ボルボ ボルボ XC60 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格
- 2021/03/15
2017年デビューのミドルクラスSUVで、現行は2世代目。ボルボの新しいモジュラー設計思想・SPAを用いて仕立てられた。パワートレインは全車4気筒2.0ℓのガソリンターボに8速ATの組み合わせとし、これにベルト駆動式の48V/8kWのモーター/発電機の48Vハイブリッドシステム、あるいは350V/22kWおよび309V/28kWのツインモーターを搭載するプラグインハイブリッドシステムを搭載する。駆動方式は全車全輪駆動で、プラグインハイブリッド車はプロペラシャフトを持たない前後独立式のAWDシステム。
《 ボルボ XC60 カタログ目次 》
(1)No.1プレミアムSUV、新型「ボルボXC60」の気になる中身とは?[2017年10月16日]
(2)【初試乗】新型ボルボXC60の躍進!強豪ドイツ御三家を突き放す成長![2017年10月16日]
(3)今年は「ボルボ XC60」【2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤー】[2017年12月11日
(4)ボルボXC60開発秘話「4つの安全テクノロジーに絶対の自信!」[2017年12月11日
No.1プレミアムSUV、新型「ボルボXC60」の気になる中身とは?
世界ナンバーワンのセールスを誇るXC60が遂にフルモデルチェンジした。まず日本に上陸したのは、ガソリンエンジン+ターボチャージャーの「T5」、最上級モデルのプラグインハイブリッド「T8」のふたつ。ディーゼルモデル「D4」とハイパフォーマンスモデル「T6」は2018年3月になることも発表された。
ボルボ・カー・ジャパンは、世界的なベストセラーとなったミディアムサイズのプレミアムSUV「XC60」を10月16日に発表し、全国のボルボ正規ディーラーで販売をスタートした。
XC60は、欧州では2008年にブランニューモデルとしてデビューを飾り、日本市場には翌09年夏から導入された。11年にはヘッドライトやバンパー形状などの意匠を変更する、いわゆる“ビッグマイナーチェンジ”によって精悍なデザインへと進化、その人気に拍車がかかった。初代XC 60は、世界的に広がるSUV人気の火付け役として、年を重ねるごとにその存在感を高めていったのである。
日本市場に導入されるモデル
ディーゼル+ターボの「D4」、ガソリン+ターボの「T5」、ガソリン+ターボ+スーパーチャージャーの「T6」に加え、新たにPHEVモデルである「T8」がラインナップされる。日本導入モデルはすべてAWDだ。「D4」と「T6」は日本導入が少し遅れ、2018年3月に導入される計画となっており、まずは「T5」と「T8」がXC60の日本デビューと同時に発売される。
T5は標準グレードの「Momentum」と最上級グレードの「Inscription」のふたつが用意され、T8は「Inscription」のみの設定だ。さらに、「D4」および「T6」にはスポーツグレードの「R-Design」がラインナップされる。
「Momentum」と「Inscription」の違いは、ヘッドアップ・ディスプレイ、マッサージ&ベンチレーションや電動調整機能を持つナッパレザーシートやリヤシートヒーターなどの各種装備の有無にある。外観では、19インチ・アルミホイール、専用グリルや高級感を増すクロームトリムも「Inscription」にのみ与えられるものだ。いずれのグレードともに、エアサスペンションやB&Wオーディオシステム、メタリックペイントなどはオプション装備となる。
すべてのグレードに標準装備される「SENSUS」(センサス)は、タブレットサイズの液晶が採用され、とても見やすくて操作性に優れている。この場所は運転中に何度も操作する重要な司令塔でもあり、ここがストレスフリーである点はなによりも嬉しい。
ボディサイズは、先代の全長4645×全幅1890×全高1715mmに対し、新型は全長4690×全幅1900×全高1660mm。全長が45mm、全幅が10mm大きくなったが、全高は55mm短くなった。ボルボが想定するXC60のライバルは、BMW X3やアウディQ5、メルセデス・ベンツGLCといったドイツ勢。ここ数年は、ジャガーやマセラティといったプレミアムブランドがSUV市場へと参入するなか、ボルボはその地位を確固たるものにしている。
ボルボは「2020年までに新しいボルボ車での交通事故による死亡者や重傷者をゼロにする」という新たな目標“VISION2020”を掲げている。最新鋭の安全・運転支援システムを満載する新型XC60は、どこを見ても“ボルボらしさ”がたっぷり。まさにプレミアムSUVの王道をいく羨望のニューモデルのデビューである。
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【初試乗】新型ボルボXC60の躍進!強豪ドイツ御三家を突き放す成長!
