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レクサス レクサス ES 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格

  • 2024/07/01

レクサス ESの新型モデル情報を紹介します。レクサス ESの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。レクサス ES新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。

レクサス ES新型モデルの概要

レクサス ESは、プレミアムなセダン。上質な4ドアモデルを購入検討するとしたら、レクサス ESの煌びやかな装いはとても魅力的だ。アッパーミドルセダンであり、ポジショニングは、フラッグシップのLSと、スポーツセダンのISの間だ。

1989年に米国でスタートしたレクサスだが、ESは、当初からラインアップされ、レクサスにとって基幹となるモデルだ。カムリ・プロミネントをベースにしており、駆動方式はFF。現在のモデルは、7世代目だが、日本市場に始めて投入されたため、注目を集めた。

日本での販売開始は2018年の10月。デビューから2年の2020年8月には、安全装備の充実、ハイブリッドバッテリーの変更(ニッケル水素電池からリチウムイオン電池に変更)などをメニューにした一部改良を実施した。2021年8月には大掛かりなマイチェンを行っていて、静粛性と乗り心地を向上。高速のレーンチェンジ時など、忠実でリニアなレスポンスのさらなるアップを図った。また、Fスポーツに最新鋭のAVSを採用。フロントグリルなどデザイン面にも手を入れた。

2022年7月にも一部改良を実施。予防安全技術やマルチメディアなど先進技術をさらに進化させている。ラインアップは「ES300h」(ベース車)、同「バージョンL」、「Fスポーツ」、特別仕様車「Graceful Escort」を用意した。

レクサス ESの外観・内装デザイン

走りを予感させるワイド&ローのプロポーションを纏うレクサス ES。そのエクステリアのディテール処理など外観の完成度はレクサスならではだ。内装デザインのクオリティと合わせて、ここで見ていこう。

外観:美しくシャープなライン

流麗かつ引き締まったフォルム。Aピラーを後方に配置し、リアピラーを寝かせたキャビンのシルエットで、走りの良さを予感させるエクステリアだ。フロントグリルは、スピンドル形状。鋭利なラインのフレームデザインと波紋のように連続する縦フィン形状のグリルメッシュは、ESの外観の注目点だ。

2021年のマイチェンでは、フロントグリルのメッシュパターンに新意匠を採用。押出し感を強調し、質感の向上を狙ったデザインだ。ヘッドライトは、ベースグレード(ES300h)に採用の単眼ランプは新たな小型ユニットに変更。バージョンLやFスポーツに装備の3眼ランプは、ブレードスキャン式アダプティブハイビームシステム(AHS)を採用したうえ、新しい薄型ランプユニット採用で鋭い表情をぐっと強めた。

内装:ドライビングの高揚感と寛ぎ

ほどよい包まれ感のコックピットでドライビングプレジャーを追求。徹底的な走り込みやデータ解析に基づき、ペダル配置やステアリングの傾角など、細部にまでこだわった運転姿勢を実現している。インパネは、水平基調のデザイン。ドアトリムまで連続する構成によって、空間の広がりを表現した。メーターはTFT液晶式。インパネセンター上部にワイドディスプレイを配置する。

2021年のマイチェンでは、マルチメディアシステムをタッチディスプレイ化。ディスプレイを約100mm近づけるとともに、角度を約5°傾けることでドライバーの手が画面隅まで届くように変更。また、画面にはガラス素材を採用し、視認性や操作性が向上した。2022年7月の改良では、直感的な使いやすさを追求。インパネやコンソールまわりにおいて、スイッチレイアウトの最適化を図った。また、カップホルダーや、おくだけ充電の使い勝手など利便性も向上させた。

レクサス ESのサイズ・室内スペース

同ブランドの基幹車種としての存在感を示すレクサス ES。そのボディのサイズは、取り回しに関係するだけに注目したいポイントだ。加えて、室内スペースの広さや、荷室を含めた収納はどんな設えか、ここでチェックしていこう。

ボディサイズ:全長が5m近くあり大きさを実感

レクサス ESのボディサイズは、全長4975㎜×全幅1865㎜×全高1445㎜。レクサスのフラッグシップセダンであるLSと比べると全長が260mmが短く、全幅が35mmスリムだが、ISと比較すると265mm長く、25mmワイド。こう比べてみると、ESは、LSとISのちょうど中間のサイズを持っていることが分かるが、全長は5m近い長さ。全幅もしっかりあるので、実際に目の当たりにした途端、大きさを実感するサイズだ。

FFレイアウトであり、最小回転半径はベースのES300hで5.8m、バージョンLやFスポーツで5.9mmだ。この点でも、スペースのないパーキングや狭い路地などでは、取り回しに苦労するケースもあるだろう。

