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セリカとスープラの型式に発生したねじれ現象を振り返る 新型トヨタ・スープラのルーツを物語る車両型式の変遷

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上の新型スープラの車両型式は「A90」、下の初代スープラ(セリカXX)は「A40/50」

いくつかのアルファベットと数字で、車種名や年式などが特定できるので、クルマ好きの会話でちょいちょい登場する車両型式。最近新型の話題で盛り上がっているスープラは「A90」という型式ですが、歴代をさかのぼると、ルーツがセリカXXにあるのも有名な話。そんな背景もあり、スープラとセリカの車両型式が少々入り組んでいます。今回はそのセリカ&スープラの型式の変遷をさかのぼってみましょう。

 だんだら模様のカモフラージュも取れ、その姿形やスペックが公開された新型スープラ。プロトタイプのスペックや試乗インプレッションが記事が雑誌やネットで掲載され、新型を表す「A90」を目にする機会も多くなってきました。

 ですが、このスープラのことを表す「A」という記号、元々セリカのものだったんですよね。

 ご存知方も多いでしょうが、スープラは輸出仕様に付けられていた名前で、元々国内ではセリカXX(ダブルエックス)と名付けられたセリカの兄弟車でしから、セリカと同じ「A」でも違和感はないんですが、当のセリカ、今は生産されていませんがいつの間にやら型式が「T」に改名されました。(細かくいうとAの前にエンジン型式のアルファベットが付きますが、話がくどくなるので今回は触れません)

初代セリカは「A20/30系」

1970年に登場したスープラの源流、初代セリカ
弊社刊 ニューモデル速報 歴代シリーズ「70年代国産車のすべて」より

 で、本家セリカの型式をたどってみると、「ダルマ」と呼ばれた流麗なクーペボディの初代の型式が「A20」、その後追加された、今でいうところのハッチバックゲートを備えた「LB(エルビー)」なんて呼ばれかたもする「リフトバック」が「A30」です。

 ちなみに同時期に登場している“足のいい奴”「カリーナ」も同じ型式「A」ですから兄弟車だということがわかります。

二代目セリカの兄弟車として”初代スープラ”登場

弊社刊 ニューモデル速報 歴代シリーズ「70年代国産車のすべて」より
セリカXX(初代スープラ)

 そして、1977年登場の二代目セリカ「A40/50系」の派生のスペシャルティモデルとして、翌78年に、直6エンジン(2000cc/2600cc/2800cc)を搭載した初代スープラである「セリカXX(ダブルエックス)」誕生となります。

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