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スズキ スイフト 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格
スズキ スイフトの新型モデル情報を紹介します。スズキ スイフトの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。スズキ スイフト新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。
スズキ スイフト新型モデルの概要
スズキ スイフトは、2000年に欧州で「イグニス」としてデビューしたクロスオーバーSUV車テイストのコンパクトカー。欧州で鍛えられたグローバルカーでもある。日本では全幅を抑えた5ナンバーだ。
現在は2016年に発表された4代目で、2021年にマイナーチェンジと一部改良を施している。また、スイフトは直列4気筒1.2Lエンジンを搭載、電動モーターとバッテリー搭載のハイブリッドモデルも用意されており、好みで選ぶことができる。
車としての基本がしっかり作り込まれており、走り屋にも人気のスイフトはスポーツ走行入門車としても人気だ。MT車が用意されているのも嬉しい。価格帯は132万円~214万円代と求めやすい価格なのはスズキらしいポイントだ。また、よりスポーティなモデルとしてスイフト スポーツもある。
スズキ スイフトの外観・内装デザイン
スズキ スイフトは欧州デビューということもあり、外観が欧米のコンパクトカーをイメージさせる。では内装はどうだろうか。低価格帯の車だが、納得できるクオリティかも含めて見ていこう。
外観:ワイルドなフロントグリルとスマートなボディ
スズキ スイフトは1.2Lのコンパクトカーだが、フロントグリルは迫力がある存在感を放っている。真正面から見るとヘッドライトは控えめに見えるが、斜めから見たときはややつり上がった鋭さだ。
そして、スイフトはゆるやかにテールへ向かって降りていくファストバック風のルーフラインが美しい。これがハッチバックでなければ、さらに華麗なスタイルになっていたはずだ。
そして斜めや横から見ると、前後のタイヤハウスがやや出っ張っているのがわかり、スパルタンさを醸し出す。ハッチバックは両側をテールランプに挟まれ、これも力強さを感じさせ、全体として見たときのイメージはクールだ。
内装:見やすさ重視のシンプルさで気が散らない
スズキ スイフトの内装は水平基調のシンプルデザインだ。コックピットの横から助手制側へシルバーの装飾ラインが走り、その下にナビなどを装備する。シートも含めブラックで内装は統一されている。そして、運転席と助手席の間にはシフトノブとセンターコンソールが配置されているが、ステアリングに付いているパドルでマニュアルモードの操作も可能だ。
さらに、コックピットに座るとメーターがひときわ目立つことがわかる。スタイリッシュで目盛りが細かく刻まれたスピードメーターとタコメーターは赤く縁取られ、数字と目盛りは白で目立つ。その間にマルチインフォメーションディスプレイが配置され、様々な情報を教えてくれる。
スズキ スイフトのサイズ・室内スペース
スズキ スイフトは日本だけでなく世界で人気も高いコンパクトカーだ。世界でも、日本のように狭い路地はあり、欧米では街ごとに歴史があり小道も多い。そこで小道で取り回しもよいサイズで、長距離クルーズでも快適な室内スペースを持つ車が重宝されるのだ。
ボディサイズ:横幅を抑えた5ナンバーでコンパクト
スズキ スイフトのボディサイズは全長3855×全幅1695×全高1500mmが基本サイズ。ハイブリッド、4WDなどによって若干サイズが異なるが、大きな差はない。SUV風ではあるが、最低地上高は120mm。4WDで145mmなので、あくまでスタイリングがSUV風というだけだ。
欧州デビューのスイフトだが、国内では税金も考慮して横幅を抑えて5ナンバーにしている。全長が4mないことを思えば、妥当な横幅ともいえるだろう。
室内スペース:低重心なので座ると空間を広く感じる
スイフトの室内サイズは、長さ1910×幅1425×高さ1225mmで、ギチギチに狭いという印象でもない。これは「HEARTECT(ハーテクト)」プラットフォーム採用でエンジンルームを最小化した影響も大きい。
