じるまでわずか1分という速さで、膝から下を一気に暖めてくれる。

収納スペース:荷室にゴルフバッグ4個を収納可能

美しくデザインされたフロントカップホルダーをはじめ、収納も使いやすさだけでなく、室内の美しさにマッチしたデザイン性を取り入れているのは、プレミアムSUVとして好感を抱く部分だ。

カーゴスペースは、リアゲートのトリムを薄型化するなどで荷室長を50mm拡大。612Lの容量を誇り、スーツケースなら77Lタイプ2個/63Lタイプ2個の合わせて4個を積み込める。ゴルフバッグなら、9.5インチを4個、収納可能だ。

また、荷室の床面を30mm下げることで積み下ろし時の負担を軽減。ハンズフリーパワーバックドアや、ワンタッチトノカバー、LEDランプ(デッキサイドに2つ/バックドアに1つ)も採用するなど、利便性を高めた荷室スペースを作り上げている。

レクサス RXの性能・燃費・装備

レクサス RXは、クルマの素性を徹底的に磨き上げ、上質な乗り心地と高い静粛性とともに、あらゆる走行シーンで性能が進化。時代の要請に応えるべく環境性能を高次元で追求した燃費や、非常に優れた安全性能など装備・機能についてもここで確認してみよう。

走行性能:パワートレインも足回りも高水準

3つのパワーユニットを設定するレクサス RX。最もパワフルなのが、2.4l直列4気筒ターボエンジン、フロントモーター、リアモーター(eAxle)を組み合わせるパフォーマンスハイブリッドシステムで、RX500h Fスポーツパフォーマンスに搭載する。

Fスポーツパフォーマンスは、従来のFスポーツのパッケージの仕様に加えて、パワートレインまで強化されたモデルだ。RXでは、274.7psの最高出力と46.9kg・mの最大トルクを発揮するエンジンに、87ps/29.8kg・mのフロントモーター、103ps/17.2kg・mのリアモーターを組み合わせ、システム最高出力は371psを誇る。しかも、DIRECT4により、緻密な四輪駆動制御を行い、ダイレクトかつトルクフルな走りを実現する。

高熱効率な2.5L直4エンジン、大容量・高出力リチウムイオンバッテリー、フロント&リアモーターを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムを搭載するのは、RX450h+のバージョンL。リチウムイオンバッテリーの総電力量は18.1kWhで、86kmのEV走行可能距離と、十分なパワーを両立する。AWDシステムは、モーター駆動式AWD「E-Four」を採用する。

43.8kg・mの高トルクを誇る2.4L直4ターボエンジン(279ps)を搭載するのは、RX350バージョンLと、同Fスポーツだ。専用チューニングの8ATを採用し、力強い走りを披露。電子制御フルタイムAWDのほか2WDもラインアップする。

サスペンションについては、フロントがマクファーソンストラット式、リアには新規開発のマルチリンク式サスを採用する。ショックアブソーバーには、極低速域から減衰力を確保するスイングバルブを用いた。AVSは減衰力切り替え応答性に優れたリニアソレノイド式。リニアな走りと上質な乗り心地を高い次元で両立させた点が見逃せない。

また、徹底した軽量化が、重心高の低減や操縦安定性の向上に貢献。さらに、操縦安定性を向上させる空力性能の技術も注目のポイントだ。

安全性能:人間中心の考えに基づく数々の技術

モビリティ社会の究極の願い「交通事故死傷者ゼロ」を掲げ、安全技術開発を進めるレクサス。RXにも、Lexus Safety System +を採用する。状況に応じて適切な操作サポートを行うプロアクティブドライビングアシストや、ドライバーモニターとの連携によるドライバーの運転状況に応じた最適制御などに注目。そのほか、人間中心の考え方に基づいた予防安全技術を多数投入している。

  • プロアクティブドライビングアシスト[PDA]
    「歩行者の横断」「飛び出してくるかもしれない」など、運転の状況に応じたリスクの先読みを行い、運転操作をサポート。RXでは、信号交差点に対する右左折時の減速支援や、車線内走行時には常時操舵アシストなども行う。
  • プリクラッシュセーフティ[PCS]
    ドライバーの脇見運転などをシステムが検知した場合、早いタイミングで警告。ドライバーの反応時間を確保する。
  • ドライバー異常時対応システム
    レーントレーシングアシスト[LTA]制御中に、ドライバーの運転姿勢が大きく崩れた場合などに、システムがドライバーの運転継続が困難と判断して、ハザードランプの点滅など周囲に警告を行いながら緩やかに減速、車線内に停車する。また、停車後にドア解錠やヘルプネット自動接続による救命要請も行う。

これらなど多様な安全システムを備えるが、さらに、車載カメラを併用したドライブレコーダー(前後方)をRX500hと450h+に標準装備。車両前方、後方のカメラ映像をメモリー内に常時録画し、録画映像は14インチディスプレイで再生できる。また、映像データをスマートフォンに転送することも可能だ。

燃費性能:プラグインハイブリッドは18.8km/L

まずは動力性能の高いRX500h・Fスポーツパフォーマンスの燃費データを確認してみると、カタログ値はWLTCモード燃費14.4km/Lとなる。前後にモーターも備えるが、2.4L直列4気筒ターボのエンジンは46.9kg・mという高いトルクを発揮。しかも、車重は2100kgもあり、14.4km/Lはリーズナブルな数値と言えそうだ。

