三菱 三菱 ｅＫクロス 新型情報｜グレード/性能/新車・中古価格

• 2024/12/05

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三菱 eKクロスの新型モデル情報を紹介します。三菱 eKクロスの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。三菱 eKクロス新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。

三菱 eKクロス新型モデルの概要

三菱 eKクロスは、軽ハイトワゴンのeKワゴンをベースに、2019年に登場。パッケージングや使い勝手の良さを共有しながら、SUVテイストをプラスしている。三菱自動車と日産自動車の合弁会社NMKVが企画・開発マネジメントし、日産のデイズなどと姉妹モデルの関係となる。

eKワゴンはハイブリッド機能のないベーシックな自然吸気のみのラインアップであるいっぽう、eKクロスは、659ccの3気筒DOHC12VのNAエンジンにモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドや、ターボも組み合わせたユニットを搭載する。

当初、NAのマイルドハイブリッドでは、エントリーモデルのMグレードを用意したが、2023年11月の一部改良でMグレードがなくなり、以降のラインアップは、上級仕様のGとGプレミアムの計2グレードの構成。ターボ付きでは、TとTプレミアムとなる。駆動方式は2WDと4WDを設定する。

ここでは、2023年に安全装備をさらに強化すると同時にターボ付きにパドルシフトを追加し、2024年にサイバーセキュリティに関わるソフトウェアのプログラム変更も受けた改良モデルを中心にして、eKクロスの魅力を、デザインや実用性、走行性能などといったポイントごとに、見ていこう。

三菱 eKクロスの外観・内装デザイン

「THE CUTE BEAST（キュート・ビースト）」というデザインコンセプトを採用して登場した三菱 eKクロス。2023年の改良で2トーンのボディカラーに新色を投入している。まずは、その外観と、内装デザインの注目ポイントにスポットを当て、eKクロスの魅力を見ていこう。

外観：アクティブで存在感あるルックス

フロントフェイスは、三菱独自のフロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を採用し、SUVらしい力強さを表現。垂直に通したメッキバーと水平基調のグリルを組み合わせている。

縦型の3灯式LEDヘッドライトは、上2段がロービーム、その下にハイビームを配置。ポジションランプは視認性に配慮してボンネットフード下に配置していて、インナーレンズの形状を工夫し、美しいクリスタル感を演出したのもポイントだ。

サイドビューでは、ロングホイールベースを活かしたキャビンシルエットと、彫刻的で動きのあるキャラクターラインが織り成す力強さが見どころ。さらに、サイドシルガーニッシュとホイールアーチをブラックにして、SUVらしさをいちだんとアピールする。

また、いっそうアクティブさを高める専用ルーフレールを、メーカーオプションでGプレミアムとTプレミアムに用意している。

内装：上質さと機能を追求したインテリア

インパネは、水平基調の「ホリゾンタルアクシス」と称するデザインコンセプトに基づき、すっきりとした形状。良好な前方視界を確保しているのも特徴だ。ステアリングは全車が本革巻きで、インパネに配置したシフトにはメッキアクセントを採用する。

また、全車に装備するオートエアコンの操作パネルは、上質な質感と高い視認性を実現したタッチパネル式。風量調節スイッチと表示部をコンパクトに一体化することで、操作性を向上させるとともにシンプルでスマートなデザインとした。

メーターパネル中央にレイアウトされた液晶ディスプレイ（マルチインフォメーションディスプレイ）には、アクセルペダルの踏み加減を表示する「エコペダルガイド」や、駐車時の前進／後退を繰り返す際にタイヤの向きや角度を表示する「タイヤアングルガイド」など、多様な情報をカラフルに表示。ステアリングの左側スイッチで情報を切り替えられる。

三菱 eKクロスのサイズ・室内スペース

同社ならではのSUVテイストを取り入れたクロスオーバーモデルとした登場した三菱 eKクロス。取り回しの良い軽自動車の枠に収まるサイズ、快適性や使い勝手を左右する室内スペース、そして収納についてもチェックしていこう。

ボディサイズ：ルーフレール付きの全高は1665㎜

ボディサイズは、eKワゴン同様、全長3395㎜×全幅1475㎜×全高1650㎜（4WDモデルの全高は1670mm）。GプレミアムとTプレミアムにオプションのルーフレールを装着すると全高はプラス15mmとなる。

ホイールベースは2495mm。最小回転半径はeKワゴンより少し上回る4.8mだが、軽自動車ならではのコンパクトボディによる取り回しの良さはキープ。路地が入り組む住宅街でも安心して運転できる。

室内スペース：ブラック基調のスポーティな空間

インテリアカラーはブラックをベース色にしたダークトーン。飾らない居心地の良さを演出しながら、スポーティかつスタイリッシュな空間に仕上げた。シートは、凹凸感のある生地にハニカム調エンボス加工を施し、タフで機能的なイメージをアピールしている。

2019年にデビューしたeKクロスだが、当初、メーカーオプションでプレミアムインテリアパッケージを設定した。ブラックとタンのカラーコンビネーションで、カラフルなストライプパターンの生地にタンカラーの合成皮革を組み合わせ、遊び心ある空間を演出していた。

フロントシートは、運転席足元の広さを500mmとするなど快適な広さ。リアシートのニースペースも710mmあり、余裕のスペースを確保している。また、リアシートのスライドは一体式だが、リクライニングは分割式だから左右独立で調整できる。

収納スペース：小物収納は各所に豊富に用意

eKワゴン同様、インパネまわりの収納は充実していて、グローブボックスは、アッパーグローブボックスも備えた2段式。センタートレイは引き出し式で、しかもカップホルダー付き。アッパーオープントレイ（センター）、アッパーオープントレイ（助手席側）、センターロアボックスも備える。

