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快適性や実用性だけでなく洗練度も増した上質なワゴン ボルボV60の使い勝手を徹底チェック!ステーションワゴンとしての評価は?

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90シリーズやXC60と共通のデザインテイストを与えることで、新世代ボルボであることを印象付ける。タッチ式センターディスプレイは、赤外線センサー採用により手袋をしたままでも操作可能。さらに、ディスプレイを若干ドライバー側に傾けることで操作性の向上も図られている。

ドライバーも同乗者もリラックスさせてくれる快適性。そんなボルボの伝統的なインテリア設計思想は、先進的なインターフェイスを手に入れた新型V60にも受け継がれた。だが、さらに増した魅力はそれだけではない。広げられた後席と荷室といった実用面にも注目したい。

TEXT●工藤貴宏(Kudo Takahiro)
PHOTO●中野幸次(Nakano Koji)

取材車のプロフィール「V60 T5 Inscription」

ボディカラー:パーチライトメタリック
インテリアカラー:チャコール&ブロンド
シートカラー:ブロンド
シート:パーフォレーテッド・ファインナッパレザー
オプション:チルトアップ機構付き電動パノラマ・ガラス・サンルーフ、メタリックペイント、Bowers&Wilkinsプレミアムサウンド・オーディオシステム、ドライビングモード選択式FOUR-Cアクティブパフォーマンスシャシー、19インチアルミホイール“5マルチスポーク”ダイヤモンドカット/ブラック&19インチタイヤ

〈運転席〉大画面タッチパネル&音声入力では、直感的操作性を重視

 12.3インチのメーターとインパネ中央のタッチパネルの9インチディスプレイを組み合わせることで先進性を醸し出す。最大の注目ポイントは、タッチパネルと音声操作の活用による先進的なインターフェイスの実現。結果、物理スイッチを最小限に減らすことができ、操作性がスッキリした。

ミラーはフレームレス構造を採用。外寸に対して鏡の面積を広くとれるという実用面のメリットをもたらすだけでなく、洗練された印象も与えてくれる。

「Inscription」に備わるヘッドアップディスプレイ。速度や標識情報に加え、ナビ案内中は簡易的な道案内も表示する。

全グレードともメーターはフル液晶で、左右にタコメーターとスピードメーターを配置。その間にシフトポジションとデジタル速度計が表示される。また、左右文字盤間の中央に表示切り替えが可能なエリアを組み合わせ、ナビ画面(ルート案内中は交差点案内や高速分岐案内も表示) のほか、各種注意喚起、オーディオ情報などといった様々なインフォメーションをドライバーに伝えてくれる。

シフトセレクターはコンベンショナルな機械式で、前進は「D 」のみ。だが、そこから左側にレバーを倒し、そのレバーを前後に操作することで任意のギヤを選択することができる。
凝ったデザインのスターターダイヤル、ドライブモード切り替えダイヤル、そして電動パーキングブレ ーキ(自動作動&自動解除なので触れる必要は基本的にない) & ホールドモードスイッチは、シフトレバー後方に配置。ホールドモードは、ペダルから足を離しても停止状態を保持する機能のこと。
支点を下側にしたオルガン式アクセルペダルは、フットレスト並みのサイズを採用。体格のいいドライバーのポジションにもフィットすることを念頭に置いて設計されたのだろう。
一般的なクルマよりオートライトでの点灯タイミングは早めの設定となっている。さすがボルボ ならではといったところだろう。ライトスイッチは先代のダイヤル式からレバー式に変更された。
新世代ボルボはワイパー作動モードの上下位置の刷新にチャレンジ。V60も新型では先代と逆方向の操作となるが、オーナーになればすぐに慣れることだろう。
クルーズコントロールは、左側のステアリングスイッチをひと押しして作動開始。ハンドル操作も補助してくれるほか、渋滞時の停止保持も行う。
メーター内の表示切り替えと音声入力開始のボタンは、右側のステアリングスイッチに装備。車両機能呼び出しに加え、接続したスマートフ ォンへの音声操作も可能。

メーター表示は好みに合わせて

Contrast
Glass
Chrome rings
Performance

メーターの表示は、4つのモードから任意に選ぶことができる。違いは、色や文字盤外周のリング、文字盤の表示方法(指 針orグラフ状)などとなる。

〈インフォテイメント&空調〉多機能ディスプレイに機能を集約

「SENSUS(センサス)」と呼ばれる、9インチの特大タッチパネルディスプレイと音声入力を組み合わせた統合インターフェイスを搭載 。ナビゲーション、オーディオ、電話、空調、車両設定、シート調整、取扱説明書など、多岐にわたる機 能の操作系統が統合されており、音声入力も含めて操作はスマートフォン感覚で行うことができる。

地図は、画面いっぱいに広げることができる。目的地検索は、画面タッチや音声入力のほか、画面をパッドとして使っての手書き入力にても可能。日本語にも対応している。

後席ヘッドレストを倒したり、ESCをスポーツモードに入れたりなど、数多くある機能の操作や設定もこの画面から行える。
画面下にあるボタンを押せば、ホーム画面に戻ることができる。それぞれの項目をタッチすれば詳細画面に移行していく。スマートフォン感覚での操作が可能。
平均燃費やその過去履歴も表示。なお、この車両の平均燃費は400km弱の走行で10.2km/L。燃費が悪化しがちな撮影時も含んでのことと考えれば良好な結果だ。
アプリを追加することで機能を増やしたりアイコンの位置を移動したりと、まさにスマートフォン同様の操作が行える。CarPlayやAndroidAutoにも対応。
全方位モニターも大画面で見やすい。前後左右いずれかを部分的に拡大できるほか、ハンドル操作を自動化したパーキングも利用可能。
電子取扱説明書も収録。ビジュアル的に検索できるので、紙の説明書よりも便利だ。重要事項を抜粋した紙の取扱説明書も付属する。

NAVIGATION

地図は、画面いっぱいに 広げることができる。目的地検索は、画面タッチや音声入力のほか、画面をパッドとして使っての手書き入力にても可能。日本語にも対応している。

AIR CONDITIONER

エアコンの作動状況はディスプレイの一番下に常時表示(ナビ画面最大時を除く)。その温度表示に触れば設定温度を切り替える画面に切り替えられるほか、「暑い」と言えば温度が下がるという音声入力にも対応している。「T5 Inscription」は、前席左右と後席左右の4つにキャビンを分けてそれぞれ温度を設定できる4ゾーン式を採用。その他のグレードの前席の温度設定は、左右インディペンデント式となっている。後席の吹き出し口はセンターコンソール後部とBピラーに用意。

OTHER ITEMS

助手席エアバッグキャンセラー:助手席エアバッグの作動を任意に止めることができる。作動を止めれば助手席にもチャイルドシートが装着でき、子供を横に座らせてのドライブも可能となる。
パワーチャイルドロック:子供を乗せる際、内側からドアやウインドウを開かないようにできる安全機能の「パワーチャイルドロック」は、運転席から遠隔操作することができる。
非接触式キー:携帯するだけでドアアンロックやエンジン始動ができる非接触式キー。まるでアクセサリーのようなデザイン性の高さに目を奪われる。なお、「Inscription 」はシートと同じ革を張って仕上げられている。

AUDIO

日本仕様に用意されるオーディオは3タイプ。「ハイパフォーマンスオーディオ」を「Momentum 」に、「haman/ kardon」を「Inscription」に標準装備。 さらに、オプションとして最高峰の「Bowers&Wilkins」も用意されている。 パワフルなアンプと15 個のスピーカーで作り上げたサウンドは、素晴らしい深みと響きを奏でてくれる。

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