三菱重工と三井E&Sがタッグを組んで建造 三菱重工、防衛省向け3,900トン型護衛艦(新艦艇)2隻の建造契約を締結
- 2018/11/03
- Motor Fan illustrated編集部

三菱重工業は、防衛省が2018年度に調達を開始した3,900トン型護衛艦、いわゆる「新艦艇」のうち初年度調達分2隻の建造契約を、同省と締結した。周辺海域の防衛や海上交通の安全確保および国際平和協力活動などを機動的に行なえるように多様な任務への対応能力の向上とコンパクト化をコンセプトとしており、対機雷戦機能なども備える護衛艦である。
今回の建造契約は、2017年度に実施された企画提案に対する審査の結果、評価点合計が最も高かった三菱重工業が主事業者に選定され、2番目に高かった三井E&S造船株式会社が下請負者に選定されたことによるものだ。初年度契約の2隻は、三菱重工業の設計図面に基づき、1隻目を三菱重工業の長崎造船所(長崎市)、2隻目を三井E&S造船の玉野艦船工場(岡山県玉野市)でそれぞれ建造し、いずれも2022年3月の引渡し予定である。
防衛省は、計8隻の建造を予定しており、三菱重工業が6隻、三井E&S造船が2隻建造する計画だ。
海上自衛隊向けの艦艇建造において、主事業者の設計図面に基づき主事業者の造船所と下請負者の造船所で同時期に建造するのは、今回が初めての取り組みとなる。三井E&S造船とは共同で詳細設計作業を進めることとしており、今後は両社がプロジェクト体制で協力していくことで合意している。
なお、両社はこれを機会に、広く周辺分野ならびに将来案件について個別に協業を検討していくこととしている。
三菱重工は2013年10月、陸・海・空にまたがる防衛装備品事業を防衛・宇宙ドメイン(現航空・防衛・宇宙ドメイン 防衛・宇宙セグメント)に集約し、防衛事業を一元的に運営することにより機能・性能ならびにコストパフォーマンスに優れた最新鋭の艦艇を提案するなどのシナジーを発揮している。
|
|

自動車業界の最新情報をお届けします!
Follow @MotorFanwebおすすめのバックナンバー
これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。
日産キックス600km試乗インプレ:80km/h以上の速度域では燃費が劇...
BMW320d ディーゼルの真骨頂! 1000km一気に走破 東京〜山形往復...

日産ノート | カッコイイだけじゃない! 燃費も走りも格段に洗練...
渋滞もなんのその! スイスポの本気度はサンデードライブでこそ光...
PHEVとディーゼルで燃費はどう違う? プジョー3008HYBRID4とリフ...
スズキ・ジムニーとジムニーシエラでダート走行の燃費を計ってみた...
会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ

フェアレディZ432の真実 名車再考 日産フェアレディZ432 Chapter2...

マツダ ロータリーエンジン 13B-RENESISに至る技術課題と改善手法...

マツダSKYACTIV-X:常識破りのブレークスルー。ガソリンエンジン...

ターボエンジンに過給ラグが生じるわけ——普段は自然吸気状態

林義正先生、「トルクと馬力」って何が違うんですか、教えてくだ...

マツダ×トヨタのSKYACTIV-HYBRIDとはどのようなパワートレインだ...
3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説

3分でわかる! スーパーカブのエンジンが壊れない理由……のひとつ...

3分でわかる! マツダのSKYACTIV-X(スカイアクティブ-X)ってな...

スーパーカブとクロスカブの運転が楽しいのは自動遠心クラッチ付...

ホンダCB1100の並列4気筒にはなぜV8のようなドロドロ感があるのか...

ホンダ・シビック タイプRの謎、4気筒なのになぜマフラーが3本?
