デンソーテン: LEXUS・LS、TOYOTA・MIRAI搭載「冗長電源モジュール」をトヨタと共同開発
- 2021/06/11
- Motor Fan illustrated編集部
デンソーテンは、乗員に安心感を与える高度運転支援技術の実現と車両の安全性能向上に貢献する「冗長電源モジュール」をトヨタ自動車と共同開発した。
本製品は、2021年4月に発売されたLEXUS新型「LS」およびTOYOTA新型「MIRAI」に搭載された高度運転支援技術「Advanced Drive」向けの製品として採用されている。
高速道路などの自動車専用道路において活用される高度運転支援技術「Advanced Drive」は、ドライバーによる監視のもと、交通状況に応じて車載システムが適切に認知、判断、操作を支援し、車線・車間維持、分岐、車線変更、追い越しなどを行う。その実現には、各センサーへ安定した電力を供給する「電源信頼性」が必要。また、車両の電源信頼性を確保するには、メイン系統電源に何らかの障害が発生した場合でも、車が安全に停車するまでサポートできるよう、サブ系統電源から各機器へ電力供給を行うことができる「電源冗長」が不可欠である。
今回新たに開発した「冗長電源モジュール」は、 メインおよびサブ系統間の電源制御と、サブ系統電源として使用する電池を監視する電池制御をひとつのECUに集約し統合制御を行うことで、電源冗長を実現している。
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