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- 可変圧縮比で低燃費と高出力を両立[KR20DDET:VC-Turbo]
直列4気筒2.0ℓ(アルティマ、インフィニティQX50) BMEP:24.2bar Infiniti QX50 可変圧縮比で低燃費と高出力を両立[KR20DDET:VC-Turbo]
走行状況に応じて機械的に圧縮比を可変させるという、独創的なメカニズムを搭載。量産エンジンとしてはもちろん世界初の技術で、20年近くの開発期間を経て2016年のパリモーターショーで初披露された。カムタイミングによるミラーサイクルのような擬似的な可変圧縮比ではなく、ピストン上死点の位置をシームレスに変化させることで圧縮比は8.0〜14.0という広い範囲で素早く切り替わる。VCターボの名称どおりターボ過給エンジンであり、3.5ℓV6自然吸気と同等の最高出力、最大トルク発揮しつつ燃費を約30%改善と日産はアピール。エンジン重量が約18kg低減できることもメリットだ。可変圧縮比を実現するのはクランクまわりに設けられた複雑なリンク機構で、電動アクチュエーターにより上死点でのピストン位置を最大で約6mm変化させる。2019年末現在、日本市場向けモデルへの搭載の予定はない。
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