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マツダ
ロードスターＲＦ

新車・中古価格

2023/03/23

マツダロードスターRFの新型モデル情報を紹介します。マツダロードスターRFの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。マツダロードスターRF新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。

マツダロードスターRF新型モデルの概要

マツダロードスターRFは、ロードスターのリトラクタブルハードトップモデル。先代のロードスターRHTのコンセプトを継承するが、リアピラー部の傾斜を傾けたファストバックスタイルが魅力だ。

搭載エンジンは、1.5Lを積むソフトトップモデルに対して、RFでは2Lユニットを搭載。FRライトウェトスポーツならではの人馬一体の楽しさをそのままに、より上質な走りを目指した。

インテリアでは、精緻なつくり込みを実施。上級モデル「VS」にはレザーシートを採用し、落ち着きある洗練されたムードが漂う。レカロ社製シートを装備し、ブレンボ社製ブレーキをオプションで採用するなど、走りの楽しさをさらに深化させた「RS」もラインアップする。

マツダロードスターRFの外観・内装デザイン

マツダロードスターRFは、ルーフからリアへとなだらかに傾斜していくファストバックスタイルを纏う外観が魅力。シート素材はグレードによって異なるが、大人のための上質感が漂う内装デザインも注目のポイントだ。

外観：躍動感と美しさを備えたシルエット

注目はやはり電動のルーフだ。開閉はフロントコンソールに設置されたスイッチの操作だけ。トップロック操作も不要だからとてもイージーだ。世界最速レベルを叶えた開閉アクションで、その動きはとてもスムーズ。オープン時には、2分割のルーフとリアウィンドウが見事に格納され、後方のルーフだけが残る。オープンエアの爽快なドライブが気軽に楽しめるのが最高だ。

クーロズ時はクーペスタイル。傾斜したリアピラーを介してルーフからリアフェンダーへと美しいラインを描く。このボディラインを眺めるだけでも、スポーツカーを持つことの満足感に浸ることができるスタイリッシュなフォルムだ。

内装：機能と上質さを両立した大人感が魅力

独創的なインテリアデザインは、ソフトトップモデルと共通する。大人のための上質感を追求し、作り込んだディテールも魅力。ボディカラーと同色のドア上部パネルも目を引く部分で、シートカラーはテラコッタ、ホワイト、ブラックの3タイプを用意した。

Sグレードはブラックのファブリック、VSはブラックのレザー。VSテラコッタセレクションと同ホワイトセレクションはナッパレザーを採用する。RSグレードはアルカンターラとナッパレザーを用いたレカロ社製シートで、カラーはブラックとなる。

ステアリングは本革巻きを全車に装備。3本スポークタイプで、スポーク部をサテンクロームメッキベゼルで飾る。シフトノブやパーキングブレーキレバーも本革巻きとなる。

吸音、遮音技術を駆使しているため、クローズ時は乗用車と同等の静粛性を実現。オープン走行時は、耳まわりの風の巻き込みを抑えたことで、不快音を低減している。

マツダロードスターRFのサイズ・室内スペース

ソフトトップモデルと同様、ライトウェイトスポーツカーのあるべき姿を追求したマツダロードスターRF。決して持て余さないボディのサイズは人車一体感を生み出す源泉のひとつだ。コンパクトゆえに気になる室内スペースや収納についても見ていこう。

ボディサイズ：思いのまま操れるコンパクトボディ

ボディ寸法は、全長3915㎜×全幅1735㎜×全高1245㎜。意のままに操れるコンパクトさが、走りの楽しさに直結し、マツダロードスターRFの魅力の大きなポイントのひとつだ。街中でもワインディングロードでもその魅力を実感し、ライトウェイトスポーツカーの醍醐味を存分に堪能できる。スペック的には、ソフトトップモデルに比べて全高が10mm高いだけで、ホイールベースも2310mmで共通する。

室内スペース：2シーターで高い完成度の走りを楽しむ

室内は、ドライバーと助手席のパッセンジャーのためだけに用意された空間。しかし、狭さによる不快さや変な圧迫感はなく必要十分なスペースを備えている。低い着座位置によって、視界などはたしかにSUVなどとは異なるが、これこそがスポーツカーだと納得できる。マニュアルならシフトを駆使し、ステアリング操作と合わせて、コーナーをクリアしていくことに夢中になる。走る楽しさにあふれる空間だ。

収納スペース：独立型トランクは、実用をこなす容量

飛行機の機内に持ち込みできるキャリーバッグ（55cm×40cm×25cm以内のサイズ）2個をトランクに収納可能で、ライトウェイトスポーツカーとしてリーズナブルな使い勝手を実現。容量は、ソフトトップモデルとほぼ同等の127Lを確保している。工具などを収納できるマルチボックスも設置する。

