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V型8気筒 4.2ℓ(キャデラック CT6、CT6 V-Sport etc.) BMEP:25.4bar Cadillac CT6-V 欧州プレミアムカーの牙城に迫る [LTA]

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■LTA
気筒配列:V型8気筒
排気量:4195cc
内径×行程:86.0mm×90.2mm
圧縮比:9.8
最高出力:410kW/57000rpm
最大トルク:850Nm/3200-4000rpm
給気方式:ターボチャージャー
カム配置:DOHC
吸気弁/排気弁数:2/2
バルブ駆動方式:ロッカーアーム
燃料噴射方式:DI
VVT/VVL:In-Ex/○
(Cadillac CT6-V)

久しぶりに登場したキャデラックのV8は、メルセデスAMGとBMWのMを仮想敵とするスーパーハイパフォーマンス仕様となった。500psオーバーを発揮することだけでなくターボチャージャーの配置もまた、ライバル同様のバンク間配置。GMではこれを「ホットV」と呼ぶ。ふたつのターボはツインスクロールタイプで、V8固有の排気干渉の影響を受けることなく最大1.38barの過給圧を発揮する。GMのV8エンジンが押し並べてショートストロークなのに対し、本機はS/B比1.05のロングストロークを採用。冷却損失を減じる目的以前に、ピストンの慣性質量を減らしてツイン&ツインスクロールターボのレスポンスをさらに向上させることを狙っている。バンク間ターボ直上に配置されたインタークーラーは水冷式。吸気の経路を最大限短縮すると同時に吸気温度を74℃以下に保つ。スロットルは吸気チャンバー部ではなくバンク毎にふたつ用意されるなど、徹底的にレスポンス向上策を盛り込んでいる。