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マツダ マツダ MAZDA3セダン 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格

  • 2025/04/15

マツダ 3 セダンの新型モデル情報を紹介します。マツダ 3 セダンの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。マツダ 3 セダン新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。

マツダ 3 セダン新型モデルの概要

マツダ 3 セダンは、ファストバック(ハッチバック車)とともにシリーズを構成。1960年代に誕生したファミリアを源とし、先代はアクセラとなる。

ファストバック同様、デビューは2019年5月。単なる付け足しのノッチバックスタイルとするのではなく、ファストバックと異なる個性を持たせたエクステリアを創造している。

デビュー以来、車種追加や特別仕様車の発売、そして6度の改良などを経て、2024年11月には、新機種の「ブラックセレクション」などが登場している(発売は12月)。このページでは、新グレードを含めた最新仕様を中心に、マツダ 3 セダンの魅力を見ていこう。

パワーユニットは、2Lの直4ガソリン(スカイアクティブG)、1.8L直4ディーゼルターボ(スカイアクティブD)、そして、SPCCI(火花点火制御圧縮着火)を実用化した新世代ユニット(スカイアクティブX)を用意して登場した。1.5Lガソリンは当初ラインアップされなかったが、2020年5月に追加された。2022年8月(発売は9月下旬以降)には、2LのスカイアクティブGが、マイルドハイブリッド仕様に進化。ラインアップを強化してきたセダンだが、2023年4月の改良で、2LのスカイアクティブGマイルドハイブリッド仕様と、1.8L直4ディーゼルターボの2タイプに搭載エンジンを整理している。

最新モデルのグレード構成は、「e-スカイアクティブG 2.0」、「スカイアクティブD 1.8」のそれぞれに、「Sパッケージ」、「ブラックセレクション」、「ツーリング」、特別仕様車の「レトロスポーツエディション」をラインアップしている。駆動方式は全車、FFのみ。トランスミッションは、全タイプに6速ATを搭載する。

では、さっそく、マツダ 3 セダンの魅力を、最新モデルを中心に、デザインや実用性、走行性能などといったポイントごとに、確認していこう。

マツダ 3 セダンの外観・内装デザイン

マツダ 3 セダンは、「日常が鮮やかに輝くパーソナルカー」をコンセプトにファストバックモデルとともにデビューした。まずは、「魂動デザイン」をさらに深化させながらファストバックと差別化を図った外観と、内装デザインの注目ポイントにスポットを当てて、マツダ 3 セダンの個性を見ていこう。

外観:大人の品格を追求したデザイン

ひとつの車名のなか、セダンとファストバックでまったく異なる、2つの個性を表現したというマツダ 3。先代のアクセラと異なり、ボディパネルは、ファストバックと差別化した部分が多く、フロントフェンダー、フロントドアまでも、セダンとファストバックで異なるデザインを採用した。

「色気のある塊」をテーマとしたファストバックに対して、セダンは「凛とした伸びやかさ」をテーマに、水平方向のラインを重視したエクステリアを持つ。伝統的な3ボックスセダンのスタイルに沿ったうえ、伸びやかで優雅なワンモーションのデザインの採用で、落ち着いた大人の品格と優雅さを表現している。

ヘッドライトは薄型デザイン。リアコンビランプは4灯の丸型ランプだが、丸型ランプを連続感ある組み合わせとして、エレガントさや安定感をアピールする。

内装:シンプルで心地よいインテリア

ブラックのファブリック内装のほか、「ツーリング」にはオプションでブラックのレザー内装をラインアップ。特別仕様車の「レトロスポーツエディション」は、テラコッタ+ブラックのツートンインテリアとなる。ちなみに、デビュー当初は、ホワイト内装も存在した。

ファストバック同様、コックピットは、ステアリングホイールと3眼メーター、左右のエアコンルーバーによるシンメトリーな構成。同時にそれらがドライバーに正対する造形とすることで、ドライバーとクルマの一体感を向上させている。

インストルメントパネルの水平軸の中に、エアコンのコントロールパネルと助手席側ルーバーを一体化。ステアリングホイールのスポークを従来よりも細くするなど、あくまでシンプルな美しさを突き詰めたデザインが印象的だ。

シフトレバーまわりは、「2層成形シフトパネル」を採用。表層のカラークリア層と基材の黒いメタリック層の2層構造によって、光を受けると奥から模様が浮かび豊かな表情を見せるなど、ディテールまでこだわったデザインだ。

マツダ 3 セダンのサイズ・室内スペース

ボンネットとトランクの高さを低く抑え、前後方向に一筆で描いたような伸びやかで優雅なプロポーションを持つマツダ 3 セダン。実際のサイズは取り回しに関係するだけに注目したいポイントだ。また、快適性や使い勝手を左右する室内スペースと、収納についてもチェックしていこう。

ボディサイズ:ファストバック比200mm長い全長

マツダ 3 セダンのボディサイズは、全長4660㎜×全幅1795㎜×全高1445㎜。ファストバックよりも200mm長い全長を持っているが、幅はファストバック同じく1.8mを切る数値だ。