室内には、キー付きのリアコンソールボックス、リアストレージボックス（運転席側）などを配置。カプホルダーも2名分を用意した。

マツダロードスターRFの性能・燃費・装備

軽快感あふれる走りの性能をキープしながら、スタイリングに見合ったよりしなやかで上質な走りを目指し、2Lユニット「SKYACTIV-G 2.0」を搭載するマツダロードスターRF。ソフトトップモデルに比べて排気量のあるエンジンを積むだけに、燃費は注目してチェックしたい部分だ。合わせて、装備・機能についても見ていこう。

走行性能：2Lエンジン＋KPCがもたらす走り

搭載エンジンは高速・高負荷の走行シーンでも余裕を感じさせるパフォーマンスを追求した2L（1997cc）の直列4気筒DOHC16Vの直噴ユニット（SKYACTIV-G 2.0）。ロードスター用に縦置きして専用チューニングを施している。

さらに2018年に実施した改良で、トルク特性について全回転域にわたり大幅な見直しを実施。回転系部品の軽量化などによって、よどみなく吹き上がる軽快かつ爽快な伸び感を実現した。高回転域で出力性能を15％以上高め、最高回転数は6800rpmから7500rpmに引き上げている。パワースペックは最高出力184ps（135kW）／7000rpm、最大トルク20.9kg・m（205Nm）／4000rpm。これはソフトトップの1.5Lユニットと比べて、52ps、5.4kg・mの余裕があるパワースペックだ。

ブレーキは、フロントが15インチベンチレーテッドディスク、リアは15インチソリッドディスク。優れた応答性と確かな制動力を見せる。高性能のブレンボ社製ブレーキはRSとVSにオプションで用意した。トランスミッションは6MTと6ATをラインアップするが、RSは6MTのみの設定だ。

サスペンションは、フロントはダブルウィッシュボーン式、リアはマルチリンク式の組み合わせ。RSはビルシュタイン社製ダンパーを搭載した。そのほか足回りでは、キネマティック・ポスチャー・コントロール（KPC）にも注目だ。より一体感のある安定した旋回姿勢を実現するロードスターならではの技術で、タイトコーナーでボディが大きく傾くシーンでも、この技術によってクルマが地面に吸い付くように安定。より安心してアクセルを踏み込める優れもので、全車に採用する。

安全性能：安全思想と機能で走りをサポート

運転をサポートする最適なドライビングポジションや、オルガン式アクセルペダルなど基本機能でも高い安全思想を貫くロードスターRF。2018年の改良では、先進安全技術「i-ACTIVSENSE」の装備の多くを標準化している（2019年にも安全性能を改善）。左右各12ブロックのLEDを個別に自動点灯・消灯するアダプティブLEDヘッドライト（ALH）、アドバンストスマートシティブレーキサポート（アドバンストSCBS、夜間歩行者検知機能付き）、AT誤発進抑制制御（前進時・後退時）などさまざまなシステムで安全運転をサポートする。

燃費性能：改良で燃費性能の見直しも実施

搭載する「SKYACTIV-G 2.0」は、ミラーサイクル、直噴、エネルギー回生機構などによって燃費性能も追求。2018年の改良で、パフォーマンスの改善とともに、燃焼システムの見直しにより環境・燃費性能も向上している。WLTCモード燃費は、6MTモデルが15.8km／L、6ATモデルが15.2km／Lとなる。1.5Lエンジン搭載のソフトトップモデルと比べてMTで1km／L、ATで2km／Lのマイナスになるが、500ccの排気量分の余裕ある走りとのトレードオフといったところだ。

装備・機能：マツダコネクトが快適ドライブを実現

快適装備では、オートエアコン、アドバンストキーレスエントリーシステム、クリアタイプエアロボード、レインセンサーワイパー、オートライトシステムなどを全車に標準装備。オーディオはRSとVS系にBOSEサウンドシステムを装備する。ナビシステムはディーラーにて、ナビゲーション用SDカードPLUSをオーダーとなる。

マツダコネクトは、燃費情報のほか各種のメンテナンス情報、i-DM情報などを表示。さらにApple CarPlay、Android Autoに対応し、通話やメッセージ送受信、音楽の再生なども可能だ。

マツダロードスターRFおすすめポイント要約

ロードスターは、1989年に初代がデビュー。4代にわたって2シーター小型オープンスポーツカーとしては異例の110万台以上を販売してきた。そのオープンエアドライブの楽しさとライトウェイトスポーツとしての走りの醍醐味を、ロードスターRFは、よりスマートに味わえるモデルとして注目したい。

電動格納式ルーフのリトラクタブルハードトップは、スイッチひとつで開閉が可能。クローズ時の快適性や静粛性は、ソフトトップモデルを大きく凌ぎ、上質な時間を過ごすことができる。一方、走りの性能も優秀で、ワインディングロードなどで軽快かつ痛快なドライビングが楽しめる。2Lエンジンのトルクフルな特性もクルージングの質を高めてくれる。

グレード選定は、走り優先なら、ビルシュタインダンパーとレカロシート装備のRSは魅力的だ。VSはレザーシート、ベーシックなSはクロスシートの仕様で、VSとSで検討するならレザーシートにこだわるかどうかがまずはポイントになりそうだ。