豊田自動織機:冷蔵・冷凍自動運転フォークリフトの共同実証実験を開始、低温環境下におけるフォークリフト作業の自動化を検証
- 2020/10/09
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MotorFan編集部
ニチレイロジグループと豊田自動織機は、冷凍倉庫内等の厳しい作業環境下(-25℃)におけるフォークリフト作業の自動化を実現するため、本年10月、冷蔵・冷凍自動運転フォークリフトの実証実験を開始した。
ニチレイロジグループは、2016年より冷蔵・冷凍倉庫における業務革新に取り組んでいる。その一環として、自動運転フォークリフトの導入による深刻な労働力不足の解消や、低温環境下での作業者の負担軽減、現場作業の標準化をねらいに、豊田自動織機との協業を進めている。
両社は2018年、キョクレイ大黒物流センター(ニチレイロジグループ子会社)にて、冷蔵環境下(+2℃)における自動運転フォークリフトの実証実験を開始し、その有効性を確認した。この度は、冷凍環境下(-25℃)における実証実験を行い、機台の耐久性、同一機台での冷蔵・冷凍ゾーン間の移動、さらには有人フォークリフトとの共存に関して検証する計画だ。
冷蔵・冷凍ゾーン間の移動では、急激な温度変化により発生する結露や「もや」が、機台およびその走行に影響を与えることから、これまで自動運転フォークリフトの活用は困難とされていた。今回、これに対応した機台を国内で初めて実用化し、実証結果から抽出される課題を元に改良を重ね、製品化をめざす。
ニチレイロジグループと豊田自動織機は、今後も両社の知見や技術を活用し、冷蔵・冷凍環境下における業務革新を推進することで、物流業界での深刻な労働力不足など、社会課題解決に取り組んでいくとしている。
実証実験の概要
1.期間:2020年10月~2021年9月(予定)
2.場所:株式会社ロジスティクス・ネットワーク品川物流センター(ニチレイロジグループ100%子会社)
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