ついに初試乗! 新型マツダ3は有言実行の仕上がりだった【Mazda3 海外試乗記/インプレッション】
- 2019/01/27
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MotorFan編集部
パワートレインは充実のラインナップ
パワートレインは豊富にラインナップしており、ガソリンは1.5/2.0/2.5Lと2.0L+ベルト駆動のISG(モーター機能付発電機)付のマイルドハイブリッド「M Hybrid」、ディーゼルはCX-3から採用される1.8Lターボ、そして、新型の本命である圧縮着火エンジンのスカイアクティブXの3本立て。トランスミッションはほとんどのグレードに6速MT/6速ATを用意する。
シャシーは次世代車両構造技術「スカイアクティブ・ビークルアーキテクチャ」を全面採用。上下左右方向だけでなく前後方向にも骨格を連続させた多方向の環状構造や減衰構造による“いなし効果”、さらにバネ上に伝える力を時間軸で滑らかにするサスペンション、ブッシュ、タイヤ、シートなどを採用。
ちなみにサスペンション形式はフロントはストラットと先代から変更ないが、リヤはマルチリンクからトーションビームに変更された。スペック的には退化に思えるが、足を素直に動かすためにはシンプルな方がいいという判断だ。ただし、ビームの形状は工夫されており、横方向の位置決めはガッチリ、縦方向はしなやかに動かすことが可能のようだ。
今回試乗したモデルは、ハッチバックが欧州向けの2.0L M Hybrid+6速MT、セダンが北米向けの2.5L+6速ATの組み合わせだ。
運転席に座りポジションを合わせると、上半身は動きやすいのに下半身はフィット感が高いシートに感心させられる。筆者は普段からシートバックは寝かせる方向で座っている。肺を圧迫させないので呼吸が楽だし、骨盤の角度を立てたほうが細かいペダルコントロールがしやすいのが理由だが、このシートはそれが自然にできる。また、ステアリングは握りの太さや断面形状、革の触感などが絶妙で、無理なく自然な操作が可能。さらに調整幅が広いので誰でも適正なポジションが取りやすいはずだ。
居住性はハッチバック/セダンともに大人4人が快適に過ごせるスペースは確保されているが、ハッチバックはウィンドウ面積が小さいため閉塞感は強いのも事実だ。また、多くの人が気になるハッチバックの後方視認性だが、デザインのために割り切られているかと思いきや直接視界は想像よりも良好で、BSMや360度モニターなどの支援デバイスのサポートでカバーできるレベルである。
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