なんと13万5000円 (超早割限定価格) から、公道を走れる折りたたみ式電動バイクが登場
- 2020/09/05
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CAR STYLING編集部 松永 大演
丸い2つの輪からなるフレームは、ここにタイヤを格納。さらにスッキリコンパクトに折りたたんで、電車にも乗れる。電動化は、これまで不可能だったことを可能にしてくれる。これはまさに、携帯バイクなのだ。
小さくても機能は本格的! 20km/hで走行可能
リュックに入れて移動、必要な時に展開して公道を走れる電動バイクsmacircle(スマサークル) S1が発表された。これは、きびだんご株式会社が運営するクラウドファンディング “kibidango” にて期間限定で展開されているプロジェクト。
フレームはカーボンファイバーを採用し、重量は12kgと軽量。カテゴリーとしては、日本版では原動機付き自転車としてナンバーがつくので、運転には原付以上の運転免許とヘルメットが必要。公道走行の場合には、原付と同様の法規に基づくことになる。が、原付同様にどこでも行けるのが大きな魅力。
バッテリーはリチウムイオン式で、3時間の充電で20kmの走行が可能。最高速度はスポーツモードで20km/hとされている。管理はスマートフォンの専用アプリで行うことができ、走行モード(ノーマル/スポーツ)の設定や、駐車時のロックやバッテリー残量の確認、スピードのチェックなど、走行情報の管理もできる。
面白いのはこのデザインで、なせ丸が2つなのかというと、折りたたむ際にこの丸の中にタイヤが収まる構造となっているため。これによって、専用のリュックに入れる際や、持ち運ぶ際にもタイヤの汚れが付きにくいのだという。今回発表されたものはまだ初期のプロトタイプで、実際の市販モデルはミラーなど変更されるというが、この合理的なデザインは魅力的。
バッテリーはシートと一体となっており、充電の際はここだけを持っていけばいい。また、シートを外すことで盗難防止の効果もある上、シートを汚さないという実用的な面も見逃せない。さらに、予備シート(=バッテリー)を持っていれば、さらに行動範囲は広がる。
予想外のパワーと安心のブレーキ性能
実際に乗ってみると、バイクとの違いは加減速の方法。右グリップ内側のレバーがアクセルで、グリップを回すのではなく親指で操作するスノーモビルの操作方法と同じ。安全対策によって、速度ゼロの時には加速をしない設定となっており、やや蹴り出して初速度さえつければアクセルオンすることができる。
トルクは想像以上に力強く、上り坂でもぐんぐん登る印象だ。キックボード型との違いは、座ることで荷重がうまく後輪にかかるため加速に安心感がある。キックボード式の場合は、加速の際にハンドルを引っ張りがちになり、ハンドルさばきには慣れが必要になる面もある。
それに対して、こちらは加速していてもハンドルに力がかからないので安心感が高いのだと思う。ただし、ハンドルは操舵軸がハンドルより後ろのフレーム部分なので、自転車やバイクとはちょっと違うコツが必要。体を傾けて曲がる自転車&バイク方式では、ちょっと不安定になりやすい。速度も低いことから、ハンドルをちゃんと切って曲がる意識が必要だ。
面白いのはブレーキだ。左グリップ内側のレバーを親指で操作するものなのだが、実はワイヤ式ではなく電気式。つまり、電動モーターに負荷をかけることでブレーキとする仕組みになっている。
その制動力は気になるところだが、想像以上に力強く止まるだけでなく思った通りの減速力を得られるので、実用的にはまず不安がない。前述した駐車時のロックもこの電動モーターの回転制限によっておこなわれるものだ。
クラウドファンディング だからこその希少で魅力的な商品を
乗り心地は、ソリッドタイヤ(空気を入れない中実タイヤ)のためにちょっとゴツゴツ感はあるが、フレームの剛性が高いことから自転車並みの快適性は得られている。
このクラウドファンディング の目標額は2300万円で、到達することで日本上陸が決定するという。
すでに賛同している人たちの声としては、「工場内や私有地内の移動に使いたい」、「車に乗せておいて、旅行先、キャンプ地などでの移動に使いたい」というように、すでにどう使うかを予定している人も多い。
このユニークなデザインと、そのコンパクトになるサイズ、そして走行性能が夢を膨らませる要素となっているようだ。
関心のある方は是非とも、きびだんごのクラウドファンディング サイトkbidangoを確認いただきたい。
kibidango / smacircle クラウドファンディング・サイト
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