他社のモデルと比較すると、同様に独立したトランクを持つ3ボックススタイルのカローラ セダンよりも165mm長く、50mm幅広。マツダ 3 セダンはひと回り大きなボディだとわかる。ちなみに、シビックに比較して100mm長く、プリウスよりも60mm長い。

狭い駐車場での切り返しなどでは、バックカメラや360度ビューモニターの恩恵を感じるだろう。

室内スペース:心地よさと静粛性を追求

ホイールベースは、ファストバックと共通の2725mm。後席のヘッドルーム(947mm)やレッグルーム(891mm)など、室内のゆとりもファストバックと共通する。

どんなシーンでも乗る人すべてに、クルマの楽しさと、心地よさに包まれる歓びを提供。乗る人の不快感をなくすことを目指し、タイヤからサスペンションそしてボディを通じて伝わる突き上げを滑らかに減衰させて、騒音や振動を減少させた。音の大きさだけでなく、伝わる時間や到来方向までもコントロールすることで、不快に感じない優れた静粛性も実現している。

収納スペース:キャパのある実用的なトランク

独立したトランクには、67Lのスーツケースを3個、または9インチのゴルフバッグ2個を収納可能。ファストバックよりも奥行きと幅のあるスペースで、寸法は荷室長1100mm(後席使用時)、荷室幅1300mm、荷室高540mmだ。奥行きで260mm、幅で200mm、セダンにアドバンテージがある。リアシートは6対4の分割可倒式となっていて、床下にサブトランクボックスも設置する。

キャビンは、フロントカップホルダー(2つ)、ボトルホルダー付きドアポケット(前後、両側)、シートバックポケット(助手席)、オーバーヘッドライトサングラスホルダーを用意。

カップホルダーをシフトレバーの前に配置したことで、フロントコンソールのセンターアームレストの長さを先代モデル比で約2倍に延長。コンソール内は深さもある。ちなみにカップホルダーの前方はトレー状になっている。リアシートにもセンターアームレストを備え、そこに後席用カップホルダー(2つ)を設けている。

マツダ 3 セダンの性能・燃費・装備

高い運動性能と、快適性を両立させたマツダ 3 セダン。その走りの性能を引き上げるための進化や、ランニングコストに関連する燃費など、気になるポイントをチェックしていこう。合わせて、安全性能や、装備・機能についても見ていこう。

走行性能:最新仕様はパワートレイン2種

デビュー時、3タイプのパワートレインを搭載し、2020年5月には1.5Lガソリンを追加したマツダ 3 セダン。最新のラインアップでは、2Lのマイルドハイブリッドである「e-スカイアクティブG 2.0」と、1.8L直4ディーゼルターボの「スカイアクティブD 1.8」を設定している。なお、「スカイアクティブD 1.8」は2020年11月(発売は2021年1月)の改良で出力アップを受けたユニットとなる。

また、2021年10月(発売は11月下旬)の改良もまた走りの質感を高めるもので、まずは、吸排気エンジンサウンドの進化がある。吸気口やサイレンサーに手を加え、加速時のエンジンサウンドを強調。シフトアップごとに変速タイミングとサウンドの変化をシンクロさせて、リズムよく変速する気持ちよさを追求している。加えて、ATモデルでは、アクセルペダルの反力を上げ、操作感を明瞭にすることでクルマとの一体感を高める改良を行った。

新世代車両構造技術「SKYACTIV-VEHICLE ARCHITECTURE(スカイアクティブ ビークル アーキテクチャー)」を採用。そのほか、G-ベクタリング コントロール プラス(GVC Plus)も全車に採用する。4WDモデルには、前後輪へのトルク配分を自動的に最適化する先進のAWDシステム(i-ACTIV AWD)を搭載した。

安全性能:改良でCTSの上限速度を拡大

最適なドライビング姿勢の構築のほか、Aピラーの細さや形状を最適化することで斜め前方視界の死角低減。ワイパーの払拭性能を高めるため、作動速度のコントロールを緻密に造り込むなど、安全・安心のコックピットづくりに根底から尽力している。

車内センターディスプレイ脇に設置した赤外線カメラによる「ドライバー・モニタリング」(メーカーセットオプション設定)、高速道路や自動車専用道路の渋滞時に運転疲労の軽減をサポートする「クルージング&トラフィック・サポート(CTS)」(上級モデルに標準装備)、「前側方接近車両検知(FCTA)」などを新たに設定してデビューしている。

2020年11月(発売は2021年1月)の改良では、クルージング&トラフィック・サポートの作動上限速度を高速域まで拡大。2023年4月(発売は6月上旬)には、AT誤発進抑制制御[前進時/後退時]を、従来の「車・壁などの障害物」に加えて「歩行者(前方)」も検知対象に。また、ドライバー・モニタリングに「わき見警報機能」を追加した。

燃費性能:MハイブリッドのWLTC燃費は16.7km/L

最新モデルの燃費データを紹介すると、マイルドハイブリッド(Mハイブリッド)を採用する「e-スカイアクティブG 2.0」は、WLTCモード燃費16.7km/L(FF、ATのみ)。デビュー時に搭載していた非ハイブリッドの「スカイアクティブG 2.0」では15.8km/L(FF、AT)だったので、0.9km/Lのアップとなる。

