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三菱 デリカＤ：５ 新型情報｜グレード/性能/新車・中古価格
三菱 デリカＤ：５の新型モデル情報を紹介します。三菱 デリカＤ：５の性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。三菱 デリカＤ：５新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。
三菱 デリカＤ：５新型モデルの概要
三菱 デリカＤ：５は、デリカシリーズの5代目で、2007年の登場。「Ｄ：５」というサブネームはデリカの5代目という意味を持つと同時に、「5」にはミニバンシリーズのラージサイズカテゴリーであることも表現している。ちなみに「デリカ」の名は、荷物を運ぶ車（デリバリ・カー）から生まれている。
デリカＤ：５は登場から12年となる2019年2月に、フロントマスクに「ダイナミックシールド」を獲得したビッグマイナーチェンジを受けた。
ここでは、特別仕様車「BLACK Edition」（ブラックエディション）が登場した2024年11月以降の仕様を中心に、デザインや実用性、走行性能などといったポイントごとに、デリカＤ：５の魅力をチェックしていこう。
エンジンは全車、2.2Lのディーゼルターボエンジンを搭載し、駆動方式は4WD。ラインアップは、「Mグレード」「Gグレード」「Pグレード」に加え、都会的で洗練されたイメージの「URBAN GEAR」（アーバンギア）で構成。特別仕様車では、ブラックエディションと、「CHAMONIX」（シャモニー）がある。
三菱 デリカＤ：５の外観・内装デザイン
同社ならではのフロントデザインコンセプト「ダイナミックシールド」を採用した三菱 デリカＤ：５。ひと目でＤ：５と分かる特徴的なデザインで、上質さも演出している。そのオリジナリティの高い外観と、内装デザインの注目ポイントにスポットを当てて、デリカＤ：５の個性を見ていこう。
ダイナミックシールドを採用
三菱 デリカＤ：５は、プレステージ性を備え、洗練されたアクティブなエクステリアが魅力。フロントマスクは、ダイナミックシールドを採用し、縦型のマルチLEDヘッドライトとLEDポジションランプを組み合わせる。安全な視界に加えて、対向車や歩行者からの視認性も高め、デザイン性と機能性を両立しているのが特徴だ。
リアコンビネーションランプは、リアゲートのガーニッシュとの連続性を持たせたデザイン。ワイド感や安定感を表現している。
ブラックエディションは、グリルやホイールなどがブラックのカラーリング。シャモニーは、バンパーやサイドに専用デカールをあしらった。アーバンギアは、グリルをスリットデザインにして、洗練された都会派イメージを打ち出した。
上質で本物感漂うインテリア
インパネは、水平基調の「ホリゾンタルアクシス」というコンセプトで走行時に車体姿勢が掴みやすく、ワイド感にも寄与するフォルム。サバ杢デザインの木目調アクセントパネルを採用し、オールラウンドミニバンとしての機能性と上質さを兼備した。
ブラックエディションとアーバンギアでは、木目調アクセントパネがバール杢デザイン。より複雑な木目模様とダークな色味によって重厚感を演出する。
ステッチを施したソフトパッドや、上級なイメージを放つセレクトモードダイヤルも、インテリアの注目したいポイントだ。
三菱 デリカＤ：５のサイズ・室内スペース
上級ミニバンというポジショニングの三菱 デリカＤ：５。ボクシーなフォルムで扱いやすそうなイメージはあるものの、実際のサイズは取り回しに関係するだけに注目したいポイントだ。また、快適性や使い勝手を左右する室内スペースと、収納についてもチェックしていこう。
1.8mを切る全幅の扱いやすいサイズ
ボディサイズは、全長4800㎜×全幅1795㎜×全高1875㎜。最小回転半径は5.6mというスペックを持つ。
ここで、アルファードのサイズを紹介すると、全長4995㎜×全幅1850㎜×全高1935㎜、最小回転半径は5.9m。デリカＤ：５は、全長が195mm短く、全幅は55mmスリムで、最小回転半径は0.3m小さい。
なお、ノアと比較すると、105mm長く、65mm幅広。サイズ面でもノアよりもクラスが上の車格となる。
8人乗りと7人乗りを設定
乗車定員は、ベーシックグレードのMが8人乗りのみ、また、ブラックエディションは7人乗りのみで、そのほかのグレードは、8人乗りと7人乗りを用意する。
8人乗りのセカンドシートはベンチタイプの3名掛け。いっぽう7人乗りでは独立したキャプテンシートとなる。
ファブリックのシート地は幾何学模様で、ブラックとベージュのカラーを設定。本革シートでは、ダイヤ柄のキルティングで力強さとオーセンティックな高級感を演出している（カラーはブラックのみ）。なお、シャモニーのシート地はスエード調＆合成レザーのコンビタイプで、シルバーのステッチをあしらった。
セカンドシートはチップアップ機能を採用