ボルボ人気の勢いを加速すべく、ミディアムSUVのXC60が二代目へと進化を遂げた。安全性能や北欧独自のデザインセンスを受け継ぎながら、新型の最大の見所は走りの完成度が大きく前進したこと。ガソリン、ディーゼル、PHEVの中から、まず先手を切って日本に導入された、2.0ℓガソリンターボエンジンを搭載した「T5 AWD Inscription」の魅力を掘り下げてみよう。
REPORT◎吉田拓生(Takuo Yoshida)
PHOTO◎平野 陽(Akio Hirano)
新プラットフォームを採用。得意の安全装備もより充実。
ボルボの新型デビューにおいて、今回のXC60ほど注目を集めたことがあっただろうか。ミドルサイズのSUVであるXC60は、世界で最も売れているボルボという側面もあるが、我が国ではXC90にはじまったデザインコンシャスな新世代ボルボの最新版という位置づけにおいても興味をひいているのだと思う。
2009年に本邦デビューを飾った初代XC60は、日本初となる完全停止の自動ブレーキを備えたモデルだった。使い勝手やデザイン以上に安全性能に注力しているボルボらしいトピックと言えるだろう。さらに興味深いのは、先代XC60がモデル末期になればなるほど売れていたという事実で、その背景には昨年施されたエンジンのダウンサイジング化などのテコ入れも効いていると思われる。一方でBMW X3やアウディQ5、メルセデスGLCといったライバルが激しくパイを取り合うこのサイズのSUVがいよいよ従来の4ドアセダンにとって代わる定番スタイルとして認識されはじめたと解釈することもできる。
新型XC60はサイズ感や想定カスタマーこそ従来通りだが、その中身は完全に刷新されている。プラットフォームはSPA(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー)と呼ばれる新世代ボルボの大型車用を採用し、内外装のデザインは好評のXC90の流れを踏襲する躍動感と近未来感に溢れたものになっている。
パワートレーンはガソリン直列4気筒ターボのT5と、ガソリン直4ターボにスーパーチャージャーとモーターを組み合わせた最上級版であるT8の2種類が第一弾として導入される。今回はXC60のメインを張るであろうT5搭載のAWDモデルに試乗することができた。試乗車には30万円のオプションとなるエアサス+FOUR-Cアクティブパフォーマンスシャシーが装備されていた。
従来のイメージを破った味わい深い北欧デザイン。
新型XC60を目の当たりにして意外だったのは全高の低さだった。スタイリングの精悍なイメージも手伝っているのだが、数値上でも初代と比べて55mm低く、新型X3やQ5よりも数mm低められている。
初代XC60は従来のボルボのイメージ通りの実直なモデルで、現在の眼で見ても古くは感じない。けれど、もし新型XC60と横並びにして比べたら古さを感じずにいられないだろう。新型はTハンマーと呼ばれるTの字が横に向いたスモールライトに象徴される緊張感に溢れる外観もさることながらインテリアの意匠がそれ以上に目新しい。
iPadよりひと回り小さなタッチパネル式の9インチ縦長センターディスプレイは、ナビやスマホとの連携、車両設定、オーディオ、エアコン、シートコントロールといったあらゆる機能が集約されている。このため新型XC60のダッシュパネルには、メカニカルなスイッチが実に8個しか存在しない。すっきりとした操作系は初代i Phoneが誕生した10年前には使いこなせなかっただろうが、デジタル全盛の現在であれば「こうあるべき」設計だと言い切れる。
このセンターディスプレイを核として、北欧ならではの「すっきりとして温かみに溢れる」室内空間が広がる。ダッシュボードパネルに沿ってカーブするウッドパネルは。ドリフトウッドと言って流木をイメージしている。まさにシンプルで味わい深い北欧のテイストだ。
我が国における初代XC60は、従来からのボルボ・ファンの視界にしか映らない控えめなモデルに思えていたが、新型はこれまでボルボ車を少しも意識したことがなかったようなデザインに敏感な人たちからも大いに注目を集めるに違いない。
昨今は走り出す前に機能をチェックしなければならない新型車がほとんどで、新型XC60もその部類に入る。センターディスプレイには左右と上にスワイプして現れるページが隠れていて、最初にこれを理解する必要がある。またステアリング上の左側のスイッチ群で操作するクルーズコントロールも必修である。これらの機能はいきなり直感的に操作することは難しいが、一度覚えてしまえばすぐに使いこなせるようになる人がほとんどだと思う。
走りの変化が新型の真骨頂。エアサス装着車が本命!
