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車両周辺を高精度・高解像度に検知でき、地図更新などへの活用が可能 パイオニア:乗用車などに後付けできる“3D 空間データ収集 LiDAR kit”を「CES2020」に出品

  • 2020/01/08
  • Motor Fan illustrated編集部
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3D空間データ収集 LiDAR kit(イメージ)

パイオニアの連結子会社であるパイオニアスマートセンシングイノベーションズ(PSSI)は、乗用車などへ後付けでき、車両の周辺環境を高精度・高解像度に検知可能な “3D空間データ収集LiDAR kit” を開発し、その試作モデルを「CES2020」に出品した。

 本 “LiDAR kit” は、「3D-LiDAR センサー」とカメラ、GNSS(全球測位衛星システム)を一体にしたハードウェアと、物体認識や位置推定、差分抽出を行うソフトウェアアルゴリズムをセットにしたトータルソリューションだ。乗用車や業務車両などの屋根の上に“LiDAR kit”を簡単に後付けでき、複雑な調整を行うことなく周辺物体の位置や距離、形などを正確に検知し、3D空間データとして収集することができる。周辺環境や路面標示、道路の凹凸などの情報まで含む3D空間データは、地図更新のほか、マーケティング用データの作成などへ活用が可能だ。

 PSSI は、3D空間データの収集・活用を効率的かつコストを抑えて行いたい企業向けに、2020年秋より “LiDARkit” の販売を開始する予定だ。

 なお「CES2020」に出品している試作モデルでは、カーメイトの360度カメラ「d’Action 360 S(DC5000)」を使用している。

3D空間データ収集(イメージ)
道路面環境検出(イメージ)

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