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ロータスが新型スポーツモデル「エミーラ」を発表! ロータス史上最高の、そして最後のミッドシップエンジンモデル

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7月6日、ロータスカーズは新型ミッドシップスポーツモデル「Emira(エミーラ)」を発表した。顧客へのデリバリーは2022年の春からスタートし、日本向け車両の生産は2022年春以降となる予定だ。

エキシージ/エヴォーラに搭載した3.5ℓV6を積むほか、メルセデスAMG製の2.0ℓ直4ターボ仕様も設定

「エミーラ」はこれまでの「エリーゼ」「エキシージ」「エヴォーラ」の後継を担うモデルで、ロータスの飛躍的な進歩表現されており、ブランドシグネチャとコアバリューは、実用性、快適性、機能性、テクノロジーのレベルのパラダイムシフトと組み合わされている。

ロータスカーズのマネージングディレクター、マット・ウィンドル氏はエミーラを次のように紹介している。
「エミーラはロータスのゲームチェンジャーです。これは、ビジネスの変革、つまり私たちの進歩の具現化において、これまでに達成したすべてのビーコンとしての役割を果たします。これは、グローバルなパフォーマンスカーブランドになるための非常に重要なマイルストーンです」

「Eh-meer-ah」と発音されるこの車名は、多くの古代言語で使用され、「司令官」または「リーダー」と訳されることがよくある。これは、10年後にブランドの完全なるEV化と新時代を受け入れる前に、内燃エンジンを備えたロータスをリードするエキサイティングな新しいスポーツカーであるため、とても適切な名前だと同社は説明している。

自社開発による新しい軽量の接着アルミニウムシャシーを採用したボディサイズは、全長4412×全幅1895×全高1225mmで、ホイールベースは2575mm。この寸法はエヴォーラより約20mm長く、45mm幅広く、15mm低い。ホイールベースはエヴォーラと同じだ。

ミッドシップマウントされるエンジンは、引き続きトヨタから供給を受ける3.5ℓV型6気筒のほか、メルセデスAMG製の2.0ℓ直列4気筒ターボを設定。V6エンジン仕様は「ファーストエディション」として2022年の春からデリバリーを開始する。

一方、2022年の夏以降は初めてメルセデスAMGから供給を受ける2.0ℓターボ仕様を設定。このエミーラでロータスとメルセデスAMGは初めて開発協力を行い、メルセデスAMGはエミーラプログラムのテクニカルパートナーとして参加、デビューに向けて4気筒セットアップにいくつかの基本的な変更が加えられた。横置きで後輪駆動を実現するユニットは、エミーラのキャラクターに合わせて、新しいエアインテークシステムと新しいエキゾーストに変更されている。

エンジンの最高出力は365~405ps(予定)、最大トルクは430Nm。V6エンジン仕様には6速MTまたは6速AT、直4ターボ仕様にはDCTが組み合わされ、最高で4.5秒の0-100km/h加速、290km/hの最高速を実現するという。車両重量の目標値は1405kgだ。

エクステリアデザインは電動ハイパーカー「エヴァイヤ」の特徴が用いられており、アーティスティックなシェイプが施されたサーフェスと技術的なディテールを備えたモダンなスタイリングを実現。ロータスのデザインディレクターである、ラッセル・カー氏は次のように述べている。
「エミーラは、エキゾチックなスーパーカーで素晴らしいプロポーション、フロアスペースが広く、そしてキャビンは力強いリヤまわりよりも低い位置にあります。さらに、毎日使用できる実用的な車両で、最高の品質と手の届きやすい価格であり、既存の競合スポーツカーのコンペティションの中でも魅力的な選択肢であることに間違いありません。
エミーラは、熱心な運転愛好家を魅了し、スリルを提供しながら、世界中の人々に私たちのブランドを再紹介しています」

ヘッドランプは縦型オールLED仕様を標準装備し、ロータスハイパーカーでもおなじみのウイングにインスパイアされたツインブレードデザインが採用されている。ボンネットには、従来のモデルよりわずかに大きくなった新しいロータスロゴを初めて装着している。ホイールサイズは20インチで、グッドイヤーのイーグルF1スーパースポーツタイヤを標準で装着。オプションのロータスドライバーズパックを選択するとミシュランのパイロットスポーツカップ2が装着できる。

リヤビューでは、ロータスのワードマークが組み込まれたバンパーがボディカラーのパネルの上にあり、これもエヴァイヤからインスピレーションを受けたものだ。両端には、ホイールアーチからの空気を排出する排出口が設けられている。そして各コーナーには、スリムなハイレベルブレーキライトでリンクされたフラットなC字型のLEDライトクラスターを配置。ナンバープレートの両側にツインエキゾーストパイプを収納し、ダウンフォースを補助するためにその下にエアディフューザーが備わっている。

インテリアはドライバー中心の設計で、純粋な人間工学に基づいたデザインと、最も直感的に使用できるように注意深く配置された計器類を備えており、手操作と視線移動が最小にできるモダンなコクピット環境が整う。

新しくなった点としては、現代的なデザインと素材の品質から、収納スペースの拡大、卓越したフィット感と仕上がり、細部へのこだわり、豊富な先進技術が統合されたことが挙げられる。ドアトリムと一体化し包み込むようなダッシュボードは、ドライバーがクルマと一体感を感じるようなまとまりのある感覚を生み出すものだ。

そしてロータスのヘリテージとスポーツの成功に敬意を表して追加された装備として象徴的なのは、エスプリのギアスティックを反映したMT車のギアスティックの配置や、V6マニュアル車のセンターコンソールのベースに見える半露出のギアリンケージだ。

2座のシートは、高速コーナリングにおける卓越した横方向のサポートと長距離旅行における快適さの双方を満たすように設計。標準シートは4ウェイ電動調整を備えており、運転席/助手席の両方に12ウェイ電動調整を備えたプレミアムスポーツシートにアップグレードするオプションが用意されている。シートはいずれもエミーラ専用となり、クラス最高の乗降性とヘッドルームを備えながら、スーパーカーのような低い着座位置が達成されている。

Android AutoとApple CarPlayに対応するインフォテイメントシステムへのアクセスは、ダッシュボード中央の10.25インチ・タッチスクリーンと12.3インチTFTドライバーディスプレイを介して行う。

キャビン内には、電話収納スロットを間に備えたふたつのカップホルダーがセンター部に、また500mlボトルを収納できるドア収納が備わっている。グローブボックスやギアスティックの前の小物トレイ、USBポートと12Vソケットを備えたシート間のアームレスト、およびボトルやドキュメント用のコンソールネットも実用的な装備だ。

ラゲッジスペースはシート後方に280ℓ、エンジン後部のトランクに151ℓを確保。なおエンジン後部のトランクには標準サイズのゴルフクラブセットが収納できる。

そのほか、主な装備としてはキーレスゴー、クルーズコントロール、雨感知ワイパー、電動格納式ドアミラー、リヤパーキングセンサー(オプションでフロントセンサーをプラス可能)、自動防眩ルームミラー、カーテンエアバッグ、ローンチコントロール(ロータスドライバーズパックに含まれる)、盗難車両トラッカーが挙げられる。

そしてADAS(先進運転支援システム)には、アダプティブクルーズコントロールや衝突防止システム、疲労検知アラーム、道路標識情報、車速リミッター、車線逸脱警告、後退時安全確認警告機能、レーンチェンジアシストが含まれている。

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。

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