水平対向6気筒4.0ℓ（911 GT3／RS、911 Speedster、718 Cayman GT4）BMEP：14.8bar 911 GT3 RS 超高回転型フラット6の頂点［PGG］

• ドイツメーカー
• ポルシェ
• 2020/01/08

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911GT3は、FIA競技規定のGT3枠へのホモロゲートのために仕立てられたモデルで、現在の911では希少な自然吸気モデル。そして、このGT3でもターボと同じ措置が採られた。つまり、籠状のメインベアリングサポートを用いるカレラのブロックではなく、空冷時代と同じクランクケース構造となった。理由はターボと同様だったのだろう。つまり、高回転高負荷で高出力を要求されるG T3では、クランク保持剛性などで高い能力が要求されたのだ。GT3に関するその措置は、911ターボが直噴のMA170型に置き換えられた997系の末期まで続く。しかし、先代となる991系で、ついにそんなGT3も旧世代ブロックと決別、直噴の現行のユニット系列に変更された。許容エンジン回転数は9000rpmという、相変わらずの超高回転型ユニットだ。

■PGG
気筒配列：水平対向6気筒
給気方式：自然吸気
排気量：3995cc
カム配置：DOHC
内径×行程：102.0mm×81.5mm
吸気弁／排気弁数：2／2
圧縮比：13.3
バルブ駆動方式：直接駆動
最高出力：383kW/8250rpm
燃料噴射方式：DI
最大トルク：470Nm/6000rpm
VVT／VVL：In／○
（911 GT3 RS）