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パイオニア:MEMSミラーを採用したソリッドステートタイプ「3D-LiDAR」中距離タイプの量産を開始

  • 2021/01/22
  • Motor Fan illustrated編集部
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3D-LiDAR「1st Model」(Medium Range)

パイオニアスマートセンシングイノベーションズ(PSSI)は、2021年1月中旬より3D-LiDAR 「1st Model」※1の中距離タイプ(Medium Range)の量産を開始した。

 パイオニア製の3D-LiDAR「1st Model」は、長年にわたりパイオニアが培ってきた光ディスクプレーヤーなどのレーザー関連技術やカーナビゲーションをはじめとする車載製品の開発・製造ノウハウと、キヤノンが保有する光学レンズ技術を融合し、高性能かつコンパクトなサイズを実現している。MEMSミラー※2と同軸光学系方式を採用したソリッドステートタイプなので、高速スキャニングによる高精細な点群データの取得が可能で、障害物などを高い精度で検知することができる。

 今回量産を開始する中距離タイプは120 m先の対象物※3まで検出できるため、路側の固定設備などへ設置することで、より遠方の障害物や異物、侵入者を検出するモニタリング、セキュリティ用途などでの活用が可能。また、車載においては、前方かつ遠方の障害物検知に加え、既発売の「1st Model」近距離タイプ(Short Range)と組み合わせることで車両周囲の検知も可能になるなど、多様なニーズに合わせて活用できる。さらに、ハードウェア(3D-LiDAR)とともに開発している「ノイズ除去」「物体検知・認識・トラッキング」などのソフトウェアと組み合わせ、「物体検知・認識・トラッキング」「3次元データ生成・変化点抽出」ソリューションとしての提供も可能。

 パイオニアの国内開発・生産拠点(埼玉県:川越事業所)において本機の生産、品質管理を一貫して行い、車載向けの厳しい品質要件をクリアすることで、日本製ならではの高品質と、安定した商品供給および商品サポートを実現している。

活用事例

事例1 交差点でのモニタリング(左:交差点内人物・人流検出/右:遠方建造物検出)
事例2 高速道路でのモニタリング

■ セキュリティ/モニタリング用途
 ・路側設置による交通状況監視、高速道路での合流支援
 ・商業施設などにおける侵入者検出

組み合わせ例 Medium Range × 1/Short Range × 2
点群データ Medium Range × 1

■ 車載用途(自動運転/ADAS向け)
 ・車両前方かつ遠方の障害物検知
 ・近距離タイプ(Short Range)との組み合わせによる車両周囲検知(右左折、直進時の危険回避用)

※1 2019年12月19日の発表時に「2020モデル」としていた3D-LiDARの名称を、「1st Model」に変更
※2 MEMS(Micro Electro Mechanical Systems):微小電気機械システム
※3 検出時の環境により検出距離は変わります

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