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椿本チエイン:電力充放電システム「eLINK」を京田辺市へ寄贈、災害時に電気自動車を電源に施設内に電力を供給

  • 2020/05/20
  • Motor Fan illustrated編集部
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停電時の非常用電源としての使用イメージ。京田辺市公用車(PHVミニバン)1台を電源に、下記を稼働した場合の対応可能時間(試算):夜間照明(12時間/日)、パソコン4台、携帯電話9台/フル充電を3日間(一般家庭の1週間相当)

椿本チエインは、同社が開発した電気自動車(EV、PHEV)向け充放電装置「eLINK」を京都府京田辺市へ寄贈し、6月6日(土)、京田辺市役所において贈呈式を行う。

 ここ数年、地震、台風などの大規模災害が頻発し、日本各地で甚大な被害をもたらしている。椿本チエインでは、停電時に非常用電源として電気自動車から施設内に電力供給が可能な充放電装置「eLINK」を開発。同商品は、充電だけでなく、電気自動車の蓄電池から電力を取り込み、公共施設やビル等へ供給できることが特長で、すでに100件以上の納入実績がある。

 今回、京田辺市にて産業用チェーン工場を操業していることから、京田辺市の防災・減災対策に役立ててもらうため、社会貢献活動の一環として同商品を寄贈する。京田辺市では、大規模災害時に災害対策本部を設置する市役所駐車場に「eLINK」を設置し、今後の防災・減災対策に活用するとともに、平常時には電気自動車への充電装置として市民に開放する予定。

 なお、椿本チエインでは京田辺市のほか、埼玉工場のある飯能市、長岡京工場のある長岡京市にも同商品を寄贈する予定。

【京田辺市役所における贈呈式】
日時:2002年6月6日(土)10時00分~(約1時間・小雨決行)
場所:京田辺市役所(来庁者駐車場)
出席者:京田辺市長・上村 崇氏、椿本チエイン社長・大原靖氏 他
寄贈品:電気自動車向けV2X対応充放電装置「eLINK」
贈呈式概要:市長挨拶、椿本チエイン社長挨拶、非常用電源としてのデモ運転 他

製品外観

停電時の非常用電源として
■ 停電時には電気自動車を電源に、避難所や情報拠点の電気機器が使用可能。
■ 他の蓄電池や太陽光発電と組合せての使用も可能。

EMSからの充放電制御をスマートに実現
■ 電気自動車で蓄えた電気を、電力会社の送配電網に直接送る「V2G」に対応。バーチャルパワープラント(仮想発電所) リソースとして、国内の実証実験に採用されている。
■ EMS(建物のエネルギーマネジメントシステム)との通信機能が充実している。

電力需要のピークカット/ピークシフトに
■ EVからの給電でデマンドを下げ、契約電力の削減や節電要請に応える。
■ 電気代の高い時間帯から安い時間帯 (夜間) に充電をシフト、電気代を抑制できる。

公共施設・事業所での導入が容易
■ 視認性のよいスマートなデザイン
■ タッチパネルによる利用者の認証が可能。ゲートウェイ内蔵などカスタマイズに対応できる。

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