新車・中古価格

2022/08/21

ホンダオデッセイの新型モデル情報を紹介します。ホンダオデッセイの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。ホンダオデッセイ新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。

ホンダオデッセイ新型モデルの概要

ホンダオデッセイは、1994年に初代モデルが誕生し大ヒットを記録し国内での低ルーフミニバンブームの火付け役ともなった人気モデルだ。

低床・低重心を基本としたスタイリングから生まれるホンダ車らしい運動性能の良さと、床下収納の3列目シートによって最大7名(最新モデルは8名)まで乗れる室内空間の広さが特徴で、走り重視の楽しみ方からファミリーカーとしての日常使いまで幅広く対応できる懐の深さで5代目までモデルを重ねるロングヒットモデルとなった。

昨年末で国内での生産は終了し、現在販売中の5代目がホンダオデッセイの最終モデルとなる見込みである。

ホンダオデッセイの外観・内装デザイン

多人数でも乗れる余裕の室内空間と内装デザイン、走りの質感を感じさせるスタイリッシュ外観を両立させる低車高・低重心のパッケージングがホンダオデッセイの持ち味。最新モデルでもそれは健在だ。

外観：安定感あふれる低重心ボディ

最新モデルでは独自の超低床プラットフォームを採用したことで、歴代で最も低い車高と低重心化を実現し、安定感のある走りと取り回しの良さにも繋がっている。さらに全高もこれまでより高くとられており室内空間のゆとりを生み出す反面、歴代モデルのように機械式駐車場には入れなくなっているので注意が必要だ。

迫力と厚みを増したフロントフェイスやリア周りなどデザインも刷新されて、低全高の歴代モデルとは異なる独自の存在感を放っている。

内装：シンプルながらも上質な質感の仕上がり

黒を基調にしたカラーリングと水平基調のすっきりしたデザインで、シンプルながらも落ち着きのある空間作りとなっている。木目をあしらったパネルや本革巻ステアリングホイールなど細部の質感や手触りにもこだわった造りとなっているので、ゆとりのあるリラックスした運転を楽しめるはずだ。

オプションで本革シート＆インテリアも選択可能で、こちらを選べばラグジュアリーな質感と経年変化による使い込む喜びも味わえるので、予算に余裕があればオススメだ。

ホンダオデッセイのサイズ・室内スペース

ホンダオデッセイの最新モデルは全高が歴代に比べて高くなりサイズアップ。これまでのイメージとは変わってしまったが、その分室内スペースが拡大され収納力はアップしている。

ボディサイズ：大きいながらも小回りが効くので街乗りも最適

全長4855mm×全幅1800mm、そして全高は1695～1725mmと1550mm前後だった歴代モデルと比べて若干大型化。これまでのように機械式駐車場は使えなくなってしまったが、超低床プラットフォームの恩恵で低重心による走りの安定性はさらにアップ。

最小回転半径も5.4mとコンパクトなので細い路地や駐車場、交差点などでの取り回しも扱いやすいパッケージングとなっている。

室内スペース：最大8人乗りも選べる広々空間

全高が高くなったこともあって室内空間はゆとりの広さ。運転席からの前方視界も良くなり運転しやすさもアップグレードされている。

2列目シートは2人用のセパレートタイプか3人用のベンチシートが選択可能で、床下収納されている3列目シートを合わせれば最大8人まで搭乗可能。ベンチシートでも1人分ずつのリクライニングが可能なので、快適に過ごすことができるのだ。

収納スペース：各シートに使いやすい収納を備える

運転席/助手席周りには基本的な各種収納に、後部座席の確認にも使えるミラー付きサングラスボックスなど豊富な収納スペースを用意。

2列/3列目シート周りにもそれぞれに座った人が使いやすいドリンクホルダーやシートバックポケットを備えている。荷室は3列シートを畳んでおけば大容量のスペースが確保可能。3列シート使用時でも十分な容量があり、一部だけシートを畳んで長物を積むといった使い方も可能だ。

ホンダオデッセイの性能・燃費・装備

全域で力強いトルクを発揮するエンジンや、2つのモーターによって状況に応じた3つの走行モードが選べる「e:HEV」などの装備・機能によって、ホンダオデッセイならではの走行性能と低燃費を実現。

走行性能：低重心×パワートレイン性能で心地よい走りを実現

低～高速域すべてで力強いトルクを発揮する2.4L DOHC i-VTECエンジン搭載の「ABSOLUTE」とエンジン＋2モーターで走り出して即最大トルクを発揮し滑らかな加速が楽しめる「e:HEV ABSOLUTE」の2タイプを用意。低重心ボディとの相乗効果でミニバンなのにセダンのような安定した心地よい走りが楽しめるのだ。

「e:HEV ABSOLUTE」では状況に応じて1モーターのみのEVモード/エンジンの力で発電した電力で2つのモーターを駆使するハイブリッドモード/エンジンのみで高速クルーズするエンジンモードを切り換えながら、効率良い走りが楽しめるのだ。

安全性能：豊富な先進安全機能搭載

ミリ波レーダーと単眼カメラでクルマの前方の状況を認識し、ブレーキやステアリングを制御して誤発進抑制・車線維持・衝突軽減ブレーキなどで事故を予防する先進安全装備「Honda SENSING」に対応。

さらに右左折時に曲がる方向の内側路面を照らして歩行者などを視認しやすくする「LEDアクティブコーナリングライト」や、対応カーナビとの組み合わせでパーキングをサポートする機能などのオプションも用意されているので、予算の許す限り搭載しておくと安心だ。

燃費性能：e:HEVなら20.2km/Lの低燃費

ガソリンエンジン車の「ABSOLUTE」はWLTCモードで12.8km/L、ハイブリッド車の「e:HEV ABSOLUTE」なら同モードで20．2km/Lと高い燃費性能を実現。特に「e:HEV ABSOLUTE」ではエンジンは高速クルージングと発電用モーターの駆動にしか使わないのに加え、スイッチ1つで任意にモーターのみのEVモードでの走行が可能になるEVスイッチも備えているので、ドライバーの乗り方次第でさらなる燃費向上も可能。燃費走行にこだわりたい人にオススメだ。

装備・機能：車内電源やバックドア自動開閉なども用意

キーを携帯していれば手を触れずに光に合わせて手を動かすだけでリアのスライドドアを開閉できる「ジェスチャーコントロール・パワースライドドア」や、ボタンで施錠予約をすれば閉めただけで自動でロックがかかる「予約ロック」など手軽な乗り降りをサポートする機能を装備。

さらに上級グレードの「e:HEV ABSOLUTE EX」では、両手が塞がっていてもリアバンパーの下に足先を入れるだけでテールゲートを開閉できる「ハンズフリーアクセスパワーテールゲート」や、アウトドアや災害時に便利な1500Wまでの家電を繋げる100V AC電源も搭載。

ホンダオデッセイおすすめポイント要約

最大8人まで乗れる余裕の室内空間と快適な走りの性能も楽しめるホンダオデッセイ。日常使いはもちろん、家族や仲間とのロングドライブにもピッタリなポテンシャルを秘めた一台となっているので、多人数での利用が多い人には最適な選択肢となる一台だ。

ガソリン車とe:HEV車の2タイプが用意されているが、オススメなのは「e:HEV ABSOLUTE EX」だ。手が塞がっていてもテールゲートの開閉ができたり、いざという時に使えるAC電源が装備されたりと便利な装備が充実。シート列毎に冷暖房を調整できるエアコン機能など様々な快適装備も備えているので、このモデルが一番のオススメだ。