インパネ左右にもドリンクホルダー（運転席＆助手席）があって、ボトルホルダーも各ドアに採用した（フロント両側、リア両側）。靴などを入れられる助手席シートアンダートレイや、シートバックポケット（助手席／モバイルポケット付き）も全車に装備する。

荷室の開口部は地面から655mmで、重い荷物でも積み込みやすい。遊び道具やスポーツギアなどをたっぷり収納できる大容量のラゲッジアンダーボックスも採用した。リアシートの背もたれは5対5分割で前に倒せ、前後スライド機能がテールゲート側からスライドレバーで操作が可能だ。

三菱 eKクロスの性能・燃費・装備

静粛性の向上とキビキビとした走りを実現したパワートレインを採用した三菱 eKクロス。その走りの性能を導き出すメカニズムや、ランニングコストに関連する燃費など、気になるポイントをチェックしていこう。合わせて、安全性能や、装備・機能についても見ていこう。

走行性能：2タイプのマイルドハイブリッド

659ccの3気筒DOHC12Vの自然吸気（NA）エンジンにモーターを組み合わせたマイルドハイブリッドと、ターボも組み合わせたユニットを搭載する。

NAハイブリッドのパワースペックは、エンジン最高出力38kW（52ps）、エンジン最大トルク60Nm。モーターは最高出力2.0kW（2.7ps）、最大トルク40Nmを発揮する。

ターボハイブリッドでは、47kW（64ps）、100Nmとパワフルなエンジン特性。組み合わせるモーターはNAハイブリッドと共通だ。

どちらもエンジンとモーターの連携によって燃費を向上させながら、力強く滑らかな走りを実現。加えて、高効率オイルポンプと低フリクションベルトを採用したワイドレシオなCVTにより、低速域から高速域までストレスなくキビキビとした走りももたらしている。

安全性能：上級車は「マイパイロット」搭載

三菱e-Assist（運転支援機能）を、全グレードに標準で装備した。

●標準装備するe-Assistの機能
・衝突被害軽減ブレーキシステム（歩行者・自転車運転者検知付き）
・踏み間違い衝突防止アシスト
・車線逸脱警報システム＆車線逸脱防止支援機能
・オートマチックハイビーム
・前方衝突予測警報
・先行車発進通知
・ふらつき警報
・標識認識システム

また、GプレミアムとTプレミアムには、高速道路においてアクセル、ブレーキ、ステアリング操作を支援する高速道路同一車線運転支援技術「MI-PILOT（マイパイロット）」を標準で装備した。

燃費性能：WLTCモード燃費は23.3km/L

加速時はバッテリーに蓄えた電力を利用し、モーターが駆動力をアシスト、減速時には電気エネルギーをリチウムイオンバッテリーへ効率的に充電する。加えて、オートストップ＆ゴー（コーストストップ機能付き）を採用。停車またはブレーキを踏んで減速（約13km/h以下）すると、エンジンが停止して、ガソリンの無駄な消費をカットする。

WLTCモード燃費は、NAハイブリッドモデルが23.3km/L（4WDは21.1km/L）をマーク。ターボ付きでは、21.5km/L（4WDは19.4km/L）を達成している。

装備・機能：上級モデルならではの装備

ベーシックなアイテムを装備したekワゴンに対して、上級グレードをラインアップするeKクロスは、より充実した装備内容が魅力となる。

LEDヘッドライト（光軸調整機構付き）や、フロントフォグランプ、165/55R15タイヤ+アルミ、ルーフスポイラー、ブラックホイールアーチ、キーレスオペレーションシステム＆エンジンスイッチ、運転席＆助手席シートヒーター、ステアリングヒーター、本革巻きステアリンング、6スピーカーのナビ取り付けパッケージなどを全車に標準装備。

デジタルルームミラー（マルチアラウンドモニター付き）やマルチアラウンドモニター（移動物検知機能付き）は、GプレミアムとTプレミアムに標準装備し、GグレードとTグレードにメーカーオプションで設定する。また、ターボ付きモデルでは、パドルシフトも採用した。

三菱 eKクロスおすすめポイント要約

eKクロスは、余裕ある室内空間と使い勝手の良さが魅力の軽ハイトワゴン、ekワゴンをベースにしながら、SUVらしい力強さが魅力。同社のフロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」や縦型の3灯式LEDヘッドライトを採用するなど、アクティブさや遊び心いっぱいのSUVテイストで、独自の存在感を放っている。

パワートレインもekクロスにはハイブリッドを投入。ナビはオプションだが、充実の装備も注目のポイントだ。ekワゴンはベーシックなモデルで、いっぽうekクロスは上級なモデル、といった具合で、パワートレインや装備の内容でも差別化や棲み分けを実施。同一のボディのekワゴンとekクロスのどちらにするか検討する際は、そのあたりがeKクロスをチョイスする理由になりそうだ。

中古車を選ぶなら、直近の新車のラインアップにない仕様を探すのもありだろう。デビュー当初などに設定したものの改良の際にラインアップから外れた仕様だ。NAハイブリッドにラインアップしていたエントリーモデルのMグレードや、メーカーオプションで設定していたプレミアムインテリアパッケージは、中古車で探すしかないのが現状だ。

また、同様に現在、新車ラインアップにないekクロススペースも魅力的。天井の高い軽スーパーハイトワゴンのekスペースをベースに、ダイナミックシールドをはじめ内外観をSUVテイストで仕立てている。SUVテイストのクロスオーバーモデルでルーフの高さの違うモデルを比べて中古車を見ていくことで、充実した中古車探しができそうだ。