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世界のエンジン オールアルバム file 016:FIAT-CHRYSLER TwinAir 唯一無二の自動車用2気筒エンジン。フィアット500のツインエア

  • 2018/07/14
  • Motor Fan illustrated編集部
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■TwinAir Turbo 85CV
直列2気筒
排気量 875cc
内径×行程 80.5×86.0mm
圧縮比 10.0
最高出力 62.5kW/5500rpm
最大トルク 145Nm/1900rpm
給気方式 ターボチャージャー
カム配置 SOHC
ブロック材 鋳鉄
吸気弁/排気弁数 2/2
バルブ駆動方式 In:RA/Ex:D
燃料噴射方式 PFI
VVT/VVL In/○

 直4を直3にするのでなく一気に直2まで持っていったダウンサイズ過給ユニット。これによって単室容積は437.5c cと理想に近い数字になった。エンジン全長は、直4の435mmから330mmに。ブロックは鋳鉄製で重量は85kg。フィアット500に載せられてお目見えし、続いてイプシロン、パンダと載せられていまやフィアット連合のA/Bセグメントにおける主力エンジンだ。

 2気筒には、360度スローと180度スローが存在し、前者は等間隔点火となって自動車エンジンでは一般的である。360度位相で発生する一次振動にはバランサーで対応。動弁系はマルチエアを使ってバルブリフトとタイミングを大幅に自由に動かし、それもあって最大過給圧は1.4barを実現している。この過給85CV仕様だけでなく、本国には自然吸気59kW仕様、過給66kW仕様、過給77kW仕様も存在する。

動弁系のデザインは4気筒のマルチエアと同じ。排気側のカムシャフトの回転で吸気側バルブを動かす油圧を受け取り、バルブ作動のタイミングとリフト量の自由度を確保している。排気量875ccで最大トルク145Nm、しかも発生回転数は2000rpm以下である。

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