RXのうち最も燃費データに優れるのは、やはりプラグインハイブリッドのRX450h+・バージョンL。18.8km/LのWLTCモード燃費を達成し、大型のボディ、2100kgの車重などを加味して、優れた性能の持ち主。

純ガソリンエンジンのRX350系は、ハイブリッドと比べるとやはりデータは劣ってしまうが、AWDが11.2km/L、2WDが11.8km/L。しかしながら、弟分である車重1780kgのNX350(Fスポーツ、AWD、11.7km/L)とほぼ同等のスペックだ。

装備・機能:高級SUVの証、充実の装備

快適装備の数々はもちろんのこと、デジタルデバイスの充実もRXの魅力。大型・高解像度の14インチタッチワイドディスプレイを採用し、直感的な使いやすさを追求した最新のマルチメディアシステムを取り入れている。OTA(Over The Air)アップデートにより、常に最新のソフトウェアに更新可能。購入後もクルマに新たな機能が追加され、性能も向上することで、最新の運転支援技術を備えたより安全・安心なクルマへ進化していく。

14インチナビでは、DCMを活用したインターネット接続で、Webサイト(ニュースやブログ、ストリーミング音楽、YouTube動画など)を閲覧することができるWebブラウザー機能を設定する。

ステアリングのトークスイッチ操作による起動に加え、ディスプレイのマイクアイコン操作や音声による起動を可能とした最新の音声認識機能。あらかじめ設定された起動ワード(Hey レクサス!など)で、スイッチ操作や再生中の音楽停止をすることなく、音声認識機能の起動が可能だ。

レクサスプレミアムサウンドシステムでは、大容量のサブウーファーボックスを含む12個のスピーカーを装備。きめ細やかで華やかなボーカル、優れたサラウンド感で、ゆったりとした伸びやかな音響空間を目指した。マークレビンソンプレミアムサラウンドサウンドシステムでは、ボディ骨格を活用した大容量のサブウーファーボックスを含めた21個のスピーカーを最適に配置し、前後左右に広がるステージ感と歪みのないピュアな音を目指している。どちらのシステムもハイレゾ音源(96kHz/24bit)の再生にも対応している。

レクサス RXおすすめポイント要約

レクサスを代表するSUVであるRX。2022年にデビューしたこの5代目は、次世代レクサスの目指す走りやデザインを追求している。多様化するニーズに応えるパワートレイン、新たなフロントアイデンティティの表現であるスピンドルボディ、乗員を包み込む快適空間である室内スペースなど、その魅力は語り尽くせないほど。

「『走って楽しいクルマ、運転していると自然と笑顔になれるクルマ』を目指し、クルマの素性を鍛え上げ、レクサスならではの走りの味を磨いた」とは、開発チーフエンジニアの言葉だが、どの点でも秀でた完成度を持つのが注目のポイントだ。

「おもてなし」と言えるホスピタリティの手厚さで快適装備を満載するRX。レクサスのどのモデルにも通じることだが、クルマだけでなくディーラーの丁寧な対応なども魅力となる。販売店での対応はもちろん好みはあるだろうが、プレミアムモデルを所有する満足を引き上げてくれてくれる。

ただ、RXは、ボディがそれなりの大きさがある点と、新車時のプライスタグも大きな数字であることも事実だ。その点では、NXやUXなど他のレクサスSUVも合わせて検討しておきたい部分がありそうだが、装備は充実している。664万円のプライスでデビューしたRX350バージョンLの2WDでも、セミアニリン本革シートやレクサスRXプレミアムサウンドシステムを装備する。

レクサスRX 2023年7月発売モデル

RX500h Fスポーツパフォーマンス

価格 901万円
排気量 2400cc
駆動方式 フルタイム4WD
最高出力 275 ps(202 kW)/6000rpm
最大トルク kg・m(46.9 Nm)/2000〜3000rpm
乗員 5名
燃費 -

RX450h+ バージョンL

価格 872万円
排気量 2500cc
駆動方式 フルタイム4WD
最高出力 185 ps(136 kW)/6000rpm
最大トルク kg・m(23.2 Nm)/3600〜3700rpm
乗員 5名
燃費 -

RX350h バージョンL

価格 758万円
排気量 2500cc
駆動方式 FF
最高出力 190 ps(140 kW)/6000rpm
最大トルク kg・m(24.8 Nm)/4300〜4500rpm
乗員 5名
燃費 -

RX350h バージョンL

価格 796万円
排気量 2500cc
駆動方式 フルタイム4WD
最高出力 190 ps(140 kW)/6000rpm
最大トルク kg・m(24.8 Nm)/4300〜4500rpm
乗員 5名
燃費 -

RX350 バージョンL

価格 666万円
排気量 2400cc
駆動方式 FF
最高出力 279 ps(205 kW)/6000rpm
最大トルク kg・m(43.8 Nm)/1700〜3600rpm
乗員 5名
燃費 -

RX350 バージョンL

価格 707万円
排気量 2400cc
駆動方式 フルタイム4WD
最高出力 279 ps(205 kW)/6000rpm
最大トルク kg・m(43.8 Nm)/1700〜3600rpm
乗員 5名
燃費 -

RX350 Fスポーツ

価格 707万円
排気量 2400cc
駆動方式 フルタイム4WD
最高出力 279 ps(205 kW)/6000rpm
最大トルク kg・m(43.8 Nm)/1700〜3600rpm
乗員 5名
燃費 -

レクサスRXの歴代モデル

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