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テストはオートポリス、テストドライバーは日本人も担当! 0~100km/h加速は6秒台! 日産GT-R生みの親、あの水野さんがつくった台湾最速のクルマ!〈ラクスジェン S5 GT225〉

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あのGT-Rの生みの親、水野和敏氏(右)が開発強化のために副社長に抜擢。左はLuxgenの蔡文栄總経理(General Manager)。

韓国製の自動車メーカーは思い浮かんでも、台湾製の自動車メーカーが思い浮かぶ人は少ないはず。今回はそんな日本人の多くが知らない台湾製自動車メーカー、Luxgen(ラクスジェン)をご紹介しよう。

TEXT & PHOTO●車庫七号

 そもそもラクスジェンの生い立ちは日産と深い関わりがある。日産が1957年にラクスジェンの親会社である裕隆汽車と技術提携し、93年から日産車を台湾で製造。さらに2003年には合弁会社の「裕隆日産汽車」を設立し、日産車の販売を現在も続けている。

 そんな裕隆汽車は2005年にオリジナルブランドを立ち上げるため、「華創車電」を設立。ついに2009年に台湾初のオリジナルブランドLuxgenを発表。同年8月に第一号車となる7人乗りのミニバン7 MPVを登場させ、その後もセダン、SUVなどの車種が続々追加されている。

豊富なノウハウで車両の開発を引っ張る水野氏。
 現在は台湾携帯大手メーカーのHTCと共同開発の情報端末を搭載し、先進運転支援システムも搭載。台湾で販売されるクルマとしては高くない価格帯に設定したが、パワーと燃費のパフォーマンスには弱点があるとされている。

 そんな弱点を攻略すべく、開発力強化のため、2014年には、GT-Rの開発で知られる水野和敏氏を華創車電の副社長に迎えた。

 今年5月、オートポリスなどで日本人ドライバーもテストに参加して完成されたU6 GT/GT220の次期モデルとして、「水野チューニング」の第二弾となるS5 GT/GT225が発表された。このモデルは東名エンジンと共同開発の1.8L Twin Scroll Turboエンジンの出力を更に225psまで引き上げ、0-100km/h加速は6秒台に入る高性能を獲得。

「水野チューニング」のS5 GT/GT225は、言うまでもなく最強の台湾製自動車となっている。

Luxgen S5 GT225 NT$89.9(約315万円) 全長:4695mm 全高:1515mm 全幅:1805mm ホイルベース:2720mm 車重:1423kg エンジン:直4 DOHC 16V Twin Scroll Turbo (1798cc) 最大出力:225ps/5200rpm 最大トルク:33.6kgm/2000rpm

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。

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