アジアで人気のコンパクト7シーター日本で買えない日本車？スズキ「エルティガ」フルモデルチェンジ

2018/04/25
MotorFan編集部

インドネシアとインドで生産されるスズキの7シーター多目的車「エルティガ」が二代目へと進化。メインマーケットであるアジア市場での拡販を狙う。

すべての写真を
見る

スズキオリジナルの７名乗り３列シート車

　スズキ「エルティガ」は、スズキのインドネシア子会社であるスズキ・インドモービル・モーター社がインドとインドネシアで生産・販売するクルマだ。2012年に初代モデルがデビューし、2018年2月末までに両国内を中心に世界の70以上の国と地域で累計68万台を販売しており、今回が初めてのフルモデルチェンジとなった。

　日本で買えるスズキの7シーターは日産セレナのOEM車であるランディなので、スズキのオリジナル３列シート車がどのようなものなのか気になるところだ。

　この新型では、フロントグリルを高級感のあるデザインに改め、ダイナミックなショルダーラインが力強さとエレガントさを表現するエクステリアとなっている。インテリアについても木目調加飾をあしらうなど、繊細で上質な雰囲気を演出しているという。

　また、スズキの軽量高剛性プラットフォーム「HEARTECT（ハーテクト）」を採用。これまで、コンパクトサイズでありながらも好評を博していた室内空間と居住性は、全長が従来モデルから130mm延長されたことでより広く快適になり、ラゲッジスペースの拡大も実現されている。

　エンジンは新開発の1.5Lの直列４気筒ガソリンエンジン「K15B」を搭載。排出ガスレベルはEURO4を達成しており、優れた燃費性能と動力性能を両立すると共に環境性能にも配慮されている。

　インドネシアの自動車市場ではエルティガのような多目的車カテゴリーが約３割を占めており、エルティガのフルモデルチェンジにより、同市場での拡販を図っていくとのこと。インドネシアでのリリースに続きインドでの生産も新型に切り替え、両国より順次輸出される予定となっている。

新型「エルティガ」スペック
全長×全幅×全高：4395mm×1723mm×1690mm
ホイールベース：2740mm
最低地上高：180mm
最小回転半径：5.2m
エンジン：K15B　直列４気筒DOHC16バルブ
排気量：1462cc
ボア×ストローク：74.0mm×85.0mm
圧縮比：10.5
最大出力：104.7ps/6000rpm
最大トルク：138Nm/4400rpm
燃費：16.73km/L（AT）　18.09km/L（MT）
燃料タンク：45L
乗車定員：7名

SUZUKI Indonesia | PT Suzuki Indomobil Motor