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日産 デイズ 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格
日産 デイズの新型モデル情報を紹介します。日産 デイズの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。日産 デイズ新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。
日産 デイズ新型モデルの概要
日産 デイズは、いまや市場規模の4割近くを占める軽自動車のなかで特に人気の高い軽ハイトワゴン。2013年に三菱自動車を主体とする共同開発によって初代がデビュー。現行車となる2代目は、2019年に三菱自動車ではなく日産が主導する形で開発されている。
移動の足として捉えられがちな軽自動車だが、日産が掲げるニッサンインテリジェントモビリティの“自動運転化”と“電動化”、“つながるクルマ”の要素を取り入れ、プロパイロットをはじめとする先進技術が詰まっているのも大きな特徴だ。
エンジンルームをコンパクトに設計することでホイールベースを延長。それによって、室内空間が広く確保され、軽自動車とは思えないほどの広く快適なキャビンを備えている。価格帯は、約138万円~191万円となっている。
日産 デイズの外観・内装デザイン
日産が初めて開発した軽自動車が日産 デイズ。軽自動車という限られた寸法のなかで、最大限に空間効率を高めることで快適性が確保。まずは外観をはじめ、内装デザインをチェックしてみよう。
外観:前傾のサイドラインで躍動感を演出
日産デイズは、Vモーショングリルを大きく取り入れたフロントグリルやブーメランシグネチャーなど、ひと目で日産車と認識できるデザインランゲージが盛り込まれた一台だ。
駆け上がるように配置される前傾のサイドラインが大きな躍動感を与え、さらにコンパクトにまとめられたエンジンルーム設計により、ホイールベースを大きく確保。室内空間の確保に加え、直進安定性の向上にも一役買っている。
フロントのフェイスデザインは、落ち着いたデザインの標準仕様とよりスポーティさを強調するエアロ形状を盛り込んだハイウェイスター仕様の2種類が設定されている。
内装:3D造形のインパネが上質感を与える
インパネ全体が浮き上がり、立体的に見えるフローティングデザインの採用によって、高く少ない視点移動でメーター類やスイッチ類の操作が行なえるなどユーザビリティも上々。
合成皮革とリアルステッチの採用に加え、過飾部にはエクステリアデザインに合わせた3Dパターンを盛り込むことで上質感も演出している。
シートには、体全体を広い範囲で捉えるスパイナルサポート(中折れ)形状を採用することで疲労軽減の効果も。どこかチープさを感じさせた一昔前の軽自動車のイメージをを完全に払拭するほど、洗練かつ上質感溢れる車内空間が広がる。
日産 デイズのサイズ・室内スペース
現行モデルの日産デイズは、本体サイズはそのままにエンジンルームの縮小によって、65mmものホイールベース拡大を実現。それに伴って荷室を含め、室内スペースも広く確保されている。豊富な収納スペースを設けることで、使い勝手も上々だ。
ボディサイズ:最小回転半径は4.5mとクラストップ
軽自動車という限られた枠組みのなかで、本体は軽自動車の要件を満たすギリギリのサイズまで攻め込み、最大限のスペース確保に努めている。
ホイールベースが2495mmと同カテゴリのライバルと比べてやや長め。直進性能を確保しつつ、最小回転半径はクラストップとなる4.5mで取り回しもラクラク。低めに設定されたダッシュボードに加え、前後左右すべての視界が大きく開けているので運転もしやすい。
室内スペース:後部座席でも足元が広く快適
ホイールベースの拡大によって大きく広げられた室内空間は、軽自動車であることを忘れさせてくれるほど。
前後の座席間隔となるニールームは710mmと広く、大人が乗っても足回りにゆとりが生まれるほど。室内高も1270mmとゆとりを持った作り。さすがに乗り降り時には体を曲げる必要があるものの、座ってしまえば頭上にゆとりの空間が生まれ、圧迫感を感じることもないだろう。
収納スペース:アンダーボックス拡充でたっぷり積める