室内スペース:広々としたパッケージング

ワイド&ローのプロポーションが特徴のレクサス ES。流麗なルーフラインを持つが、室内は、さすがアッパーミドルセダンだと納得できる広さだ。カップルディスタンス(前席と後席のヒップポイント間の距離)は1025mm。リアシートに座ると、足まわりのスペースは十分に満足できるゆとりだ。

前席のヒップポイントは低く、これもドライビングの高揚感を高めることに貢献。ボンネットやルーフも低く、スポーティな印象をもたらしている。

収納スペース:ゴルフバッグ4個を積めるトランク

ラゲージルームも容量たっぷりだ。ハイブリッドバッテリーを後席のシート下に配置することで、443Lのラゲージ容量を実現。9.5インチのゴルフバッグを4個積み込むことができる。また、後席センターアームレスト部はトランクスルーが可能で、長尺物の積み込みも可能だ。リアバンパー下に足先を出し入れすることでトランクリッドを開閉できるハンズフリーパワートランクリッドを、バージョンLに標準装備する(他グレードはオプション)。

センターコンソールボックスや後席センターアームレストのボックスは、容量があり使いやすい。2022年7月の改良で、シフトレバーの左横にカップホルダーが設置され、より便利になった。後席のカップホルダーは、センターアームレスト部に用意する。

レクサス ESの性能・燃費・装備

歴代のESが継承してきた上質な乗り心地のさらなる進化や、新世代にふさわしいスポーティな走りを実現して登場したレクサス ES。その性能と、合わせて気になる燃費や、高度運転支援システムを搭載した安全デバイス、そして装備・機能についてもここで見ていこう。

走行性能:快適性とスポーティな走りの追求

2.5Lハイブリッドを採用。2487cc直4エンジンは、最高出力131kW(178ps)、最大トルク221Nm(22.5kg・m)で、モーターは最高出力88kW(120ps)、最大トルク202Nm(20.6kg・m)。システム最高出力は160kW(218ps)を発揮し、気持ちの良い加速フィーリングを実現した。

上質な乗り心地や優れた静粛性、そして、新世代モデルにふさわしいスポーティな走り。レクサス ESは、快適性だけでなく、走りの良さも追求して開発された。GA-Kプラットフォーム採用による高剛性化・低重心化。また、ダブルウィッシュボーン式のリアサスの採用や、ジオメトリーの最適化で、高い操縦安定性を確保した。加えて、ラック平行式電動パワーステによる優れたステアリングレスポンスによって、レクサス独自の「すっきりと奥深い」走りを実現している。

しかも、低いヒップポイントや調整幅の広いステアリング、ペダル類の配置最適化も図り、ドライバーが的確な操作のできる運転姿勢を実現している。

2021年8月のマイチェンで、足回りにもかなり手が加えられた。よりリニアで、ドライバーの意のままのドライビングフィールを目指し、リアサスペンションメンバーブレースを1枚板による構造から2枚の板を合わせた構造に変更し、ねじりや曲げに対する剛性をアップ。また、ブレーキにも手を加え、コントロール性の向上などを追求した。

「Fスポーツ」に新型のアクチュエーターを用いた新たなリニアソレノイド式AVSを採用。上質な乗り心地と、操舵応答性や安定性を両立した。

安全性能:世界初デジタルアウターミラー採用

量産車として世界初となる、デジタルアウターミラーを採用(バージョンLにオプション設定)。ドア外側のカメラで撮影した映像を、フロントピラー部(室内)に設置された5インチディスプレイに表示する。また、予防安全パッケージ「Lexus Safety System +」を採用した。

2020年8月の改良では、デジタルアウターミラーを「Fスポーツ」にも設定するとともに、ディスプレイに表示する画像に、他の車両、壁、障害物との距離感を測りやすくする距離目安線の表示機能を追加した。また、パーキングサポートブレーキ(静止物+後方接近車両)や、ブラインドスポットモニター(BSM)を全車に標準設定した。

2021年のマイチェンでも安全性をアップ。プリクラッシュセーフティやレーントレーシングアシスト(LTA)の機能を拡大。レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)に、カーブの曲率に合わせてあらかじめ減速するカーブ速度抑制機能を持たせ、オートマチックハイビーム(AHB)、ロードサインアシスト(RSA)も採用するなど、マイチェンジはメニューの多い内容になった。

2022年7月の改良では、パノラミックビューモニターに、床下透過表示機能を追加している。

燃費性能:2020年の改良で燃費がアップ

全車に2.5Lハイブリッドを採用しながら、優れたレスポンスや、スムーズで伸びのある加速感など、意のままの走りを追求したレクサス ES。ハイブリッドシステムの巧みな構成で、WLTCモード燃費は、20.6km/Lというデータを実現した。これは、全長5mに迫るビッグセダンと考えると、非常にリーズナブルな燃費データだ。走りを意識した「Fスポーツ」でも同データをマークしている。

