エンジン 電動スーパーチャージャー Electrical Supercharger

• 2019/12/26

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電動モーターを使った過給機。仏大手部品メーカーであるヴァレオ（Valeo）が開発し、EPC（Electric Powered Compressor）の名称で商品化した。ターボチャージャーはエンジンの排気でタービン（排気タービン）を回転させ、その同軸上反対側にあるコンプレッサーホイールが空気を圧縮して圧力を高めてエンジンへ送るが、EPCはSR（Switched Reluctanced）モーターを使ってコンプレッサーホイールを直に駆動する。エンジンの排気流速が低い発進直後の低速域ではターボチャージャーの効果を得難いが、EPCを短時間使用することで低回転域から過給効果を得られる点が最大のメリットである。市販車への搭載は2016年１月から生産が始まった独・アウディのQ７が最初。アウディはV型８気筒4.0ℓディーゼルに48V電源システムとともに採用した。

-大車林