世界のエンジン オールアルバム file 075:RENAULT K9K 日産/ルノー、そしてメルセデスが搭載する1.5ℓディーゼル——K9K “dCi 75 / 90 / 110”
- 2019/02/17
- Motor Fan illustrated編集部
■ K9K
シリンダー配列 直列4気筒
排気量 1461cc
内径×行程 76.0mm×80.5mm
圧縮比 17.9
最高出力 81kW/4000rpm
最大トルク 260Nm/1750rpm
給気方式 ターボチャージャー
カム配置 SOHC
ブロック材 鋳鉄
吸気弁/排気弁数 1/1
バルブ駆動方式 ロッカーアーム
燃料噴射方式 DI
VVT/VVL ×/×
日産と共同開発された1.5ℓディーゼルエンジン。ルノーが第4世代とするこの1.5ℓ4気筒は、出力が55kWのdCi75、66kWのdCi90、81kWのdCi110と呼び分けられている。
カムトレーンはベルト駆動で、16万kmの保証。リバース・ローテーションターボを装備し、dCi110のみVGターボを採用している。インジェクターの噴射圧も140MPaから165MPaに増大(コンチネンタル製)、これに伴い各部材も強化されている。EGRは高圧/低圧ともに導入する。排気触媒は現在ではおなじみの酸化触媒×2+DPFという構成で、これによりユーロ6に適合する性能を得ている。
パートナーシップを結んでいるダイムラーとは、メルセデス・ベンツAクラス(先代)/Bクラスにも展開、ルノーファミリーでは横置き搭載のみの展開だが、縦置き搭載も顧客の要望次第とアナウンスしている。
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