しかもシートの座面が低重心でセットされており、外から見たイメージより空間を広く感じられるようになっている。低重心のシートで気になる視界も広く見えやすさが確保されており、運転には差し支えない。
収納スペース:コンパクトカーでも充分な容量を確保
5ドアハッチバックのスイフトは、全長が短いわりに、ハッチを開けると264Lの容量を持つ収納スペースを備えている。室内長はリアのギリギリまで迫っているようで、形状やレイアウトを工夫してスペースを確保したのだ。
開口部の高さも715mmで、積み下ろししやすい設計となっている。5人乗車で小型トランクが2個、6:4分割可倒式リヤシートを倒せばゴルフバック搭載も可能だ。
スズキ スイフトの性能・燃費・装備
スズキ スイフトの車としての走行性能、モデルベルの燃費はやはり気になるところだ。さらに安全に役立つ装備・機能をプラットフォームやボディ構造も含めてチェックしていこう。
走行性能:5MT、ハイブリッドモデルもラインナップ
スイフトにはハイブリットタイプのHYBRID SZ、マイルドハイブリッドのHYBRID RS・MG、そしてNAのRSとXGは2WD/5MT・CVT、4WD/CVが用意されている。スポーティなマニュアル5MTはNTのみの設定だが、ハイブリッド車でもパドルシフトでマニュアルライクな運転は味わえる。
マイルドハイブリッドは発進・加速時にモーターがアシストし、ハイブリッドでは発進・加速時にエンジン出力にモーター出力を上乗せする。つまり、より力強い加速が体感できることになるのだ。なお、ハイブリッドでは、モーターのみのEV走行が可能だ。
安全性能:「スズキセーフティサポート」搭載で対応
スイフトはスズキ車でおなじみの予防安全技術「スズキセーフティサポート」搭載、危険性を検知してしてくれることで安全性を担保。誤発進抑制機能や、ブレーキサポート、クルーズコントロールなどに対応。危険だけでなく、ドライブもアシストしてくれる。
さらに高剛性プラットフォーム「HEARTECT」と、軽量衝撃吸収ボディ「テクト」で衝突時の衝撃を吸収・分散する構造になっており、危険から守る。運転席からの視認性もよいうえに、駐車時は前後左右の全方位カメラ(メーカーオプション)で俯瞰映像をディスプレイに表示してくれるのも安心だ。
燃費性能:ハイブリッドモデルで23.0km/Lを実現
高剛性プラットフォーム「HEARTECT」とボディは安全性だけでなく、燃費も考慮して安全を損なわない範囲で軽量化されている。そのため、燃費性能はモデルを問わず、フルタイム4WDを除いてWlTCモード20~21km/L台だ。これが高速道路モードでは23.5km/L、マイルドハイブリッドでは23km/Lになる。
ちなみにN/Aの5MT車での燃費も2WDなら21.8km/L、高速モードで23.7km/Lで、エンジンの基本的な燃費性能が高いことを示している。
装備・機能:寒い日は素早く室内を暖めてくれる
スイフトは細かい部分まで配慮が行き届いたコンパクトカーだ。たとえば冬の寒い朝や夜にはシートバックと座面を暖めてくれるシートヒーターを全車の運転席に装備する。さらに、後部座席の足元に温かい風を送るリヤヒーターダクトも全車装備だ。
それだけでなく、空調ユニットを通過する空気を電気で温めるPTCヒーターを装備している。また、エアコンを使用しているときのアイドリングストップの開始・再始動タイミングも調整できる。燃費を優先するか、快適さを優先するかが選べるのだ。
寒い日にはシートヒーターと、室内を素早く温めるPTCヒーター装備。フロントのドアは3段階で開くので駐車場などで周囲のクルマへのドアパンチも防げる。
スズキ スイフトおすすめポイント要約
スズキ スイフトは全長が4mに少し足りないコンパクトな5ドアハッチバック車だ。欧州デビューののち、日本以外に世界で愛されている車でもある。
HYBRID RSとN/AのRSは特に欧州チューニングが施されたショックアブソーバーとチューニングタイヤ、電動パワステコントローラーなど、高速道路や長距離を走る欧州のドライブ事情に合わせた乗り味と直進安定性を発揮するセッテイングが施されている。
それでいて、狭い路地でも取り回しが楽な最小回転半径4.8mは、初心者から車に乗り慣れたミドルでも安心して乗れる車と言えるだろう。
また、これまで軽自動車しか乗ったことがなくても、ステップアップしてスポーティな走りを楽しみたいという場合にも向いている。価格も手頃で、ハイブリッドも選べるという意味では、広い年代におすすめだ。