ディーゼルエンジンの実用燃費を追求した「スカイアクティブD 1.8」のWLTCモード燃費は21.5km/L(FF、ATのみ)。デビュー時の仕様と比較して1.5km/Lの向上を果たしている。

同ユニットを搭載するSUVのCX-30と比べてみると、「e-スカイアクティブG 2.0」は0.5km/L、「スカイアクティブD 1.8」は2.0km/L、燃費データが優れる。

装備・機能:全車アルミホイールを標準装備

最新モデルの装備は、ステアリングオーディオスイッチ、コマンダーコントロール、オートエアコン、リアヒーターダクトなどを全車に採用し、タイヤサイズは全車215/45R18。アルミホイールも全車に標準装備し、「ブラックセレクション」と「レトロスポーツエディション」のアルミホイールはブラック塗装タイプとなる。

運転席パワーシート、運転席&助手席シートヒーター、ステアリングヒーターは、「Sパッケージ」を除く全車に標準装備。センターディスプレイは、「Sパッケージ」では8.8インチが標準で10.25インチがオプション、そのほかのグレードは10.25インチを標準装備する。

「Sパッケージ」と「ブラックセレクション」はバックガイドモニターを装備し、「ツーリング」と「レトロスポーツエディション」には360度ビューモニターを装備する。

シート表皮は、「Sパッケージ」、「ブラックセレクション」、「ツーリング」の3グレードがブラックのクロス。そのうち「ツーリング」はブラックのスムースレザーをオプションで設定した。「レトロスポーツエディション」のシート地は他のグレードと異なり、合成皮革(テラコッタ)+レガーヌ(ブラック)のコンビシートを採用する。

オーディオは、レトロスポーツエディション」がBOSEサウンドシステム(12スピーカー)を標準で装備し、そのほかのグレードでは8スピーカーのマツダハーモニックアコースティックスが標準(BOSEサウンドシステムはオプション)となっている。

マツダ 3 セダンおすすめポイント要約

ダイナミックな塊感が特徴のファストバックに対して、上質で落ち着きに満ちた大人のための4ドアといったキャラクターのマツダ 3 セダン。エレガントで優雅なプロポーションを求めるならセダンをまず検討したい。

なお、ファストバックと同様、車種追加や特別仕様車の設定なども実施してきた。2024年11月に追加された「ブラックセレクション」、「iセレクション」、「レザーツーリングセレクション」は注目したいグレード。また、レトロモダンのムードが魅力の「レトロスポーツエディション」も見逃せない存在だろう。

デビュー以来、パワートレインの変更も実施され、最新のラインアップでは、1.5Lモデルや、SPCCI採用のスカイアクティブXがラインアップにないため、これらは中古車でチェックしたい。ただ、ファストバックに比べてセダンは市場に出ている中古車が少ないため、丹念に探す必要がある。場合によっては、中古車では、ファストバッも合わせて検討すると、多くの候補からお気に入りの1台をみつけることができそうだ。

マツダMAZDA3セダン 2024年12月発売モデル

20S Sパッケージ

価格 258万円
排気量 2000cc
駆動方式 FF
最高出力 156 ps(115 kW)/6000rpm
最大トルク kg・m(20.3 Nm)/4000rpm
乗員 5名
燃費 -

20S ブラックセレクション

価格 280万円
排気量 2000cc
駆動方式 FF
最高出力 156 ps(115 kW)/6000rpm
最大トルク kg・m(20.3 Nm)/4000rpm
乗員 5名
燃費 -

20S ツーリング

価格 284万円
排気量 2000cc
駆動方式 FF
最高出力 156 ps(115 kW)/6000rpm
最大トルク kg・m(20.3 Nm)/4000rpm
乗員 5名
燃費 -

20S レトロスポーツエディション

価格 299万円
排気量 2000cc
駆動方式 FF
最高出力 156 ps(115 kW)/6000rpm
最大トルク kg・m(20.3 Nm)/4000rpm
乗員 5名
燃費 -

XD Sパッケージ

価格 285万円
排気量 1800cc
駆動方式 FF
最高出力 130 ps(95 kW)/4000rpm
最大トルク kg・m(27.5 Nm)/1600〜2600rpm
乗員 5名
燃費 -

XD ブラックセレクション

価格 307万円
排気量 1800cc
駆動方式 FF
最高出力 130 ps(95 kW)/4000rpm
最大トルク kg・m(27.5 Nm)/1600〜2600rpm
乗員 5名
燃費 -

XD ツーリング

価格 311万円
排気量 1800cc
駆動方式 FF
最高出力 130 ps(95 kW)/4000rpm
最大トルク kg・m(27.5 Nm)/1600〜2600rpm
乗員 5名
燃費 -

XD レトロスポーツエディション

価格 327万円
排気量 1800cc
駆動方式 FF
最高出力 130 ps(95 kW)/4000rpm
最大トルク kg・m(27.5 Nm)/1600〜2600rpm
乗員 5名
燃費 -

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