デビューから2年の2020年8月の改良では、ハイブリッドバッテリーをニッケル水素電池からリチウムイオン電池に変更。WLTCモード燃費を、22.3km/Lへとアップしている点に注目だ。

装備・機能:上級モデルにふさわしい充実装備

インパネセンター上部に、12.3インチワイドディスプレイを採用。加えて、「バージョンL」にはカラーヘッドアップディスプレイも装備した(他グレードにはオプションでの用意)。ナビゲーションシステムは、センターの最新ナビと車載ナビを融合したハイブリッドナビだ。

ムーンルーフ(チルト&スライド式)、アクティブノイズコントロール、オートアウェイ&オートリターン機構付きの電動チルト&テレスコピックステアリング、運転席と助手席のパワーシート、運転席と助手席のベンチレーション機能とヒーター、ステアリングヒーター、ETC2.0ユニットなどは全車標準で充実の装備。「Fスポーツ」では専用のエクステリア、19インチホイール、スポーツシートなどを備える。また、「バージョンL」では、セミアニリン本革シートなど豪華アイテムを備えた。

2020年8月の改良では、マルチメディアシステムが進化。アップルCarPlayやアンドロイドAutoに対応。また、おくだけ充電の充電トレイと、センターコンソールのスマートフォン収納スペースを拡大し、より大きなサイズのスマートフォンに対応させた。

2021年のマイチェンでタッチディスプレイ化したが、2022年7月の改良でもマルチメディアシステムがさらに進化した。画面内のレイアウトを変更し、操作性をアップ。コネクティッドナビを採用し、DCMによる無線通信でソフトウェアの更新が可能となるOTAソフトウェアアップデート機能を持った。また、アップルCarPlayは、従来のUSB接続に加え、Wi-Fi接続にも対応。「Hey レクサス!」など設定された起動ワードを用いて、音声認識機能の音声による起動が可能だ。

レクサス ESおすすめポイント要約

優れた完成度を誇って、2018年にデビューしたレクサス ES。その後、2020年に一部改良、2021年にマイチェン。そして、2022年にも一部改良を行い、熟成を重ねて、魅力を高めている。

新車で購入となれば最新モデルとなるが、2022年7月の一部改良時のプライスは、ベースの「ES300h」が602万円、「Fスポーツ」は654万円、「バージョンL」は718万円で、専用の内外観を持った特別仕様車の「Graceful Escort」は728万円だ。どのモデルもレクサスのモデルとしての格を感じるプライスになっている。

ただ、パーキングサポートブレーキの後方歩行者への機能など、一部の安全装備などがオプションであるものの、ベースの「ES300h」であっても、ガラスサンルーフ、助手席パワーシート、シートのヒーター&ベンチレーション機能など、装備はとても充実している。しかも、レクサスだから、6か月ごとのオイル交換や、12か月ごとのフィルター交換、ワイパーゴム交換、クリーンエアフィルター交換を含めて、最初の車検の前までのメンテナンスパックがすでに標準で含まれている。

たしかに値引きゼロがレクサスだが、ディーラーでのホスピタリティは、輸入車のレベル(いや超えているか!?)と感じるほどだ。

また、残価設定ローンの場合、確認したいのは残価設定(もしくは残価率)。モデルや仕様によって異なってくるので、月々の支払い額がどう変わるかに注目して、パターンを多めに見積もりを作成してもらうことをお勧めしたい。

中古車での購入は、3回実施された改良ごとに進化を重ねているだけに、改良ポイントに注目しながら、自分に合った1台を選ぶのが得策だ。

レクサスES 2022年7月発売モデル

ES300h バージョンL

価格 718万円
排気量 2500cc
駆動方式 FF
最高出力 178 ps(131 kW)/5700rpm
最大トルク kg・m(22.5 Nm)/3600〜5200rpm
乗員 5名
燃費 -

ES300h Fスポーツ

価格 654万円
排気量 2500cc
駆動方式 FF
最高出力 178 ps(131 kW)/5700rpm
最大トルク kg・m(22.5 Nm)/3600〜5200rpm
乗員 5名
燃費 -

ES300h

価格 602万円
排気量 2500cc
駆動方式 FF
最高出力 178 ps(131 kW)/5700rpm
最大トルク kg・m(22.5 Nm)/3600〜5200rpm
乗員 5名
燃費 -

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価格 728万円
排気量 2500cc
駆動方式 FF
最高出力 178 ps(131 kW)/5700rpm
最大トルク kg・m(22.5 Nm)/3600〜5200rpm
乗員 5名
燃費 -

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