世界のエンジン オールアルバム file 076:RENAULT M9R 日本でもおなじみだったルノー日産の2.0ℓディーゼル——M9R
- 2019/02/23
- Motor Fan illustrated編集部
■ M9R
シリンダー配列 直列4気筒
排気量 1995cc
内径×行程 84.0mm×90.0mm
圧縮比 15.1
最高出力 130kW/3750rpm
最大トルク 380Nm/2000rpm
給気方式 ターボチャージャー
カム配置 DOHC
ブロック材 鋳鉄
吸気弁/排気弁数 2/2
バルブ駆動方式 ロッカーアーム
燃料噴射方式 DI
VVT/VVL ×/×
ガソリンエンジンではルノーと日産でそれぞれ独自の法則に則った呼称がつけられるが、ディーゼルの場合はルノーの名で呼ばれるらしい。M9Rは、ルノーおよび日産で同じ名称を持った初のエンジンであり、乗用ディーゼルに馴染みがなかった日本ゆえか、それとも一段と進んだアライアンスの象徴か。いずれにせよ、近年の日本でのディーゼル復権の動きに大きく貢献したエンジンである。
ポスト新長期規制に対応した初のディーゼルエンジンでもあった。ピエゾ式インジェクターと可変ノズルターボ、コモンレールシステム(160MPa)、ダブルスワールポート、DPF、NOxトラップ触媒など、現在では当たり前となった要素を持ち、日本ではエクストレイルに搭載されハイブリッド以外で初の100%減税となったエンジンでもある。
ルノー、ルノーサムスン、日産の3ブランドに搭載されているが、日本仕様の現行エクストレイルには搭載されていない。
|
|
自動車業界の最新情報をお届けします!
Follow @MotorFanweb