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今年は「ボルボ XC60」【2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤー】
本日12月11日(月)、東京国際交流館にて2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤー開票が行われ、今年のカーオブザイヤーはボルボ「XC60」に決定した。
元記事:今年は「ボルボ XC60」【2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤー】
ボルボXC60開発秘話「4つの安全テクノロジーに絶対の自信!」
新型XC60を開発したスウェーデン本社のボルボ・カー・コーポレーション開発陣にインタビュー。世界で最も売れている主力車種のモデルチェンジに困難はなかったのだろうか? ハンス・ニルソン氏とマーカス・パーシバル氏が開発者の視点で新型XC60を語る。
プレミアムSUVは、世界の自動車市場を成長させる強力な促進力
「2017-2018日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したことで、改めて注目されているのが、新型ボルボXC60の存在だ。ボルボXC60は、抜群のプロポーションと絶妙な乗り心地を併せ持つ北欧のプレミアム・ミディアムSUVとして高い人気を集めている。
先代のXC60は、欧州のプレミアムSUVクラスにおいて、2008年の発売から9年連続で好調なセールスを維持し、世界累計で約100万台が販売された。スウェーデン本社のボルボ・カー・コーポレーションにとってもXC60は乗用車全体の売上げの30%を占める最も重要な主力モデルだ。
「自動車市場の調査会社JATOが独自に収集した数字によると、ボルボXC60は、2015年にヨーロッパで最も売れたミッドサイズSUVとなりました。XC60はボルボ車のポートフォリオのなかで重要な位置にあり、2016年には、ボルボの世界売上高合計の約30パーセントをXC60が占めています。XC60はボルボ・カーズが営業拠点を置くすべての主要な市場で販売されます。スウェーデン、米国、中国、ドイツ、英国、日本など、XC60は多くの市場で歴史的に最も大きな成功を収めている車種なのです」
このインタビューに答えてくれたのは、ボルボ・カーズ・コーポレーション シニア・プロダクト・マネージャーのハンス・ニルソン氏、シニア・コマーシャル・プロジェクト・マネージャーのマーカス・パーシバル氏のふたりである。新型XC60の車両開発に最前線で携わった彼らは、日本市場をどのように分析しているのだろうか?
「日本市場はボルボ・カーズが長年販売を行ってきた重要な市場です。すべてのプレミアム車種と同様に、お客様の社会的ステータスや高級品に対する志向を反映したクルマでなければなりません。お客様は進歩的な考え方を持ち、高価で上質なライフスタイルを求めています。望まれているものは、洗練された都会的なデザインを備えながらも意のままに操れるSUVであり、それこそがお客様に自由を与え、お客様の成功を証明し、お客様の基準を満たすのです」
さて、新型XC60は世界各国で高い評価を得ている。その秘密はどこに隠されているのだろうか?
