環境/社会/法規 推測航法 dead reckoning
- 2019/05/07
ナビゲーションシステムにおいては、常に自車の位置(地図上の地点=緯度・経度)を認知しておくことが基本となる。現在では通常、衛星測位システム(GPS)によって測定が可能であるが、トンネル内や山の陰で測位できないことが起こる。この場合、最後に測位した地点を基点とし、自車の進行方向と走行距離を蓄積(積分)して現在位置を算出、走行していくことを推測航法と呼ぶ。方位は地磁気センサーやレートジャイロ、あるいは左右輪速度差から、また距離は車輪速センサーや車速センサーから得るが、これらのセンサーはいずれも誤差が避けられず、一般に測位誤差は累積して走行距離の2~3%といわれている。これを地図上のネット情報と比較しながらソフト的に修正するマップマッチングという方法も併用されている。
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