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その車種に強いプロショップに聞く「走って楽しい」「故障でハマらない」「チューニングベースにも腕を磨くにも最適な」車種選び 走れる中古ベース車探し2019春インポートカー編|フィアット、アバルト、アルファ、BMW、プジョー、VW、ルノー、ロータス、ポルシェ 【REVSPPED流】

  • 2019/03/29
  • レブスピード編集部
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【フィアット、アバルト、アルファロメオ】現代のイタリア車は問題なくサーキットを楽しめる

【BMW】お手軽なベース車はE90/92。100万円で買える

【プジョー】走りが楽しいモデルは205GTIを思わせる208GTiがオススメ

【VW/ゴルフ】GTIかゴルフRか? それぞれにいいところがあるので予算で選ぶ

【MINI】ひとつ前のR56型MC後JCWがベスト

【ルノー】ルーテシアR.S.はサーキット走行のために生まれたクルマだ

【ロータス エリーゼ/エキシージ】いろんなタイプがあるが、トヨタ製2ZZエンジン搭載車がベスト

【ポルシェ ボクスター/ケイマン】200~300万円のポルシェってどうなのか心配?だが、986/987型ボクスターやケイマンは経年劣化のみなので狙い目

【ルノー】ルーテシアR.S.はサーキット走行のために生まれたクルマだ

アドバイザー  ●キャロル 埼玉県深谷市人見406-11 TEL049-574-8718 https://carol-fukaya.jp

【ルーテシア R.S.】1.6 ℓターボエンジンは200ps を発生。ミッションは6 速EDC( エフィシエント・デュアルクラッチ) を採用している
「ルーテシアR.S. はサーキットで走るクルマとして開発されていて、水温や油温など循環管理が行き届いているのが魅力です。ディーラーが主催するサーキットイベントも盛んに行われています。

 いまが新車で購入できる最後のチャンスなのですが、中古車なら100万円〜 200 万円(2013 〜 2015 年式)。歴代ルノーは絶版から価格が上昇する傾向なので、いまが底値でしょう。

 ESP は3 段階調整でスポーツでは少しテールを流せるし、完全OFF にもできます。サーキット走行前提で開発されたゲドラグ製デュアルクラッチ(EDC)はパドルシフトなので速いし、シフトミスがなく、エンジンブローもない。現在200 台ほどいらっしゃるお客様は、いまのところ皆さんノントラブルでクラッチ交換した車両もないほど。12 万km 以上走っている方もいますが、耐久性は抜群です。

 足まわりやブレーキパッドもサーキット対応タイプなのでブレーキフルード交換のみで、筑波サーキットを1 分8 秒台くらいで走れます。メンテナンスはオイル交換と消耗品くらい問題なし。家族と街乗りでも使えて本当に楽しいオススメのクルマです」

【ロータス エリーゼ/エキシージ】いろんなタイプがあるが、トヨタ製2ZZエンジン搭載車がベスト

アドバイザー ●ガレージホリノ 神奈川県秦野市堀山下420-2 TEL0463-87-0847 

【エリーゼ フェイズ】
【エキシージ シリーズ】192ps の2ZZ 型エンジンを搭載したエリーゼ111R とエキシージS。1.8 ℓ4 気筒を横置きでミッドシップに搭載している

「エリーゼの相場は300 〜 400 万円(2004 〜 2011 年式)、エキシージは500 〜 700 万円(2004〜 2012 年)の、トヨタ2ZZ エンジンNA モデルが速いし、軽いし、オススメです。
 MR で軽量なため、足やブレーキなどにも余裕があり、レーシングカーに近いつくりでノーマルでもサーキットを走れるのが魅力です。エキシージは、現行モデルではV6 エンジンとなってしまったので、前モデルの価格が上昇中で今後も下がらないと思います。200 万円台でローバーエンジン車もありますが、これはもう部品が出ないのでトヨタ、それも2ZZ モデル以降がよいですね。

 本格的に走るにはオイルの偏り防止に1ZZ用バッフル入りオイルパンを加工取付するのがオススメで、この作業はエンジンを降ろさずにできます。

 弱点としてはインテーク側のカムシャフトが減る傾向があり、遅い場合はチェックして交換とWPC対策をします。チューニングは吸排気系が多いですが、戸田レーシングのキットで排気量を上げてトルクを出すのが最も効果的なメニューです。車高調キットは街乗り対応仕様で十分楽しめます」

【ポルシェ ボクスター/ケイマン】200~300万円のポルシェってどうなのか心配?だが、986/987型ボクスターやケイマンは経年劣化のみなので狙い目

アドバイザー ●サンライズブルバード千駄木 東京都文京区千駄木4-1-16 TEL 03-3824-0038 

【986ボクスター】
【987ボクスター】986 型の初期は2.5 ℓNA 水平対向6 気筒で204ps、のちに2.7 ℓへと排気量を拡大して220ps となる。次モデルである987 型は同じ排気量で240ps を発生。後期型は2.9 ℓとなり、310ps を発生する

「ケイマン/ボクスターは入門ポルシェですが、前後バランスに優れ、ニュートラルで乗りやすく、速いのでタイムが出るクルマです。しかも前後にラゲッジがあり、実用性も高くなります。

 最新モデルはターボとなって、前モデルのNA 人気が再熱中のため、5 年落ちくらいの981 型は600 〜 800 万円と高値安定ですね。そういった中、986 型、987 型の前期は相場が200 〜 300万円。オイル交換やブレーキなど、メンテナンスをきちんとすればサーキット走行もノントラブルで走れて、10 年以上経っても100 万円を切らないブランド力も魅力です。

 走行5 万㎞以上では、ウォーターポンプからの冷却水漏れ、ATF オイル漏れ対策やイグニッションコイル、エアマス、O2 センサーなど交換が必要となる場合もありますが、他車に比較して特別に弱いわけではありません。ブレーキホース、パッド、フルードは適したものに交換し、キャリパーが開いてフィーリングが悪化している場合は対策をします。足はリフレッシュを兼ねて車高調にアップグレードしたり、最近ではエンジンはコンピュータチューニングで約20ps アップのメニューが人気があります」

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。

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