前席まわりの収納は、カップホルダーを設置するフロアコンソールボックス（Mグレードを除く）、インパネロアボックス、スマートフォンボックス、サングラスポケット、フロントドアポケット（ボトルホルダー付き）など。
サードシートは5対5の分割式で、乗車人数と荷物の量でアレンジ可能。サードシートを跳ね上げ、セカンドシートのチップアップ＆スライドを行えば、荷室の長さは1610mmまで拡大する。
三菱 デリカＤ：５の性能・燃費・装備
クリーンディーゼルターボエンジンと、電子制御4WDシステムを採用するなど、基本性能と優れた走破性を両立させた三菱 デリカＤ：５。その走りの性能を引き上げるために投入されたメカニズムや、ランニングコストに関連する燃費など、気になるポイントをチェックしていこう。合わせて、安全性能や、装備・機能についても見ていこう。
エンジンの力強さと高い走破性を追求
搭載エンジンは、2.2Lのコモンレール式DI-Dクリーンディーゼルターボ。380Nmというビッグトルクを2000rpmの低回転で発揮する。トランスミッションは、滑らかな加速を実現する8速スポーツモードATを搭載した。
フロントサスペンションは、ステアリングを切ったときのスムーズな応答性を追求。コーナリング時のハンドリング性能を磨き、ミニバンの領域を超える走りを目指した。
タイヤのグリップ力を最大限に確保する三菱自動車独自のAWC（All Wheel Control）思想に基づいた電子制御4WDシステムを採用。悪路で障害物を乗り越えるためのアプローチアングルや、乗り越えた障害物がアンダーボディに接触せずに越えられるランプブレークオーバーアングルなども高次元で確保した。
また遮音材と吸音材の採用箇所を増やすことで、静粛性を大きく向上させている。
三菱e-Assistで安全・安心をサポート
衝突被害軽減ブレーキシステム［FCM］、誤発進抑制機能（前進時）、車線逸脱警報システム［LDW］、レーダークルーズコントロールシステム［ACC］、オートマチックハイビーム［AHB］などを全車に標準装備。頸部衝撃低減フロントシート、マルチアラウンドモニター、自動防眩ルームミラー（マルチアラウンドモニター付き）なども全車の標準装備だ。
そのほか、後側方車両検知警報システム（レーンチェンジアシスト機能付き）［BSW/LCA］と後退時交差車両検知警報システム［RCTA］は、Pグレード、ブラックエディション、シャモニーに標準装備。G-Power Package、アーバンギアG-Power Packageにはオプションで設定している。
好燃費とクリーン排ガスの追求
2019年の大規模マイチェンで、フリクションの大幅低減、燃焼室の変更、次世代燃料インジェクターの搭載など、エンジン構成部品の約5割を改良し、主運動系の重量を約17％軽量化。また、クロスレシオ化した新開発の8速スポーツモードATを組み合わせ、燃費性能と動力性能の両立を図った。WLTCモード燃費は、13.6km/Lとなっている。
ディーゼルターボエンジンの排出ガスをクリーンに浄化する尿素SCRシステムを採用。尿素水溶液（AdBlue）により、窒素酸化物（NOx）を安定して浄化する。
電動サイドステップを上級車に装備
電動スライドドア（Mグレードは運転席側のみ）、スマートキー、左右独立温度コントロール式フルオートエアコン、リアマニュアルクーラー、本革巻きステアリング、パドルシフト、アルミホイールなどを標準装備。オーディオはレス仕様で、6スピーカーを搭載する。
インパネダウンライトやフロアコンソール後方にオレンジのLED照明を採用し、リラックスできるルームイルミネーションも注目のポイント。さらにPグレード、ブラックエディション、シャモニーにはルーフビームガーニッシュ（天井照明）も装備した。
乗り降りに便利な電動サイドステップや、電動テールゲート、運転席パワーシート、運転席＆助手席シートヒーターなどを上級グレードに採用した。
三菱 デリカＤ：５おすすめポイント要約
2019年2月のビッグマイナーチェンジで、魅力をアップし、個性あふれる独自性を手に入れたデリカＤ：５。上級ミニバンとしてのクラス感を備えながらも、1.8mを切るボディ幅などで扱いやすさをキープしているのも注目ポイントのひとつ。
2025年4月に価格を改定し、各グレードともに一律6万6000円のアップとなったが、ベーシックなMグレードで422万2900円、最上級のブラックエディションでも479万9300円というプライス設定。しかも全車が三菱自慢の高い走破性を誇る4WDなのだから、検討したい価格帯だ。
中古車を探すなら、魅力ある装備をプラスしたシャモニーやジャスパーなど特別仕様車を中心に探すのもよさそうだ。2019年10月にはラグビーニュージーランド代表チーム「ALL BLACKS」公認の特別仕様車「ALL BLACKS Edition」を300台限定で発売している。シャモニーやジャスパーは発売のたびに仕様が異なり、そのモデルならではの魅力を味わえる。
