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575ps、700Nmを発生する5.0ℓV8スーパーチャージャー レンジローバースポーツSVRはメーカー謹製チューニングカーだ!

  • 2018/11/27
  • GENROQ編集部
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LANDROVER Range Rover Sport SVR

衰えることのないSUV人気だが、同時に先鋭化も進んでいる。たとえば575psを発生する5.0ℓV8スーパーチャージャーを積み、SUV離れした動力性能を示すレンジローバーSVRがいい例だ。とはいえオーナーがワインディングばかり走っているわけではない。市街地での性能から高速道路まで全方位で実力を確かめた。
REPORT◎中三川大地(NAKAMIGAWA Daichi)
PHOTO◎平野陽(HIRANO Akio)

 ジャガー・ランドローバー社内に設けられるSVO(スペシャル・ヴィークル・オペレーションズ)は、とんでもない仕事をやってくれた。それがレンジローバー・スポーツSVR(以下、SVR)に試乗した正直な感想だった。

 2018年モデルからSVRに搭載される5.0ℓV8スーパーチャージドは、先行したFタイプSVRに合わせる格好で、最高出力575ps、最大トルク700Nmにまで引き上げられた。この個体のようなSVRカーボンファイバーパックというボディパーツも選べるようになり、その性能を内包するどころか、全開で周囲にアピールする。自動車性能の指針となるニュルでのタイムは、2017年モデルですら8分14秒を達成したと自慢げだったが、当時の550psではまだ飽き足らなかったのか。車両重量2310kg、走行状態では2.5t近いヘビー級の持つパフォーマンスとしては驚異の俊足である。

新採用されたウインザーレザー製SVRパフォーマンスシートは、シートヒーターを標準装備。シートクーラーもオプションで選択可能。
最高出力575ps、最大トルク700Nmを発生する5.0ℓV8スーパーチャージャー付きエンジン。

 ただし、ここ日本でサーキットマシンとしてSVRを手に入れる人は皆無だろう。だからこそSVRの魅力を浮き彫りにするのは難しい──。18年モデルから採用された、ふたつのタッチスクリーンで構成されるタッチ・プロ・デュオに触れつつ思っていた。FタイプならSVRとしていかに激辛に仕立てようとも、根がスポーツカーだから腑に落ちる。だが、これはいかに“スポーツ”を名乗ろうとも、世界を代表する高級SUVとして歩む由緒正しきレンジローバーの一派にして、悪路走破性を追求した正統派クロスカントリービークルである。

試乗車はメーカーオプションのSVRカーボンエクステリアパック(エクスポーズドボンネット)が装備され、ボンネットやフェンダーベント、リヤテールゲートフィニッシャーがカーボンが奢られる。

 それが全身カーボンづくめで、イカつい表情を持ち、バケットシートまで奢られている。よく本家レンジローバーの開発陣が許したものだと思う。サードパーティが改造したって、絶対にこうはならない。彼らのほうがむしろ純正の世界観に圧倒され、エレガントに仕立ててくるはずだ。その性能はおろか世界観を崩し切ったという意味でも、メーカーでなければできない芸当である。

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