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ホビーユースの強い味方、2列仕様のシエンタFUNBASE登場!<シエンタFUNBASE編> より安全で低燃費に、そしてアクティブに。新型トヨタ・シエンタを検証 Part2

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トヨタ・シエンタ

ホビーユースの強い味方
2列仕様のシエンタFUNBASE登場!


並ぶ者ない個性派プチバンとして人気のシエンタが、マイナーチェンジされた。より上質さを感じさせる外観の変更に、安全装備の充実。そしてなにより2列シート仕様のFUNBASEが加わったことが最大のニュースだ。

リヤシートも刷新された
2列仕様FUNBASE


 「FUNBASE」の後席(2列目席)は3列仕様2列目席のタンブル格納とは違うチルトダウン格納機構を備え、後席を倒すことで、フラットかつ、26インチのマウンテンバイク2台を積載できる最大荷室長2,065㎜もの大容量ラゲッジ&車中泊での居住空間、ベッド空間を確保。

 デッキサイド両側にはユーティリティホールが9個ずつ備わり、純正アクセサリーのユーティリティフックやシステムバーなどと組み合わせることで、さまざまなアクティビティ用途に対応する。

 ラゲッジフロアの5対5分割デッキボードは反転させることでラゲッジの高さを左右別々に調節でき(最小天井高はローデッキ約110㎝、ハイデッキ約93㎝)、表裏のカーペットと樹脂面の使い分けも可能。さらにラゲッジ床下には大容量のデッキアンダートレイを備え、車中泊時の小さな荷物の置き場にも困らない(容量はガソリン車のほうが大)。

 また、先進安全支援機能も進化させ、アクセルとブレーキを踏み間違えた時などに、障害物を検知して自動でブレーキを掛けるインテリジェントクリアランスソナー(パーキングサポートブレーキ〈静止物〉)を新設定するとともに、歩行者(昼間)検知機能を追加したトヨタセーフティセンスや、車両を上から見たような映像を表示するパノラミックビューモニターを設定している。

 さらに実用装備として、パワースライドドアのクローズ中に施錠操作を行なうと、クローズ後の施錠を予約できるパワースライドドア予約ロック機能(スマートロック操作)や、後席に荷物を置き忘れた場合に通知してくれる、という日本車初のリヤシートリマインダー機能などを新採用している。

 ところで、FUNBASEは、シエンタをただ2列シート化しただけではない。2列目席の格納方法をタンブル格納からチルトダウン格納機構に改めたことで、クッション構造=掛け心地が異なるのだ。3列シートの2列目席は鉄ワイヤーでクッションパッドを受け、ウレタンフォームのたわみでクッション感を出しているのに対して、FUNBASEの後席(2列目席)は伸縮スプリング付ワイヤーでクッションパッドを受ける、より座面がたわみやすいコンターマット構造を採用している。

 結果、ソフトながら座面に底付き感がある3列仕様の2列目席の掛け心地に対して、FUNBASEの後席(2列目席)はソファ感覚の、座面に底付き感のない、より厚みある掛け心地を実現しているのだ。簡単に言えば、FUNBASEのほうが2列目の掛け心地に優れている。

◆フラットな大容量ラゲッジがFUNBASEの魅力

シエンタの大容量ボディを活かして登場したFUNBASE
それは、ただ3列目シートを取り払っただけではなく、多くの工夫が凝らされている。

フル乗車時でもワゴン車以上の広大なラゲッジスペースが出現する。3列仕様の3 列シートを倒しても、シート取り付け用の穴があったりシートとの隙間が生じるが、FUNBASEなら隙間なく完全フラットなスペースだ。
3列仕様の2列目シートは、タンブル格納もあってやや平板だったが、FUNBASEの2列目シートは厚みのあるゆったりしたもの。ワンタッチで背もたれを倒すと、ラゲッジと完全フラットに。
ラゲッジの横面にはユーティリティホールが。 左右それぞれ、壁面に8個、さらにピラー部にもひとつの合計9個用意される。
左右分割式のデッキボードは上向き(左)ではラゲッジとフラットに。反転させると(右)荷室高を稼げる樹脂のフロアとなる。

FUNBASEを使い倒すために、オプション類も豊富に用意。ユーティリティホールを使ったシステムバーやアッパーボードなど、ラゲッジをフルに使って楽しめるように。

フォルム的に3列車とFUNBASEの違いはない。リヤハッチのナンバープレート下部に「FUNBASE」のロゴが入るのが見分けるポイントだ。ボディカラーは写真のベージュがFUNBASE専用設定となっている。

<b>トヨタ・シエンタ FUNBASE G(FF)</b>
●1.5ℓ+モーター
●最高出力:74㎰(モーター61㎰)
●最大トルク:11.3㎏m(モーター17.2㎏m)
●JC08モード燃費:28.8㎞/ℓ
●車両本体価格:234万0360円

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