同カテゴリのなかでトップクラスのラゲッジスペースの容量を確保している日産 デイズだが、さらに54Lのアンダーボックスが確保。A型ベビーカーを立てて収納することもできるため、子育て世代には特に嬉しい進化といえる。
インパネ周りの収納も豊富で、助手席側からセンターにかけて設置されるトレイや、インパネから引き出して使えるトレイ、ステアリングの下に設けられるアンダートレイなど、散らかりがちな小物も賢く収納できるため、車内整理も簡単で室内空間をスッキリ見せることができる。
日産 デイズの性能・燃費・装備
軽自動車の大きなメリットの一つとして挙げられるのが燃費の良さだ。とはいえ、自動車である以上、快適な走行性能も決して見逃せないポイント。ここでは、日産 デイズの走行性能と燃費性能、そして装備・機能についてもチェックしていこう。
走行性能:心地よい加速を実現するターボ車も設定
選べるパワートレインは、燃費性能に優れるガソリン車、きびきびとした加速感が味わえるターボエンジン搭載車の2種類。それぞれに、減速時の運動エネルギーから発電を行い、蓄えた電力でエンジンを補助したりアイドリングストップなどに使用したりしてガソリンを節約する「スマートシンプルハイブリッド」を設定している。
ドライバーが強くアクセルを踏み込んだ際、クルマが加速したいというドライバーの意思を汲み取ってステップ的に変速しながら加速する「Dステップ」を全車に標準装備。それによって軽やかな加速感を生み出している。
安全性能:乗員も歩行者も守る安全ボディを採用
日産の軽自動車としては初となるプロパイロットをオプションで設定。高速道路における加減速や車線維持などをアシストしてくれるため、長距離移動時の負担も大きく削減可能だ。
また、踏み間違い時の衝突防止アシストや他車や歩行者などとの衝突が予測される場合のブレーキ補助、車線逸脱防止機能など、万が一の事故を未然に防ぐための先進機能は、全車に標準装備される。
さらに他車や歩行者との衝突時における加害性を低減するコンパティビリティ対応ゾーンボディを採用。ボンネットなどのエネルギー吸収性が高いため、万が一歩行者と衝突しても、衝撃を緩和するなど、安全性能や装備に余念もない。
燃費性能:WLTCモードでも21.2km/Lと低燃費
ガソリン車がWLTCモードで21.2㎞/L、ターボエンジン搭載車で19.2㎞/Lとガソリンエンジンベースのモデルとしては高い省燃費性能を実現しているため、お財布にも優しい。
スマートシンプルハイブリッド搭載モデルも設定されているが、これは純粋なハイブリッド車とは異なり、発進時のアシストやアイドリングストップ時の電源供給といった具合にあくまでも補助的な意味合いの強いシステム。駆動そのものはガソリンで行われるため、大幅な燃費向上は見込めない点に注意が必要だ。
装備・機能:事故を未然に防ぐ機能を標準装備
前席のエアバッグはもちろん、サイドエアバッグやABSといった基本的な安全装備は全車に標準装備。
さらに踏み間違い衝突防止アシストやインテリジェントエマージェンシーブレーキなど、事故を未然に防ぐ機能をはじめ、標識検知機能や先行者発進のお知らせといった交通法規を守るための機能や思わぬトラブルを避けるための先進機能も全車に標準装備されるなど予防安全にも余念がない。
また、別途契約が必要となるが、軽としては初となるSOSコールにも対応。万が一の事故発生時や急病時にスイッチを押すだけでオペレーターがサポートしてくれるため安心だ。
日産 デイズおすすめポイント要約
日産 デイズは、“技術の日産”が手掛けた初の軽自動車とあって、先進の安全技術と快適な走行性能を兼ね備えたクルマだ。
単なる移動手段としてのクルマではなく、限られたスペースを最大限に活かし、乗る人すべてに快適さを提供するといった室内空間設計が施されているのも嬉しいポイント。加えて荷室も広く確保されていることに加え、ベビーカーの収納に適したアンダーラゲッジスペースを設けているため、子育てを行っているファミリーユースにもおすすめだ。
もちろん走行性能にもまったく妥協はなく、エンジンの出力だけに頼るだけでなく変速を行うCVTにも工夫が加えられ、キビキビとした力強い走行を楽しむことができる。すっかり普及したハイブリッド車のようにモーターのチカラに頼らず、エンジン駆動でありながら高い省燃費性能を持っているため、通勤や通学といった普段使いにも最適な一台と言えるだろう。