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総額380万円で30数台の中古車を乗り継ぐ男の新連載!「我が中古車人生に一片の悔いナシ!!」 嗚呼、楽しきかな中古車ライフ 第11回:幻に消えたカミさんの足グルマ1号機 CA1アコードエアロデッキ1.8LX編

  • 2018/09/03
  • HYPER REV編集部 廣嶋 健太郎
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当時の画像がなかったんで、OPTION連載企画『兄さんっ! 変態すぎてタイヘンですっっ!!』で取材した1.8LX-Sの画像でご勘弁を! コイツは1.8ℓ直4DOHCでCVツインキャブのB18A(130ps/16.5kgm)を載せてるけど、オレが買った最廉価グレードの1.8LXはSOHCでシングルキャブのA18A(110ps/15.2kgm)を載せてた。さらに、ボディ色も2トーンでなく白1色だったんで、見た目の雰囲気はコレとはだいぶ違った。

ハイパーレブ/ManiaxCars編集長のケン太郎す。
これまで『OPTION』や『R30&R31 Magazine』なんかでも書いてきたけど、
運転免許証を取得して30年弱、国産車を中心に、
中古車ひとすじ30ン台を乗り継いできた立場から、
その楽しさや思うことなんかをツラツラと書いていきたい。
今回はアコードエアロデッキ1.8LXだ。

アコードエアロデッキと言えば、横から見たこのスタイリング。登場した時は「カッコわる~」という印象しかなかったけど、時間が経つほどに「カッコいい!!」と思えてくるようになるんだから不思議だ。
社会人2年目に突入した1996年春先のことだ。“できちゃった結婚”をすることになったオレは、第1子が8月に生まれてくるのを前に「あること」を考えていた。それは、「カミさん用のクルマを買わねば!」ってことだ。

理由はふたつ。

ひとつは、運動オンチで自転車に乗らせてもフラフラとしか走れないカミさんのこと。もしこどもが生まれて買い物に行くのに自転車なんか乗らせたらアブなくてしょうがないし、それが雨の日だったりしたらコワくて外にも出せない。だったら、安いのでいいからカミさんに1台クルマを買い与えるべきだと思ったから。

もうひとつの理由は、カミさんにクルマを買い与えることで、ある程度は自分が好きなクルマに乗れるという免罪符を手に入れられるのでは? という知恵が働いたからだ。

「よし、そうと決めたらあとはクルマ選びだ!」な~んて思った時に、まさに“渡りに舟”と言わんばかりに出モノがあるから面白い。

この時は、前の会社でバイク雑誌をつくってた編集部員から、「ちょうど手放そうと思ってるんだけど、よかったらどう?」という話が舞い込んできた。でもって、そのクルマこそアコードエアロデッキ1.8LXだったのだ。

買い物+αなら使い勝手はバツグンだ

画像は1.8LX-Sだけど、1.8LXもインパネ周りにはそう違いがなかったと思う。また、1.8LXは1.8LXR-S同様、パワーウインドウでなく手巻きレギュレーターだった。
クルマを引き取りに行って、初めてアコードエアロデッキ1.8LXとご対メ~ン。

白1色のボディにスチールホイールの組み合わせがシブすぎて、なのにリトラクタブルヘッドライトというのがなかなかに変態(笑)。考えてみたら、これまで乗ってきた中古車の中で、コレだけが唯一のリトラクタブルヘッドライト車だったりする。

A18A型エンジンは低中速トルク型で4速ATとのマッチングも良好。街中をフツーに走るだけなら、動力性能に不満が出るはずもない。

足回りは贅沢にも4輪ダブルウィッシュボーン式。調べてみたら、当時FF車としては世界初の採用だったらしい。けど、基本買い物にしか使わないカミさんにとって、サスペンション形式などフロントストラット式にリヤトーションビーム式でもまったく構わないのが現実だ。

にしても室内が広い。後席にもオトナ2人がちゃんと座れるし、であればチャイルドシートを付けるのも余裕。もうひとつ付け加えれば、リヤサイドウインドウが大きく、後席でも開放感は満点だ。

ラゲッジスペースは日常的な買い物に使う分には問題なし。赤ちゃんグッズを載せて群馬に帰省するにも、まぁ困ることはなさそうなくらいの容量は確保されている。

これで車検が2ヵ月残ってて2万円だったんだから、オレは「いい買い物をした!」と悦に入り、颯爽と自宅へと乗って帰ったのだった。

ガビ~ン…カミさんからまさかの“宣告”が!?

スーパーカーブームを知る最後の世代として、やっぱりリトラクタブルヘッドライトには憧れがある。
結論から先に書こう。

アコードエアロデッキ1.8LXに乗って帰って、カミさんから言われたひとこと。

「なんで2ドアなの?」

……はい?

カミさんいわく、「チャイルドシートを後ろに付けたら、こどもを乗せにくい」と。うん、たしかにそうだ。2ドア車だと後席の乗降性が著しく悪くなるのに、そこにこどもを乗せようと思ったら、大人が乗り降りする以上に厄介なことになるのは確実。

さらに、「ドアが大きいからスーパーの駐車場で乗り降りしにくい」とも。そうだよなぁ、東京ってスーパーに限らず駐車場が狭いもんなぁ。隣に停まったクルマが近くて、気にせずドアを開けたりするとガツン! なんてやっちゃいそうだし。

とりあえずカミさんの極めて冷静な言い分を聞いたオレは、「ははぁ~、ごもっともな意見でございます…」と返すしかなかったのである(笑)。

カミさんの足グルマ1号機としてヒロシマ家にやってきたアコードエアロデッキ1.8LXだったけど、そんな経緯もあってオレが通勤に数回乗っただけで、車検が切れると同時に、近所にある街のクルマ修理屋さんで廃車にしてもらうことに。

ちなみに、その街のクルマ修理屋さんとはそれがキッカケで任意保険をお願いするようになり、ちょっとした修理なんかも依頼するようになって、もう20年以上が経つ。

結局、カミさんの足グルマとしては、ファミリア1.5グランツ⇒トラッドサニー1.5スーパーサルーンNISMOと4ドアセダンを乗り継ぐことになる。

その後、2人のこどもが自分でチャイルドシートに座ってシートベルトをできるようになってから、オートザムキャロル⇒オペルティグラ(初代)と2ドア車がカミさんの足グルマになったわけだ。

そう考えると、アコードエアロデッキ1.8LXは、ヒロシマ家にとって導入の時期がちょっと早すぎたのかもしれない。

20数年前はタマ数もそれなりにあってヒトケタ万円で買えたクルマだけど、今となっては最上級グレード2.0Siなんかが出てきた日には大騒ぎ。100万円前後のプライスボードを下げてたりする。

1.8のLXR/LXR-Sでも程度や走行距離によっては70~80万円台で、この記事を書くタイミングでちょっと中古車情報を見てみたら、1.8LXが58万円なんつう価格で出てるじゃないか!

カミさんの足グルマでなく、オレが普段乗りに使ってみたいけど、アコードエアロデッキにこの金額は払えないわな~。

なわけで、アコードエアロデッキ1.8LX編はこのへんで。

次回は、ダーターでGETしたミツビシ車でもいってみようか?

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歴代VR-4にランサーV6にエテルナサヴァにディグニティにパジェロエボに…と、本誌でしか見られないミツビシ車多数(笑)。
トラックマニア必見のUDサングレイトも、北海道は帯広で実働車を取材!
買わないと損するよ~。

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創刊号は『バブルマツダ』特集だ。
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