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カーボンDのレスポンス/半クラッチ性能/低踏力+静音性ダンパーによるギアノイズや振動の抑制 究極の扱いやすさを追求したクラッチ EXEDY (エクセディ)Hyper Series CARBON-D for 86/BRZ

  • 2019/01/02
  • レブスピード編集部
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EXEDY Hyper Series CARBON-D for 86/BRZのディスク部分

86/BRZは、走りの楽しさを日常からサーキットまで、広く味わってもらいたいスポーツカー。そんなコンセプトやユーザーの実際の走らせ方を汲み取って、エクセディが推すスポーツクラッチが、Hyper Series CARBON-D for 86/BRZだ

許容伝達量は、吸排気+ECUといった自然吸気のライトチューンを想定したもので、許容伝達トルク26㎏-mが目安といったところ
 カーボンディスクはマイルドな摩擦係数の立ち上がりによる『半クラッチ領域の確保』と素材の軽さによる『回転慣性の少なさ』が特徴。前者は扱いやすさと駆動系の負担軽減、後者は高回転域まで続くシフトの入りやすさ、キレのよさに効く。

 なお、注目すべきは、さらに加えられたコンフォート設計だ。86/BRZの6速MTは、純正クラッチでもオイル粘度の低下やエアコンの作動により、エンジン回転振動からのギアノイズを生じさせるが、そうしたノイズを吸収するサイレントダンパーを採用。二重スプリングの高剛性ダンパーが大トルク対応を受け持ち、サイレントダンパーと独自構造のスプラインハブがストリートでの快適性や痛快感を高めている。
その効能を味わうべく試乗。市街地では、まだミートポイントが把握できていない状態でも、半クラッチ領域が十二分に確保されているため、ストップ&ゴーの繰り返しがまったく苦にならない。また、ペダル踏力も、純正クラッチよりほんの少し重いくらいで、確実に軽い部類に入る。そして、どの回転域でも軽く吸い込まれるように入るシフトフィール、アイドリング時の静粛性が操る楽しさに直結している。

 ハイウェイクルージングでは、扱いやすさは変わらず、高回転まで回してのシフトアップ、シフトダウンからの加速など、すべてがストレスフリー。アクセルに呼応するレスポンスのよさはハイパーシリーズ共通の特徴といえる。

 そして、ワインディング。スポーツ走行での真価を試す。とくに上り坂でのシフトアップで、加速が鈍らないのがうれしい。外径やフライホイール重量など、軽くし過ぎていないメリットが活きている。また、シフトの入りやすさはミスをかなり抑制してくれる。純正クラッチよりもミートポイントをやや手前にセットしていることもあり、素早いシフト操作が可能。サーキットでも心強い味方となるだろう。価格は18万9800円(税別)。
■エクセディ TEL 072-824-7138 http://www.exedy-racing.com/

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