同社製品を満載した「安全・環境ワイヤーフレームデモカー」も展示 【東京モーターショー2017】豊田合成は次世代コックピット&フロントモジュール、歩行者や乗員の衝撃を吸収する「フレスビー2」を公開
- 2017/10/30
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遠藤正賢
10月27日より11月5日まで東京ビッグサイトで開催されている「第45回東京モーターショー2017」で、豊田合成は東5ホールにブースを構えている。
その中で同社は、『~Technology for Goodness~「安全で環境にやさしく快適なクルマづくり」に貢献』をテーマに、2020年頃の自動運転・電動化時代への対応コンセプトモデルとして、「次世代コックピットモジュール」と「次世代フロントモジュール」を公開。さらに、2030年頃の超小型モビリティを想定したデザインコンセプトモデルとして、歩行者や乗員の衝撃を吸収する「フレスビー2」を出品している。
「次世代コックピットモジュール」は、自動運転時代にクルマに運転を任せてリラックスできる車内空間を創出するために、ヒューマン・マシン・インターフェイス(HMI)として機能するインストルメントパネルやコンソールボックスを搭載。また、カメラやセンサーでドライバーの状態を検知する機能を持つ「次世代ステアリングホイール」も備えている。
「次世代フロントモジュール」には、自動運転システムを支えるカメラやミリ波レーダなどを内蔵したグリルモジュール、運転状態をLEDで周囲に知らせる外装コミュニケーションランプのほか、クルマの軽量化やデザイン性向上に貢献する樹脂製ボディを採用した。
前回の東京モーターショーに出品されたエアバッグカー「フレスビー」の進化形といえる「フレスビー2」は、エクステリアコンセプトとインテリアコンセプトに分けて出品。
エクステリアコンセプトには、「おもわず抱きつきたくなるクルマ」をテーマに、柔らかいボディを持つことで万一の歩行者との接触時に衝撃を緩和する安全機能や、LEDの光で周りのドライバーや歩行者などとコミュニケーションする機能を搭載。また、ゴムの専門メーカーであるアドバンスト・ソフトマテリアルズ社と開発した、電気の力で動く次世代ゴム「e-Rubber」を用い、クルマのボディを変形させる。
インテリアコンセプトは、乗員を包み込む柔らかな質感を持つ素材のほか、LEDによる癒しの空間の演出や、クルマと友達のように意思疎通ができるコミュニケーション機能を備えている。
そのほか、安全に貢献する製品として、乗員保護エアバッグや、歩行者保護をサポートするポップアップフードアクチュエーター、ミリ波レーダ対応エンブレムなどを搭載。環境に対応した製品として、金属からの樹脂化により大幅な軽量化を実現した樹脂フューエルフィラーパイプや、クルマの低消費電力化に貢献するヘッドランプ用LED光源などを搭載した「安全・環境ワイヤーフレームデモカー」も展示している。
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