「新型XC60に対するメディアの反応は、発表時から非常に好意的でした。英国Auto Express誌のテストでは競合車種を抑えて第一位を獲得し、英国の自動車テレビ番組Top Gearをはじめ、その他多数の国際メディアによるレビューでも高いランクを獲得しています」
こうした高い評価のなかには、90シリーズに続いて投入されたボルボの自社開発SPA(スケーラブル・プロダクト・アーキテクチャー)プラットフォームの存在が大きい。
「この新プラットフォームは、激戦区のD/Eセグメントに要求される高品質な特徴とデザイン性能を実現するために開発しました。プラットフォームの構造によって、短いフロントオーバーハングとフロント車軸からダッシュボードまでの距離を備える高品質なバランスも実現しています。また、シャシーのみならず、パワートレイン、インフォテインメント・システム、クライメート・システム、セーフティシステム、シートなど各種ソリューションの多くもXC60に引き継がれています」
「注目していただきたい4つの安全テクノロジーを投入」
最新のボルボは最も安全なクルマである。当然、新型XC60の安全装備も最新版であり、今回初搭載された装備も多い。では、開発者の視点で、最新セーフティデバイスのアピールポイントを聞いてみた。
「新型XC60には、皆さんに注目していただきたい4つの安全テクノロジーを投入しています。ひとつ目は『オンカミング・レーン・ミティゲーション』で、対向車線に向かって自車線を逸脱した場合、最初にXC60から警告を発し、その後ステアリングを修正して自車線に戻るように制御します。ふたつ目が『ステアリングアシスト付BLIS』。自車線から逸脱し、後方から迫る車両と衝突する危険が迫っている場合、警告と同時にステアリングを修正して自車線に戻るように誘導します。3つ目が『ステアリングサポート付シティ・セーフティ』で、これは障害物に向かって走行し、衝突の危険がある場合、最初に警告を発し、次にオートブレーキを作動させます。ドライバーが回避的な操縦を開始すると、迅速なステアリング入力を実行するために、ステアリング制御と車両片側のタイヤにブレーキを作動させます。最後に、シティ・セーフティの衝突回避スピードが、最大時速60キロに向上した点が挙げられます」
ボルボは数々の安全神話を持ち、現代においても様々な事故データを蓄積して車両開発に反映しているのはあまりにも有名な話だ。新型XC60においても、当然こうした最新デバイスを投入し、着実に『VISION2020』の実現に近づいている。しかし、新型車の開発は総合的なものであり、走りの味やデザインのほか、話題性なども必要である。大ヒットとなった後継モデルということで、車両開発において苦労した点や困難はなかったのだろうか?
「私たちには当初から、明確な方向性と、デザイン、特徴、性能内容に関する意図があり、非常にわずかな調整のみが行われました。課題となったのは、新しい短縮型のプログラム開発期間でした。XC60には、SPAプラットフォームの新しいHMIも搭載され、操作が簡単な縦長のタッチスクリーンが装備されています。また、シャシーはベースにダブルウィッシュボーン・フロントサスペンションとマルチリンクリア・サスペンションを採用したことで、ロールセンターの移動向上ととても優れた挙動を実現しています。そこからのシャシー設定は3種類あります。スタンダード、ダイナミック、Rデザインシャシー、それに5種類のドライブモードを搭載したアクティブFour−Cダンパーと組み合わせたエアサスペンションです。また、ツインエンジン407psのプラグインハイブリッドのT8も大きなアピールポイントになります」
最後にボルボ社の乗用車部門のSUV戦略において、新型XC60の役割について聞いた。
「ボルボ・カーズはSUVのラインアップを一新し、先ごろ新たにXC40を市場に投入しました。プレミアムSUVは世界の自動車市場を成長させる強力な促進力であり、XC60はボルボ車のベストセラー・モデルのひとつとしての役割を今後も継続していきます」
単にラインアップを広げるのではなく、ひとつずつの製品を丁寧に造りあげていくボルボ。新型XC60の登場によって、世界中にボルボファンが増えるのは間違いないことだ。
元記事:ボルボXC60開発秘話「4つの安全テクノロジーに絶対の自信!」
ボルボXC60 2024年9月発売モデル
ウルトラ T6 AWD プラグインハイブリッド
価格 | 1,019万円 |
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排気量 | 2000cc |
駆動方式 | フルタイム4WD |
最高出力 | 253 ps(186 kW)/5500rpm |
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最大トルク | kg・m(35.7 Nm)/2500〜5000rpm |
乗員 | 5名 |
燃費 | - |
ウルトラ T6 AWD プラグインハイブリッド ブラックエディション
価格 | 1,039万円 |
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排気量 | 2000cc |
駆動方式 | フルタイム4WD |
最高出力 | 253 ps(186 kW)/5500rpm |
---|---|
最大トルク | kg・m(35.7 Nm)/2500〜5000rpm |
乗員 | 5名 |
燃費 | - |
ボルボXC60の歴代モデル
Motor-Fan厳選中古車物件情報
ボルボ XC60
D4 AWD Rデザイン 純正9インチナビ 全周囲カメラ レーダークルーズコントロール 黒革 メモリー付きパワーシート シートヒーター パワーバックドア BSM ETC オートハイビーム スマートキー パドルシフト
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ボルボ XC60
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中古価格 113.1万円
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プラス B5
中古価格 610万円
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