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MotorFan.jp メカニズム詳密解説シリーズVol.8『TOYOTA MIRAI』 トヨタMIRAIのメカニズムを徹底解説!

  • 2018/07/28
  • ニューモデル速報
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燃料電池システムのレイアウト

写真は車体を上から見たもの。黄色の部品が水素タンクで、直径を抑えて搭載性を高めるために2本に分割されている。車体中央にあるのがFCスタックで、センターコンソール部分に飛び出しているのが昇圧コンバーターだ。

水素タンクの構造

内部の白い部分は水素を封じ込めるプラスチックライナー。メイン部分は炭素繊維強化プラスチックで構成し、耐圧強度を確保する。表面の黄色い層はガラス繊維強化プラスチックで、表面を保護するためのもの。

水素の充填口

一般のガソリン注入口のように、フューエルリッドを開けて水素を充填。ラッチをロックすることで外気から遮断され、高圧の水素を送り込む。

炭素繊維の巻き方の変更

プラスチックのライナー形状の改良と積層パターンの効率化により、高価な炭素繊維の使用量を従来より約40%少なくしている。量産のためのコスト低減に大きく貢献した。

補機類用の鉛バッテリー

燃料電池、充放電用のニッケル水素電池に加えて、システム起動などに使われる鉛バッテリーも搭載。トヨタのハイブリッド車と同様にトランクルームに設置されている。

発生した水分の排出

車体後部の左側、通常ならマフラーがあるあたりに、燃料電池の発電で発生した水分の排出口がある。出口は下を向いており、FCスタックの状況によっては写真のように水分が勢い良く出てくる。

低重心化を実現したシャシー

ニッケル水素電池こそ後席後方の高めの位置にあるが、その他の重量物の多くを床下に配置することで、重心を下げて俊敏な運動性能と快適な乗り心地を高いレベルで両立させた。

前後サスペンションの構造

左がマクファーソンストラット式のフロントサスで、右がトーションビーム式のリヤサス。基本構成はプリウスαのものを使い、ジオメトリーなども共通だ。

フロア下の空力処理

排気管などが存在しないため、床下全体をフルカバー化することで空気抵抗を大きく低減。またカバーに垂直のフィンを設定し整流効果を高めている。

エアロスタビライジングフィン

リヤコンビネーションランプには、トヨタ車ではおなじみとなったエアロスタビライジングフィンを設定。渦を発生させ車体を左右から押さえこみ、直進安定性を高める。

専用設計のアルミホイール

17インチサイズのアルミホイールは、ディスクとリムの交差部分を削ることで軽量化するエングレイブ加工が施されている。ハブは重量級ボディに対応するため5穴だ。

モーターファン別冊ニューモデル速報 No.502 トヨタMIRAIのすべて

「水素社会」に躍進!世界初の燃料電池市販車

ドライビングインプレッション
燃料電池車普及へのトヨタの挑戦
購入&所有シミュレーション
新城ラリー2014で公道初走行の舞台裏
開発ストーリー
メカニズム詳密解説
デザインインタビュー
使い勝手徹底チェック
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縮刷カタログ
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