日立オートモティブシステムズ:新たな自動パーキングブレーキを市場投入 ピックアップトラック、SUV、小型商用車などに適した新ブレーキシステム
- 2020/10/08
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MotorFan編集部
日立オートモティブシステムズは、ピックアップトラックやバン、SUV、小型商用車向けを中心に過酷な使用にも耐えられるように設計した、新たな自動パーキングブレーキを市場に投入した。
新たなパーキングブレーキは、すでに複数の自動車メーカーへの導入が決まっており、9月に欧州、10月に北米において新車に搭載されている。日立オートモティブシステムズは、この新ブレーキシステムをブレーキビジネスユニットの欧州拠点で開発し、現在は北米と欧州で生産しているが、2021年にはアジア太平洋地域での生産も開始する。
自動パーキングブレーキは、パーキングブレーキの世界市場において25%を超える割合を占めており、さらに需要が高まっている。日立オートモティブシステムズは、昨年のシャシー・ブレーキ・インターナショナル社の買収により、自動パーキングブレーキの事業規模において、現在、世界第3位のサプライヤーとなっている。この新しいブレーキシステムは、定格車両総重量が3.5トン以下のピックアップトラック、バン、SUV、小型商用車に適しており、ドラムインハットといった他のシステムと比べて、重量を6.6ポンド(約3キロ)以上削減できる利点を有している。
ブレーキビジネスユニット長のBernd Schemer氏は「自動パーキングブレーキの安全性やシステムマネジメントにおける最新の技術開発によって生まれた当社の新システムは、より広範囲な車種への適用を可能としています」と述べるとともに、ブレーキシステムにおける軽量化の他に、高度な安全性をはじめ、頑強性、自動バレーパーキングを含む自動運転機能など、新たな自動パーキングブレーキが自動車メーカーにもたらす様々な利点やeモビリティの騒音・振動・ハーシュネス要件にも最適化されている点について強調している。
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