シャシー アスベスト asbestos friction material

• 2019/05/05

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アスベストとは天然に存在する鉱物繊維で、日本では石綿と呼ばれる。主成分はケイ酸マグネシウムで耐熱性、強度が強いことから、ブレーキやクラッチ用摩擦材として使用されてきた。アスベスト繊維は、吸い込むと肺がんや皮腫などの原因となる可能性があることから、ビル解体作業では大気汚染防止法により、解体手順遵守が義務づけられている。この流れを受けて、アスベスト規制により製造が禁止された。アスベストに代わる繊維として、耐熱性に優れるアラミド繊維や無機繊維を使ったノンアスベスト摩擦材が主流になっている。そのほか欧州では金属繊維を使ったセミメタリック系ノンアスベスト摩擦材が多く、また高負荷、高耐熱性が必要とされる航空機、新幹線などは、メタリック系ノンアスベスト摩擦材が使われている。

-大車林