直列5気筒 2.5ℓ（アウディRS3、RS Q3、TTRS） RSが搭載する伝統の5気筒はやはりハイパフォーマンスエンジン［EA855：2.5 TFSI］

• ドイツメーカー
• フォルクスワーゲン／アウディ
• 2020/01/06

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ゴルフは五代目までVR6というジグザグ配列の狭角V型6気筒ユニットを擁していたが、六代目でそれが生産中止となった。ところが南北アメリカ市場で2.0ℓ以上の排気量が必要となり、EA113型に1気筒を足すカタチでE A855型という2.5ℓ自然吸気の直列5気筒が誕生することになった。するとTTクーペの高性能版TTRSを企画していたアウディが、これをベースに直噴ターボ仕様に改変してTTRSを仕立てる。200kW台後半の出力を狙うため、ブロック素材は元のねずみ鋳鉄から、含有する黒鉛成分が芋虫状に生成されて剛性に優れて振動減衰能力も高いバーミキュラ鋳鉄にグレードアップ。TTRSでは最高出力は250kWだったが、のちに追加されたTTRSプラスでは圧縮比はそのままに過給圧を上げて、294kWにまで達している。