ステアリングでタップ、フリック、スワイプ [人とくるまのテクノロジー展2018名古屋]
- 2018/07/12
- Motor Fan illustrated編集部
最新の操舵支援機能が備わったクルマに乗ったことのある方なら「ハンドルを保持してください」とクルマから叱られたご経験があるはず。ステアリングのシャフト部に備わるトルクセンサが、一切のトルク変動がない=握っていないという判断を下し、件のアラートとなって現れるという仕組みだ。
そのトルクセンサの代わりに、ステアリングホイールそのものでハンドル保持を検知しようというのが本システムの狙い。豊田合成との協業だ。たとえばアメリカの広大ないつまでもまっすぐ続く道みたいなものを想像してほしい。仮にステアリングを保持していたとしてもトルクセンサは検知が困難ということも考えられるケースだ。ステアリング自体で保舵を検知できれば、より高精度に操舵支援機能を使用できる可能性があるというわけだ。保舵を検知する仕組みとしては、静電容量式センサを用いる。
じつは、トルクセンサの代わりとしての本システムは高コストを招いてしまう。そこで東海理化はさらなる高機能化を狙った。手放し検知技術の、ジェスチャー入力への応用である。
通常、ステアリングホイールを握るのは5本の指すべて。そこで、握っている指の本数が一時的に変化することで静電容量の差を検知し、それを入力操作とすることを研究開発中だ。「それって、スマホで一般的なタップやスワイプやピンチといった操作も認識できるようになるんですか」と訊いたら、ひとつの静電容量センサでは難しいが複数を備えて組み合わせれば可能性はあるという。3時および9時の部分をタップするとウインカー作動、2本の指を滑らせるとボリュームコントロール、6時の部分をピンチするとカーナビのスケール変更──いかにも便利で面白くなりそうではないか。
|
|
|
自動車業界の最新情報をお届けします!
Follow @MotorFanwebおすすめのバックナンバー
自動車業界 特選求人情報|Motor-FanTechキャリア
「自動車業界を支える”エンジニアリング“ 、”テクノロジー”情報をお届けするモーターファンテックの厳選転職情報特集ページ
コネクタに強みを持つ世界トップ級の外資系電子部品メーカー
設計開発<電動車用コネクタ製品>
年収
600万円〜950万円
勤務地 神奈川県川崎市,静岡県掛川市
この求人を詳しく見る
ダイハツ工業株式会社
熱マネジメント性能企画・開発<BEV(バッテリー電気自動車)>
年収
400万円〜800万円
勤務地 大阪府池田市桃園2丁目1番1号
この求人を詳しく見る
「自動車業界を支える”エンジニアリング“ 、”テクノロジー”情報をお届けするモーターファンテックの厳選転職情報特集ページ
コネクタに強みを持つ世界トップ級の外資系電子部品メーカー 設計開発<電動車用コネクタ製品>
| 年収 | 600万円〜950万円 |
|---|---|
| 勤務地 | 神奈川県川崎市,静岡県掛川市 |
ダイハツ工業株式会社 熱マネジメント性能企画・開発<BEV(バッテリー電気自動車)>
| 年収 | 400万円〜800万円 |
|---|---|
| 勤務地 | 大阪府池田市桃園2丁目1番1号 |